働きたくない


働きたくない。


僕は小学生のときからずっと働きたくないと思っていました。将来の夢は宝くじに当たってぽっと出の金を手に入れて悠々自適に暮らすことでした。もっと夢を持てと言われましたが、まず働きたくないとなった時点で大抵の夢って「それって働くってこと? じゃあダメ」となるんです。


僕は今デスクワーカーです。働きたくありません。じゃあ、どうするかというと、可能な限り低コストで出来るよう考えます。どうしたら齟齬なく伝わるか考えるとか、ショートカットを覚えるとか、AIが使えないか検討するとか、誰でも出来る範囲で頑張ります。やっぱり、仕事がしたくないという強い想いは大切で、色々覚えられるんですよね。


だからこそ、僕より年上の方が操作がもたついているといじらしくなるんですよ。マウスでコピペしてたり、マウスでウィンドウ切り替えてたりするともっとパッパと頼むよ、って思っちゃう。なんでこの人はこのやり方をするんだろう、って思って聞いたら特に理由がなかったり。


そこに僕の傲慢さがあるんです。僕は何も持ってない人で、好奇心とイヤイヤ精神だけで自分を人並みにしてきたから、何を言ってもそこに甘んじている人をみるとむずむずするんです。覚えられないのは許せるけど、覚えようとしないことに苛立ちを感じる。


昨日は何度かこうしたほうが良いよって指導した後輩と一緒に資料作ってました。で、全然分かってなかったんですね。後輩はとてもいい子で素直で一生懸命なんです。でもちょっと咀嚼するのが遅いタイプ。ほんとごめん。ちょっとムッとしちゃった。


かなり反省しました。何様だよって。できてないことが多すぎるくせにいっちょ前に先輩面吹かせて不機嫌かよって。ほんとダメ。ごめんね。できてるところもあって、感心した部分もあったからそこを褒めてあげればよかった。


正直、僕は上司に向いてない。これは塾講師やってるときから思ってた。

なんで分からないのかが分からない。自分でも出来るからみんなこのくらい出来るだろうって思っちゃう。自己評価が低いからこそ、できない人がいたらちょっと引くんです。「ダイエットしたいなら食べなきゃ良いのに。痩せなくてーとか、本気で言ってる? 食べるってことは痩せたくないんだよ」って本当に思う。努力と本気が足りてない。で、その現状に甘んじながら文句を言っている人にイラッとしてしまう。


最初にエッセイでも言ったけど、本当に傲慢。

自分のことを棚に上げて、自己憐憫と臆病な自尊心でがんじがらめ。なりたい大人の姿とは程遠い。余裕があって、能力がある。そんな人になるはずだったのに。


時間もないしオチもつけません。

でも、これがモーニングページとして流してください。思ったことをそのまま書いているだけ。ちょっと時間が立ってから反省したいと思う。じゃあ。行ってきます。

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