第二章 アトラス兄妹(0)
編入後最初の夏休みは終わり、9月に入った。樋串武学園初の始業式が行われ、「これは正式な学園の始まりである。」と学園長「ラザール夢ノ橋」は大いに宣言した。始業式終了後、生徒たちは本格的なスクールライフを始めるとして頻繁に活動していった。
生徒会長「餅田ヤミ」は本格的に生徒会の責務を全うする一方、「鍋小路マチ」は派閥の名「帰宅部」の通りそのまま帰宅していった。彼の行動原理を怪しんだ「アトラス兄妹」は「サッカー部」のキャプテンと「風紀委員」に捜査を要請した。
その要請を引き入れた「雅史」と「清子」は「鍋小路マチ」の動向を注視するものも、接近しようも生徒会絡みだと見て怪しまれる可能性が大きいと危惧してなかなか捜査の結果が得られない。彼のプライベート、趣味とは何なのか次の日の放課後、「アトラス兄妹」に相談してみることに。「鍋小路マチ」は何を抱えているのか、何を渇望しているのか、何を願望しているのか、この学園の生徒である前の彼とはどんな人物なのか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。