吊り橋効果の裏にひそむ厳しい現実
(恋の)吊り橋効果はご存知でしょうか? 揺れる吊り橋を渡ることで生じる生理的喚起(ドキドキ感)を、目の前にいる魅力的な女性に恋心を抱いたと錯誤帰属(間違ったラベリング)してしまうこと、と理解されています。
だから、彼女にしたいならお化け屋敷やドキドキするようなアトラクションに行けば良いというものですが、昨日、この実験を再現するにはある条件が必要だと知りました。
その条件は「女性が外見的に魅力的であること」。ありていに言えば「美人じゃないと効果がない」ということでした。
美人じゃない人を使った追実験では結果が悪くなるという逆の結論が出たりもしているようです。
厳しい……。あまりにも厳しい現実。
なんとなくこの事実を知っても納得できてしまうのが悔しいところです。インターネットミームで「※」という表現があります。もはや記号だけで意味を成しているところが怖いですね。「ただイケ」とも言われます。
「※ただしイケメンに限る」という常套句が省略されたものです。「可愛いは正義」の男バージョンと言っても良いと思います。
孔雀が羽の大きさ・綺麗さでパートナーを選ぶように、マンドリルがおしりのド派手な色彩の鮮やかさで相手を選ぶように、外見は健康と遺伝的優位性があらわれる形質なので重要視されるのは生物学的にもっともです。
とはいえ、これほど自分でどうしようもないカードで勝負しないといけないのは理不尽に思えます。ただ、それが現実。もともと理不尽なものですから。その中で外見には魅力がないが「モテたい」と努力を続けたものがイケメンたちのおこぼれに預かれる、そう信じて僕は頑張っています。
もちろん、努力の方向性が間違っているのは分かっているのですが、もう身につけた変態性・無駄な技術は戻そうと思っても戻せるものではありません。どうすれば良いのだ。
人間は性格や行動で挽回できる……って言われますが、僕は性格や行動もモテからはほど遠いので辛酸をなめてきたのです。そちらに期待するのは厳しい。どうにかしてこれらの要素をひっくり返せる心理学の理論をだれか早く見つけてくれ。
ないですかね。
荒唐無稽な持論を展開したらモテる世界線。
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