文系か理系か
東京へ戻ってきました。ホテル代の都合もあって、あんまり関西で長居できないため5日間の帰省でしたがとても充実した毎日でした。充実しすぎて昨日は帰ってきて、荷物の整理、掃除、洗濯、シャワーを浴びて一息ついたら19時頃からすやすやし、途中起きたものの朝9時まで寝ていました。おかげで今はおめめパッチリです。
関西では小学校から大学までの友達と会っていたのですが、大学の集まりで「Askewは理系っぽい、経済学部っぽくない」と言われました。昔から女友達にも理系っぽいと言われるのですが、いわゆる理屈っぽいということで理解していました。自分でもその傾向があることは理解しているので、そうだよなーと思いながらぼんやりした理系感を受け入れていました。
高校のクラスメイトと二人で神戸でランチしたのですが、1年半ぶりの再開にテンションがあがり、ビールもワインも進むなか、ふとこの話題になったのです。
「同じクラスだったのにAskewって理系みたいなんだよな」
「また言われた。それってどういうこと? もっと具体的に教えて」
「うーん、Askewは固有名詞とか具体的な名称を用いて筋道立てて話すんだよ。どう考えたかを聞いたときに、なんでも答えが返ってくる」
僕は目から鱗が落ち、憑き物が取れたように肩と胸のつっかえがすとんと落ちました。理系っぽいというもやもやしていたイメージが見事に言語化されたようで。
「えっ、みんなはそう考えないの?」
「そこまでみんな気にしてない。結果があれば良い、みたいな」
この話を聞いたとき、数日前に書いた「あなたの考えのプロセスが知りたい」というこの考え方自体が如実に僕の話し方に影響を与えている、そして、相手に僕のイメージを伝えているのだと思いました。自分で自覚していた考え方を相手が言語化してくれるっていうのは思った以上に嬉しいものです。
「むーん、確かにね。この考え方変えたほうが良い?」
「いや、いーんじゃない? 俺はAskewのそれを聞くのが好きで、会いに来てるし」
やっぱり、こいつ良いやつだな。
もっとこの話し方で面白くさせてやろう、そう誓ったのです。
僕は素直な感謝の気持ちを伝えます。
「でも、言わせて。R(友達)が聞いてくれるからこうやって話すんだよ」
「そうだね。マッチングアプリとかでは出さないほうが良いかもね」
話し方、変えようと思いました。
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