お手軽編追加 才能がない事を受け入れよう

(※一週間後にお手軽編に移動させます。備忘録みたいなものなのでこういうこともあります)

なかなか刺激的なタイトルだな、と我ながら思います(苦笑)

まあでも、才能があるんだったら、こんなの読んでなくて、とっくの昔に、公募で受賞するなり、なろうやカクヨムで高ポイント叩き出して書籍化していると思うんですよ。

実際、世の中には処女作からアニメ化して、しかもそれが覇権アニメで、億単位で儲かったライトノベル作家なんていっぱいいるわけです。

それこそ何作も書いて、でもデビューもしてないってことは、なんとなくで作家になれる天賦の才はないってことなんですよ。

これを書いている鷹山も含めて、ね。


でも、絶望することもないなって思います。

世の中には『無知の知』なんて言葉がございます。

あるいは、『ダニング=クルーガー効果の曲線』というものもございます。


実際にその曲線グラフをご自身でググって調べてもらいたいのですが、

自分には才能があるはず、とか思っているのは、まだね、大半のケースにおいては

少しの知恵を得て調子づいてるだけの「バカの山」にいる状態なのです。

ちゃんと学ぶと、知恵の深さ、物事の奥深さに気づき、「絶望の谷」に落ちます。


だいたいの人は、この絶望の谷に落ちることを嫌います。

自分には才能があるはずなんだ、と馬鹿の山にしがみつこうとします。

あるいはそこで絶望して辞めてしまいます。

実にもったいなことです。


でも現実は皮肉なもので、真なる成長は、この「絶望の谷」の先にあるんです。

自分には才能がない!!

そう痛感した時が実は、「本当の成長のスタート地点」なんです。

天狗の鼻をへし折られてからでないと、他人の話ってやっぱ聞けません。

自分には才能がないって痛感しないと、人は本気で努力はできません。

つらく地道な訓練とかやる気になれません。

自分ならなんとなく・・・・・なんとかなるさ、って謎の自信に満ち溢れた状態だと、なぜなにどうしてと細かく言語化をしようとはしません。工夫をしません。


だから――

自分に才能がない! と認めるのが嫌な方。

怖いかもしれませんが、才能がないからって作家になれないわけではないです。

これは断言します。

そこまで怖がるほどじゃありません。

全くないとまで思う必要はありませんが、

けっこうな努力しないといけない程度には才能がない、ぐらいがいい塩梅かと。

そこは成長のスタートラインです。

プロ作家でもこういう感覚の人いっぱいいます。

まずスタートラインに立ちましょう。



そこで辞めちゃう方、

もうちょっと頑張ってみましょう。

俺にはできないって、この壁は越えられないって痛感してるんですよね?

ええ、わかります。自分もそうでした。

でも、それって「今の自分」で計算してませんか?

あるいはめちゃくちゃ遠く感じているのかもしれません。

でも、やるべくことをちゃんとやって一歩一歩着実に成長していけば、意外とその壁って越えられないほどのものじゃないケース、多々ありますよ。

さすがに売れっ子作家とかはともかく、

書籍化ぐらいだったら、「才能」がそこまでなくてもなれるなー、って断言できます。アマチュアが思ってるほど、そんなに難関ではないです。

じゃなかったら、僕は一〇人近くデビューさせていません。

その人のやる気次第ですが、こいつ本気でやる気あるな! って思った人でデビューできなかったひと、今ん所いないんで。



自分に才能がない! と落ち込んでいる方。

そこまで落ち込むことはありません。

あなたはちゃんと成長のスタートラインに立っています。

才能がないと痛感しているのならば、嘆くのではなく、才能がない人間なりの戦い方・・・・・・・・・・・・・を模索してみましょう。

プロ作家だって実は、才能だけでやってけてる人なんて、ほとんどいないんです。

むしろそういう才能がない人間なりの戦い方をしている人のほうが大半です。

同じです、同じ。

重要なのは、才能任せの戦い方をしないこと、才能がないことが前提の戦い方をする、です。

だって僕たちには才能がないのですから。

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