23.5話 襲撃2


『なんだ!? なにg――』

 

「はあぁい 遊びに来ましたー!!おらああ!パイルバンカーくらえ!」

 『T09!クソおおおお!T09をよくも!』


「邪魔よ!」

基地の前で監視しているTTにパイルを打ち込む。そのままゲートを通り超えて基地内部に侵入する。

ちょろいねぇ...

 

『各隊員に通達。基地内部に侵入者あり。至急戦闘態勢に入り迎撃に当たれ』

 

 途端に響き渡るサイレンの音。わらわらと出現する防衛兵器。中には入港管理局でしか運用されていないはずのHTとLTの姿もある。

 何故こんなところに...

 

 などといつもは言わないようなセリフを吐きつつ、僚機に問いかける。

 

『私達で十分に対処できます。そちらは重要施設の破壊に向かってください』

 ....そう、わかったわ。

 「了解」

 

 

『逃がすか!』

 

 TS一機が前に立つが蹴っ飛ばしてパルスランスを直刺しして流し込む。途端にバチバチと電流を発して停止した瞬間に右腕部のパイルを打ち込んで吹っ飛ばす。

 

「一機横取りしちゃった!ごめん!」

 

 一言謝って先に進んだ。殆どが戦力の多いあっちに集中しているせいか大したことないモノが多数防衛しているだけ。不必要な戦闘は避け、重要施設だけを集中して破壊して回った。金が増えるの嬉しい

 

『司令部より伝達。一部侵入者のデータが照合できた―――フラワーガーデン!? 総員、直ちに基地内部にいるフラワーガーデンを排除、即刻排除せよ!! これ以上の損害は出すな!!裏切り者を排除せよ!』


「へぇ今気づいたんだ、対応が遅いねぇ」


『裏切者がぁあああ!!』

HTが突っ込んでくるが肩に装着されたパルスガンでスタンさせ、パイルバンカーをぶち込み言い放つ。

「だまして悪いがこれも仕事なの、死んで」

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