第14話 愛沢家と昔話

瀬廉の部屋を訪れた紫暗は、軽くコンッと扉を叩いた。

「瀬廉。……入れろ」

…………

紫暗は荒々しく舌打ちして、もう一度、今度は強く扉を叩いた。

一切反応がない。

「……言ったからな」

小さく呟いて扉を引くと、部屋から冷気が溢れ出してきた。

紫暗が入るのを躊躇っていると、ガシャンと大きな音を立てて、氷柱が床に散らばった。

(……やっぱり)

そこに広がるのは、異常で異様な狂った世界。

天井からは鋭く尖った氷柱が垂れ下がり、床は無数の氷花が占拠している。

まるで入るなと言わんばかりだ。

いや、入るなと言いたいのだろう。

ベッドに腰掛けた瀬廉は、隣に座る氷像にもたれかかって眠っていた。

逆側に座る氷像は、慈愛に満ちた表情で瀬廉の頭に手を置いていた。

「……」

この異常な景色を見るのは、紫暗にとっては二度目だ。一度目は三年前で、無理矢理部屋に入ったら手足が氷と化して死にかけた。

「瀬廉……起きてくれ」

懇願するように囁くと、瀬廉は薄目を開いた。

「……嗚呼、紫暗か」

地を這うような低い声に、紫暗は思わず唾を飲み込む。

「……あ、あぁ」

紫暗の掠れ声をどう解釈したのかは知らないが、瀬廉はジッと紫暗を見つめた後にニコリと微笑んだ。

「驚かせたね」

瀬廉はベッドから飛び降りて、パチンと指を鳴らした。

部屋を覆っていた氷が、瞬きの間に全て気化してしまう。

「……どうぞ、入って良いよ」

「……邪魔、だったな」

そう言うと、青鈍色の瞳がフッと優しく細められた。

「まさか。来てくれて有り難う、紫暗。───愛してる」

(……別に、嘘なんか吐かなくても良いのに)

