編集済
(二次創作IFストーリー 海神様の罰当たり 2100文字)
【選択肢画面】
梓紗と一緒に帰る
ピッ→ どうにかして二人きりになる
大会優勝を決めた僕らは、そのまま一緒に帰る予定だったが・・・
「うげえ・・このタイミングの呼び出しとか最悪・・
ひーくん、お姉ちゃんは急行列車で先に帰るね・・若菜ちゃんと変なことしないように!!」
残された利央さんと二人で、日没直前の浜辺を歩く。
静かな波音を聞き、砂に時々足を取られながら、穏やかな時間が流れていく。
ロマンチックな状況で夕陽に浮かび上がるは、彼女の憂いのある微笑(えみ)。
手を繋ぎたいな・・と思っても、あと一歩が踏み出せない。
肌を重ねるときと違って、もどかしさを覚えてしまう。
「この辺の景色は、編集素材に使えるかもです。
集めてみてはどうでしょうか?
・・・(ボソッ)飛竜くんのいくじなし・・むすむす・・」
ごめん利央さん・・陽の当たる場所で手を繋げるまで、あと少しだけ待って欲しい。
利央さんに心の中で謝罪し、言葉に甘えてカメラを構える。
「夕陽をバックにキスをするシーン」も撮りたいけど、今の僕らは、まだLOVE同士じゃないから・・
夕陽、岩礁に打ち付ける波、貝殻、カニなどの海洋生物を、急ぎ足でカメラに収めながら歩く。すると・・
「ここ、小さな洞窟が空いていますよ。
・・む。上の方の看板に、何か書いてあるようです。」
年季が入り、かすれた文字を要約すると
『わだつみ地蔵(道祖神)の祠。満潮時は水没するため、入るべからず』
満潮までは時間がある。せっかくだし、ここの素材も集めておこう。
利央さんのスマホライトを頼りに、洞窟に足を踏み入れた。
いつかの座敷牢のように、壁部分は天然の岩肌だ。
砂と潮溜まりの床部分を踏みしめ、時々は壁に手を付きながら、奥へと進む。
潮風の匂いがやや薄くなった頃、最深部に到着した。
「むすむす。この大きく、平べったい台座は・・かつて海神地蔵が乗っていて、塩害か何かで朽ちて撤去されて、そのままになっている・・と推測できますね。」
名探偵利央さんの推理を聞きつつ、撮影を終えてカメラをしまうと・・
突然、背中にぎゅっと抱きつかれた。
密着し、彼女の体臭と体温、染み付いた磯の香りが混じり合う。
「町に帰ったら、二人きりの時間も終わりですから。
・・最後に、思い出を作っていきませんか?」
しっとりとした声が耳朶を打ち、僕の胸板が撫でられると・・もう我慢はできない。
体勢をくるりと入れ替えると、即座に舌を絡ませ、互いの急所を水着の上から攻める。
汗でも海水でもない湿気を、僕の指でかき混ぜ、塗り拡げる。
とろんとした利央さんを台座の上に乗せ、スマホライトを設置して間接照明で照らす。
「ああ・・ボトムまで抜き取られちゃいました。
もう、飛龍くんってば。すっかり見慣れた場所なのに、釘付けなんですから。
よいしょっと・・この体勢なら、もっとよく見えますよね。では、お願いします・・」
「飛竜くんの指も舌も、容赦なさすぎです。
私、洞窟より先に、飛龍くんの顔を『満潮』にしちゃいました。
こんなの恥ずかしすぎます・・むすむす。
飛竜くんも、恥ずかしい目にあってもらいますから・・にぎにぎっと・・
ふふっ、やっぱり正直者ですね。せっかくですし、派手に飛ばしてみましょう。
記録達成の瞬間、じっくり見ててあげますね・・」
「凄い飛距離でしたね・・下手すれば2メートルに達するかもしれません。
ぺろっ、むぐむぐ・・相変わらず濃ゆくて、お腹が熱くなっちゃいます。
この圧倒的な水圧、今度はこっちに欲しいです。まだ、いけますよね・・?」
利央さんは台座に手をつき、真っ白な桃を揺らした。果実に誘われる虫のように・・僕は、たまらずに飛びついたーー
利央さんをキッチリ満足させた直後。
くるぶしが海水に飲み込まれる頃、僕らは状況のヤバさに気づいた。
ーー満潮が迫りくるときだ!!
