魅力的なキャラクターの描き方

え、こんなものを簡易にできるのか、って話ですが、実はあります。

簡易版なので、理由は説明しません。

騙されたと思ってやってみな、って感じで紹介します。


まず

付き合いの長い、あるいは親しい知人・友人たちに、

「俺ってどういうやつ? マイナスな事でも遠慮なく言ってくれ」

と、できる限り、いい部分も悪い部分も

ご自身の性格を表すキーワードを上げてもらってください。

生真面目だとか、頭がいいとか、お人好しとか、面倒見がいいとか、怠け者だとか、おおざっぱとか、怒ると怖いとか。

まあ、遠慮なくといっても遠慮されたりするものですが(苦笑)

そういうので歯に衣着せずに言ってくれる人がいるなら、ぜひ聞いてみてください。


あるいは、

「自分ってこういう奴だって思ってるんだけど、お前から見てもそう?」

とか聞くのもありです。

そうだ、と返ってくるなら、それは「ご自身の性格を表すキーワード」。

んなわけねえだろ、と返ってくるケースだとそれはキーワードではないと判断します。

鷹山だと、自分をひょうひょうとした人間、と思っていたのですが

弟子は誰一人同意してくれませんでした(笑)


客観的な「自分の性格を表すキーワード」が出揃ったら、後はその属性をぶち込んだキャラクターを書きましょう

主人公には特にその属性を目いっぱいぶち込みましょう。

周りから否定された属性は逆に入れたい気持ちをぐっと我慢して外しましょう。

それを徹底する。

主観の自分像と違う? 憧れの自分像と違う?

知りません。「客観的にそう見える自分」を主人公にしましょう。

ヒロイン達にも、「キーワード」を分散させて与えていきましょう。

魅力的なキャラクターが作れないという方はぜひぜひ


もしかしたら他人から上がってきた属性を見て、こんなの読者は読んでもつまらない

こんな性格悪いの、読者に嫌われるに違いない!

とか思うかもしれません

それ、ただの錯覚です(笑)

貴方は、自分と生まれた時から付き合っているので「飽きている」だけなのです。

あるいは、自分の事が好きじゃないから、こんな奴誰も好きならない、とつい思い込んでしまっているだけなのです。

人間、自分を描くのがなんだかんだ一番うまく、そして他人からしたらそれが全然面白かったりします。

思い返してみてください。

性格最悪な人気キャラクターなんて、敵味方にいっぱいいませんか?

つまりはそういうことです。


またプラスの要素(頭がいい、性格がいいなど)、マイナスの要素(頭が悪い、性格が悪いなど)

どちらも出てきたと思います。

で、人というのは因果な生き物で

マイナスを反転させて創作で書きたくなるんですよね。

頭が悪いというコンプレックスがある人ほど、頭がいい人を書きたくなる。

性格が悪い人ほど、性格がいいキャラを書きたくなる。

性格がいい(=面白くない)人ほど、性格が悪い(破天荒で面白い)キャラを書きたくなる。

でも、諦めましょう。

マイナスをプラスにすることも、プラスをマイナスにすることもできません。

プラスの性質はプラスの方向に「盛る」

マイナスの性質はマイナスの方向に「盛る」

真逆なことをついついやりたくなりますが、まあほぼほぼ上手くいきません。

これは脇キャラクターとして書くにしても同様です。



次に、魅力的なキャラクターの作り方二つ目は

親の事が総じて好きなひとは、その親をモデルにヒロインや親友ポジとかに置きましょう。

魅力的になります。

親が総じて嫌いなひとは、割と無意識に親をモデルにヒロインや親友ポジに置いて、改心・・をさせたがる傾向にありますが、それはおすすめしません。

だいたい読者好感度の低いものにしかなりません。諦めましょう。

味方には上記の自分のキーワードの分身を据えるのをおすすめします。

親が総じて嫌いな人は、敵のモデルにしたほうがお話がかちっとはまりますよ。


最初に語った通り、簡易版なので長々とした説明はしません

魅力的な主人公が、キャラクターが作れない

とお悩みの方は騙されたと思って試してみてください

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