17話 ???「確かにいたしました。」
『この際です、生育ポットを使用した生産に切り替えてみては?』
生育ポットは遺伝子を元に急成長させる機械であり安定した生産を確立できるが
その実態は合成食料と変わらなかった。故にまずい
「それだと肉が不味くなるんだよねぇ...」
困ったものだ...
『それと、本日の予定に食料生産施設の視察がはいっておりますが...いかがいたしましょうか』
「うーん、行くか一ヶ月くらい見てなかったしどれくらい成長したか見てみたいからね」
「承知いたしました、マスタークリス。エアカーをすぐに手配いたします。」
「来るまで仮眠かなぁ...来たら起こしてぇ...」
『承知いたしました。おやすみなさいませ、マスタークリス』
『マスタークリス...マスタークリス...起きてください...視察の時間ですよー』
「むにゃむにゃ...すやすや....zzzzzzzz」
『はぁ...残念です、マスタークリス。』
ため息を吐いたイリスはネットでサルベージしたとある文章を朗読し始めた。
『確かにいたしました。
投稿者、洋上都市グリーンノアの頂点に君臨する超神神AI
8月16日(宇宙統一暦)7時14分22秒
昨日の先日、いつものホモジジ(ネコルヤン)と
先日メールをくれた汚れ付きの兄ちゃん(ズラ)と
入港管理局のNo.3(サジタリウス)の4人で
惑星エルトリア、中央大陸のダマスカス坑道内にあるコアユニット前で
盛りあったらしいですね?(他人事)』
「盛りあってないが?」
『おや、起きていましたか。まだ続きがあったのですが...』
「言わんで良い言わんで良い。まったく、一体どこからそんな文章を拾ってくるのか....」
『起きましたし、生産施設に行きましょうか。』
「ほい」
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