アニメ化作家を育て、自分もアニメ化してる作家の創作論

経験を使え

今、小説を書いているということは、一五歳以上の年にはなっていると思います。

三〇代四〇代、もっと上の五〇歳以上なんて方も普通おられるでしょう。

それまでの間になにかしらに興味を抱き、けっこうな時間、打ち込んだものを持っている。

そんな人も少なくないのではないでしょうか？

例えばスポーツ。例えば、ピアノや習字などの習い事。

仕事でもいいでしょう。

医療従事者なら医療関係。

教師関係なら教育関係。

SEなどならプログラム関係。

別に遊びでもいいです。

FPS、格闘ゲーム、ポ〇モン、ド〇クエ、マ〇クラ、カードゲームなどなど。

人脈作りに精を出した、女の子漁りに余念がなかったなどでも可です。

とにかくなにかしらこれまで生きてきた中で、けっこうな時間を費やしたものがあったかと思います。

（※小説を描くは省きます）

ぶっちゃけそれは貴方の大きな武器です。

使わない手はありません。

実際、鷹山は時間ＳＦものが好きで、よく読んでいました。

で、マ〇ラヴで量子力学に興味を持ち、いろいろ調べたりしていました。

難解な学問で鷹山にはなかなかに理解しがたかったのですが、その辺の勉強が活き、

量子力学を題材にした小説で第五回ノベルジャパン大賞を受賞し、作家デビューを果たしました。

アニメ化した「百錬の覇王と聖約の戦乙女」カクヨムで今好評連載中の「女城主、戦国乱世に再臨す」は戦記物なわけですが、鷹山は大の戦略シミュレーションゲーム好き！　信長の野望フリークでございます。

それが高じて、色々歴史の雑学を漁ったりもしておりました。

なろうで月間一位をとった「魔王殺しの竜騎士」は、競馬を題材にした作品で、これまた鷹山はKOEIの「ウイニングポスト」の大ファン。

総プレイ時間5000時間とか超えるんじゃないかな。

コミカライズが決定している「孤高の王と陽だまりの花嫁が最幸の夫婦になるまで」は、少女漫画を男向けにがコンセプトで、鷹山は男のくせに子供の頃から少女漫画が大好きな人間でした。

かように、鷹山はこれまで多くの時間を費やしたものを基本的に作品に取り込んでおります。

ちょっとカッコつけた言い方をするならば、作家ってのは経験を切り売りする職業だともいえます。

自分のお仕事、自分の趣味、自分のライフワーク。

大量の時間を費やしたものが、皆さんにもあるかと思います。

それは間違いなく貴方の大きな武器であり、

それを使わないのははっきり言って損です。

公募は1/100　WEB小説は1/1000の過酷な倍率です。

せっかく持ってる武器を使わず、ハンデ戦をして勝てるほど甘くはありません。

積極的に使っていきましょう。