愚かなり、人間


2日連続2度目のランチページとなりました。昨日もバーで知り合った2個上のお兄さんと小料理屋で飲み始め、軽くバー行くかってなったんですが、なんだか盛り上がって5時半まで飲んで、就寝。それから6時間寝て、お昼作っていたらもう日曜日の3時です。


無駄な人生を無駄に使っていて最高だね。本来あるべき使い方だ。

最近はタイパだコスパだってうるさいけど、それを突き詰めた先にあるのってそれぞれが大切にしている特上の無駄だから。


結婚しようが、創作しようが、フェスに行こうが、そこに貴賤も優劣も意味も本来なくて「これを達成したからパフォーマンス最高、人類はみなこれを達成するために生きている」といった決定的な至上命題がない限り、全ての人類の目標はそれを達成する客観的意義なんてないよ。ただ個人の好みがあって、それを達成できたから幸せって、各人が勝手に幸せになっているだけ。いーよね。それ。


繰り返すけど、僕は誰もが達成すべきことなんてないと思う。すべて究極的には無駄だよ。あなたがあなたである意味も、僕が僕である意味もない。そうなっちゃっただけ。


「生物として子孫繁栄が至上命題! 子供を生むことが幸せ!」って意見もあると思うけど、それって子供産めない、産まない人は原理的に価値のない生命ということになるよね。本当か? その人の価値や幸せってそんな客体に依存した決定論的なものなの。


僕は親も子供も人格をもった他人だと思ってる。だから、子供を持ったら幸せだよ、っていうのはちょっと語弊があって、実際は子供を通して自分が勝手に幸せになっているだけ。思い入れと関係性が深いだけで、決して遺伝的に近い(=自分の子供だ)から幸せになっているわけじゃない。これを否定するなら、連れ子、養子縁組の幸せについて考えて欲しい。


関係が深いから幸せなんだよ。そして、それは完全に僕たちの勝手な感想。子供がいると幸せなのはコスパの問題じゃない? 手っ取り早く自分が幸せを感じれるというエゴイズム的な要素を多分に含んでる。僕はそれを認めた上で子供が欲しいけどね。


話がズレたな。言いたいのは、宇宙規模からみると僕たちは客観的意義のない存在なんだよ。その無駄な生を無駄に過ごすこと、それが僕たちに与えられた最高の贅沢であって、意味なんてないのに勝手に幸せになって死ねるのが最強だよね。




だから、無駄な人生を無駄に使っていて最高だね、ってのはこうした文脈から言っているセリフだったんだ、ってのを今気づいた。なげぇ。


自分のセリフって、思った以上にその裏に凝り固まった考えがあるよね。

だから、僕は何が好きかとか、誰が嫌いか、とかよりも、なんで好きになったのかとか、あなたのどういった嗜好が彼を嫌いにさせたのか、って話が聞きたい。もっと教えてほしい。あなたの考えのシステムを。


って話を飲み会の席で大学の先輩の奥さんにしたら「めんどうくさい」って言われたのを思い出した。ごもっともです。




そういえば、愚かって言葉、好きなんだよな。

愚かって、普通、観念的に対等な存在に対して言わないよね。僕は現代に染まってしまっているから、ファンタジー的に人間の上位互換である天使とか神とか悪魔が人間に対して使うのがしっくりくるんだよ。だから、人間が人間に愚かって言ってること自体が、愚かという言葉を使うに値しない人間の愚かさを表しているようで、おかしくて好き。


そして、こうして2日連続二日酔いになって駄文を製造する僕は最高に愚か。

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