服は最低限を軽く羽織り、手荷物をまとめて、逃走を図る。
黒◯の太陽やイン◯ィ・ジョー◯ズもびっくりの、水圧からの脱出劇になった。
肌もあらわな僕らは、緊張感で汗だくになり、所々に海水の洗礼を受けて、洞窟の外でへたばった。あと10分遅れたら、本気でやばかったかもしれない。
「ふふっ・・いつもの野外遊戯よりも、別の意味でスリルがありましたね。
まあ、命がけでしたし、心臓には悪すぎですけどね・・むすっふー、ふう・・」
笑い事じゃないよ利央さん。
その後は身繕いとシャワーを済ませ、電車に飛び乗った。
『ひーくん達、どこをほっつき歩いてんの!!
個室居酒屋の予約取ったから、一緒に祝勝会するよ!帰ったらすぐ来てね!』
姉ちゃんからのメッセに『了解』を返す。
ガタンゴトンと揺れる車両、窓の外を流れていく、ビル街や山々の景色。
そして肩に乗る、温かな重み。
「むすむす・・むにゃあ・・飛竜くん、そんなへッピリ腰ではRio・Misuは握れませんよ?
ジジイのおむすびの方が、気合が入ってむすむす・・すう・・」
安心しきった寝顔。そよぐ髪が、僕の頬をくすぐる。
愛おしさがこみあげ、思わず利央さんの手に、自分の手を重ねて、軽めに「きゅっ」と握りしめたーーー
駅のホームに降り立ち、姉ちゃんの予約店に向かう途中。
利央さんが、そっと耳打ちをして・・僕はその言葉に、ドキッと跳ね上がった。
「手つなぎ。今度はちゃんと、起きている時にして下さいね、むふん♪」
(IF二次創作・END)
作者からの返信
梓紗から逃れた世界線っすね(´・ω・`)
本編じゃやりきれないサービスシーン、毎度あざっす👍
でもさすがに長いかな~と😅
毎話10人以上の感想に返事するのって結構時間使っちゃうので、書くなら短めでお願いしたいです。執筆の時間減っちゃうのでね😉
優勝おめでとうございます!これで梓紗姉さんもベースを続けられますね。そして利央ちゃんと夜のプールで2人っきり……!(笑)
作者からの返信
エロいことしなきゃいいけど(フラグ)
割切りからの、義妹への飛躍
強いわ
作者からの返信
ホントしたたかですよね😏
低評価から一気に高評価へ。
意外性🥳というのが今回の優勝に結び付いた感(それも梓紗の実力と利央の歌が本物だからこそ)
梓紗の暴露でいろいろバレてるけど相乗効果でどちらも人気急上昇。😋(ここで飛竜君が姉ちゃんのMVを作成すれば更に人気UP、失礼なディレクターを後悔させることに😱?)
>利央のちょっとした反骨精神のお誘い🤩に乗り、飛竜はヤることをシた。
ちょっと修正して次回予想w
今回のむすむすはお姉さんに飛竜君をくださいのむすむす💒
作者からの返信
3人とも頑張りましたよね。
無事に優勝できて万々歳👍
MV作り、いずれやりそうな感がありますな
そして利央のこのお誘い、ヤることヤりそうですよね😏
色々バレないように注意せな(´・ω・`)
マラカスは草←ほんそれ
作者からの返信
今話で一番説得力のあるワードっすね(´・ω・`)
編集済
>さながら戦略兵器だ。
歌声だけで勢力図を一気に塗り替えてしまった。
ほうほう…では、さながら利央さんは某「金髪の小僧」縁の方とになり、
これが『戦術』兵器だったなら、そちらは「魔術師」縁の方と言う事でしょうなぁ(笑)😁💦
(元ネタ解りますかな~(笑)😅)
しかし利央さん、何足草鞋を持っているのやら😅💦
「神楽の巫女」に「主演女優」…さながら今回は「魅了(チャーム)の歌姫」
それこそマラカスをシャカシャカする様に、振ればネタの泉が湧く…ですかな(笑)😁
でも、一番の役割は…「飛竜くんのセ○レ」なんですよなぁ~😆💕
(追記:但しその役割名の「の」と「セ」の間に『プラトニック』が入ります😉💕)
作者からの返信
どっちの元ネタもパッと思い付かんかも……🤔
後者はお兄様?
にしても、利央はようやってますよね
天は二物どころじゃない才能を与えたようで😁
でも一番すごいのはそんな利央に好かれる飛竜かも(´・ω・`)
最高や…
作者からの返信
最高や待ってました😆
編集済
何としてもイチャイチャしようとする強い意志を感じる…安定の割り切った関係。
つまり…卒業後即結婚を前提とした割り切った関係。
…ん?
金髪とミラクルな人は今アニメやってます。
時間あるならおすすめです。