22.5話
ブリーフィングルームにて一組の男女に1人の電子生命体が説明を行なっていた。
『作戦を説明します。
雇主はグリーンノア社
目標は、ニヴルヘイム軍港に駐留するヘリオン部隊とその軍港施設です。
弾薬費は我が社が持ちますので撤収命令があるまでは好きなように暴れてください。
敵部隊の損害が大きければ、それだけ報酬も多くなりますので暴れまくれば
未確認ですが、軍港内で新型TSが調整されているとの情報を入手しています。
もし本当であれば、特別報酬の対象ですので、逃がさないようにしてください。
こんなところでしょうか
あなた方にとっても悪い話ではないと思いますのでぜひ受けてほしいと思っております。』
「ねぇ...どうするの?受ける?この依頼」
「あぁ...襲撃した立場の俺たちに此処までの待遇を約束してくれるんだ。受けるしかないだろう。」
「私としてはどっちでも良いけど、依頼主を裏切るのってどうなのよ」
「元々騙して悪いがでやって来ただろうが。今更だよ」
そう。アリアとアリアオペレーターは依頼を受けて依頼金を回収した後に依頼して来た企業の基地を敵対企業の依頼でぶっ壊すというマッチポンプで成り上がった傭兵だったのだ。
もちろん鉄杖のアリアとは違う案件でだ。
※鉄杖のアリアとは3年前に起こったある星系を手に入れようとする企業間抗争時に
敵企業勢力の半数を単騎で滅ぼした時に企業によって彼女につけられた二つ名のような物である。(アリア本人は気に入っていない)
『では、引き受けてくれると言う事でよろしいですか?』
「えぇ、引き受けましょう。この依頼を。」
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