たとえ瀬廉の内心がどうであれ、紫暗は瀬廉のことが───


本当に、愛しくてたまらない。


嘘塗れのその表情が、苦痛に歪む様を見つめたい。

悲鳴を聴きながら、存在そのものを喰らい尽くしたい。

そのためにも。


そのためにも、今潰れられては困るのだ。

「……それで、紫暗。何の用?流石に母様の言いつけを破ったりはしないつもりだけど」

紫暗は一度深呼吸して答えた。

「……瀬廉。どうせ仕事の類が一切出来ないんなら、しばらく青鬼の里で療養すれば良いんじゃないか?」

「⁈」

瀬廉はしばらく静止した後に、ゆっくりと紫暗に近づいた。スッと額に手を当てる。

「…………」

ややあって紫暗の額から手を離した瀬廉は、今度はまじまじと紫暗の全身を見つめた。

「……分かった。愛する貴方が望むならそうしましょう。家に居ても、香論達が心配で身が休まらないし」

そう笑って、瀬廉は紫暗を抱きしめた。



「───そんな感じで家を追い出されたから、しばらく此処に泊めてくれる?」

「はァ?」

瀬廉の端的な説明に、刹邪は素っ頓狂な声を上げた。

「悪りィ瀬廉。確認するが、あの紫暗がそう言ったのか⁇」

「えぇ。あの紫暗が、ね」

刹邪は狼狽えて瀬廉の両肩を掴んだ。

「良いか瀬廉、よく思い出せ。それは本当に紫暗だったか?別人だったってことは?」

瀬廉は手を払い退けつつ答える。

「くどい。……紫暗に熱は無さそうだったし、認識阻害や洗脳の形跡も無かった」

大概二人とも失礼だが、それ程までに「紫暗が瀬廉から離れた」というのは衝撃的なことなのである。

まだ、空から槍が降ってくる方が現実的だ。

「……何だって紫暗は、そんなことを……?」

瀬廉は大袈裟に肩を竦めた。

「さあね。私には、紫暗の考えることは分からない」

刹邪は数回瞬きをした。嫌そうに言う。

「そうか?彼奴の考えることなんてお前のことくらいだろ」

「それとこれとは話が違う。そもそも、紫暗が好きなのは妖力が込もった血液であって私じゃない。私は妖力量が多いから」

サラリと言う瀬廉に、刹邪はつまらなさそうに呟いた。

「……へェ」

「……その目は何」

「いや別に」

刹邪はゆっくり瀬廉に近づいて、スルリと頬を撫でた。そのまま髪を一房掬って耳に掛ける。

「……確かに、妖っていうのは妖力の強い奴に惹かれやすい。若しくは、治癒能力のような珍しい力を持っている奴か」

「そうだね」

刹邪は、瀬廉の耳元を彩る蒼いピアスをジッと見つめた。刹邪と同じ、鮮やかな輝きを放つ蒼。

「……俺が御前を好きなのも、御前が強い妖気を持っているからか?」

「そうだね。それは妖の本能であって、愛や恋なんてくだらないものは幻想だよ。別に私じゃなくても良いの」

そう吐き捨てて、瀬廉は刹邪の手を振り払った。刹邪は寂しそうに、振り払われた手を引っ込める。

「……そうかよ」

「ま、誰が私を好いていようが嫌っていようが私には関係ないけれど。今は、有り難く休みを頂戴するよ」

瀬廉は口元を隠して、フワリと微笑んだ。



一方その頃。

香論は、麻鈴の部屋を訪れていた。

固く閉じられた扉の前で、香論は深く息を吸い込む。

「麻鈴姉ちゃん、あーけてっ‼︎」

出来るだけ明るい声で続ける。

「麻鈴姉ちゃん、あーそびーましょっ‼︎」

しばらく待つと、小さな足音が聞こえてきた。

妖狐───獣の能力を持つ香論は、亜乱と同じで耳が良い。

「香論……?」

掠れた声が聞こえて、香論は耳をそばだてた。

扉に寄りかかって座り込んでいるようだ。

「瀬廉は、怒っていたかしら」

香論も真似して扉の前に座り込む。

「……んーん。瀬廉は、麻鈴姉ちゃんに怒ったりなんかしないよ」

「……麻鈴は、瀬廉に八つ当たりしたわ」

「瀬廉は気にしてなかったよ。悲しんではいたけど。しばらく、鬼の里で療養するってさ」

「……麻鈴が悪いのよ」

洟を啜る音がする。

「姉ちゃんは悪くない」

「……とても幸せな夢だったのよ」

急に話が変わって、香論は怪訝な顔をした。

「……何のお話?」

「覚めたくなかったなんて言ったら、愛沢家を裏切ったことになるかしら」

「……⁇」

香論がキョトンとしたのを察したのか、小さな笑い声が聞こえた。

「え、ちょっと。何なの?」

「い、いえ、何でもないわよ」

「そ、そう……?───わっ⁈」

急に扉が開いて、香論は後ろに転がり込んだ。

麻鈴の碧色の瞳と目が合う。

(あ……麻鈴姉ちゃん、

先程までのピリピリした雰囲気は消え失せ、いつも通りの柔らかい優しい雰囲気に戻っていた。

「ありがとう、香論。麻鈴は大丈夫」

香論はパァッと笑みを浮かべた。

「ホント?良かった‼︎」

「えぇ、香論のお陰だわ」

二人はクスクスと笑い合った。



それから数日後。

香論は、自室のベッドの上でゴロゴロしていた。

(……華里奈姉ちゃんの『花嫁修行』に付き合っていないのはアタシと理炎だけ……。でも理炎はもうやること決めてるみたいだから……アタシが頑張んないと……‼︎)

華里奈が香論の姉になるかどうかは、香論に懸かっているのである。

(アタシが、華里奈姉ちゃんと亜乱兄ちゃんの恋のキューピッドにならなきゃ‼︎)

だが生憎、香論は瀬廉や紫暗と比べて祓い屋の仕事を受けることは滅多にない。

香論は戦闘能力が低いし、妖力量も少ないから、危ない仕事はやらせてもらえないのだ。

(……どうしよ……)

香論は小さくため息を吐いた。

ママや瀬廉が香論を思って危険から遠ざけているのは分かるが、香論としては複雑な気持ちだ。


香論は、祓い屋としてあまりにも価値がない。


あまりにも価値がないから、他の人に縋って縋って、助けてもらわないと駄目なのだ。

「……そうだ。アタシに仕事が来るまで、憐呑お兄ちゃんにどうにかしてもらお」

華里奈だって、愛沢家について知りたいことの一つや二つあるだろう。

瀬廉は疑問を抱かせる前に無理矢理巻き込むし、紫暗はそういうのに気を回したりしない。

だからって、実を言うと香論も自分の家についてよく知らないので、憐呑を頼ろうというわけだ。

(憐呑お兄ちゃんなら、色んなことに答えてくれるよね)

