25話 

洋上都市グリーンノアの艦橋の一階層下にある司令室

艦橋に司令室を置くと絶対狙われると言われた為に移設された司令室でティータイムを楽しむクリスと傭兵部隊の指揮官である友人のメッケル


「ここに来るのは久しぶりだね、メッケル」


「相変わらず戦闘に慣れていないようだな!エンフィールド!」

スキンヘッドに鋭い眼をした老兵メッケル。元は船団護衛を専門に受けている傭兵部隊の隊長兼指揮官で愛機のウォーハンマーでTSは第五世代機だ。

「君は確か企業専属になったと聞いてるけど、そっちの仕事はいいのかい?」


「問題ない!優秀な部下が見つかってな、そいつに全部任せてある!」


哀れ、名も知らぬ部下の人

この頭筋肉な元傭兵に扱き使われてるなんて…

「それは…まぁうん」



「どうした!エンフィールド、その微妙な顔は!」


「なんでも無いよー」


「そうか!ならいいが」


「それよりも聞きたいことがある!聞いてもいいか!」


「なんだい?メッケル」


「貴様の使っていた機体だが…」

言いかけた時、コンコンコンと扉をノックする音がする。

「イリスか?入っていいよ。」


「失礼します。」


「失礼します。」


「マスタークリス、少々宜しいでしょうか」

扉の前で控えていたイリスとエレンが茶菓子のおかわりと共に報告書を持ってきた。

茶菓子は…饅頭か

「報告書か…エレン読み上げて」



「マスタークリス、アリアからミッション成功したと報告がありました。」

「そうか…何か、イレギュラー要素は無かったか?」

観測してた時によし!これで条件はクリアされた!あとはイレギュラーさえなければ…と言ってしまったから


「入国管理局の特務機体が介入したと報告を受けています。」

普通にイレギュラーが出てきてた。


「特務機体か…アリアに伝えてくれ、もし特務機体の残骸を持ってきてくれたら報酬を3倍にすると」

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