幸い、憐呑は今愛沢家の客間で寝泊まりしているので、華里奈の都合に合わせることも可能だろう。

「……うん。そうしよっ!」

そうと決まれば早速実行だ。

香論は価値が低いから。



「───そういうことらしいけれど、華里奈嬢、何か僕に聞きたいことはあるかい?」

香論に呼び出された華里奈は、会議室で香論と憐呑と話をすることになった。

二人に見つめられた華里奈はしどろもどろに呟く。

「えーと……そんな急に言われましても」

(聞きたいこと……?んー……何だろ。千里眼の使い方とか?……でも、千里眼は珍しい能力だとか瀬廉ちゃんが言ってたし……)

華里奈は頭を抱えて数刻唸った。

「……じゃ、じゃあ……えっと……ファンタジックな能力を持つってどういう感覚なの?……」

言ったそばから華里奈は項垂れた。

相当馬鹿げた質問をしてしまった自覚はある。

「ファンタジックな能力……」

(あ、香論ちゃん絶対心の中で馬鹿にしてる)

香論は指先を顎に当ててしばらく唸った後、コテンと首を傾げた。

「憐呑お兄ちゃんは知らないけど、少なくともアタシは妖狐の能力が発現してからの時間の方が長いから……何とも言えない、かな」

困ったように眉尻を下げて言う香論に、華里奈はますます萎れた。

馬鹿にされてはなかったようだが、年下を困らせてしまったらしい。

華里奈は頭の中で香論の言を復唱した。

(……妖狐の能力が発現してからの時間の方が長い……?)

「……えっ⁈そういうのって生まれつきじゃないの⁈」

香論は大きな目をパチクリさせた。

「?そうだよ?生まれたときから持ってたら、ママが狐を産むことになっちゃうもの」

そう言って、香論はパンと手を叩いた。

ボンっと周囲に煙が上がる。

「か、香論ちゃん⁈」

華里奈はポカンと口を開けた。


「どう?華里奈姉ちゃん、これがアタシの持つ能力……って言っても、亜乱兄ちゃんたちと比べたら地味かな」


先程まで香論が座っていたはずの場所には、明るい茶色の毛皮を持つ、フワフワの子狐がいた。

クリックリの瞳で見つめられ、華里奈は悶絶する。

「か……かわいいっ‼︎」

「え、ちょ、ちょっと!華里奈姉ちゃん⁈」

勢いよく抱きしめられた香論はジタバタと暴れる。が、華里奈はそんなことお構いなしに毛皮に顔を埋めた。

「わぁ……もふもふだぁ……!」

「華里奈姉ちゃん……ちょ、と苦しいよ……」

「あ、ご、ごめんなさい!」

無事に華里奈から解放された香論は、空中で一回転してから人型に戻った。

華里奈には知り得ないことだが、この時香論は、もう二度と華里奈の前で獣化はしないと固く心に決めたのだった。

二人の様子を生暖かい目で見ていた憐呑は、小さく咳払いをして言う。

「それじゃあ華里奈嬢には……ついでに香論嬢にも、愛沢家の成り立ちについて説明しようか」

その言葉に、二人は目を輝かせる。

「……まあ、僕も人伝てに聞いた話だから詳しいことは言えないけどね」

そう言って、憐呑は語り出した。



愛沢家の原点は、平安時代初期に遡る。

まあその頃は、まだ愛沢家なんて一族は存在しなかったけど。

華里奈嬢、流石に『陰陽師』って言葉は知ってるよね?

……そう、占いやまじないを操る呪術師が、陰陽師。

その頃の陰陽師は、ただ吉凶占いをするだけでなく悪霊を浄化したり悪妖を祓ったりしていた。

……だけど、奈良時代後期から平安時代初期にかけては、かなり荒れた時代だったんだよね。遷都が繰り返されたことがその証左。

民の不安も高まっていたから、悪霊や悪妖が人間界に跋扈しやすくなった。

それをどうにかしようと奮闘したのが、安倍家や賀茂家の陰陽師達。

だけど……平安時代中期頃かな。陰陽師だけでは、蔓延る悪霊や悪妖に対処できなくなったんだよ。

だから。


っていう考えが広まった。


その高位存在を実現したのが、安倍晴明。


華里奈嬢も、安倍晴明は知っているみたいだね。……あの忌まわしい術師のことを。

そう、稀代の陰陽師・安倍晴明が、愛沢家を創った祖なんだよ。

彼は有名な陰陽師達を集めてこう提案したんだ。


『人の力だけで悪妖に対処できないならば、妖の力を借りるのはどうか』


結構反発もあったらしいけど、集められた陰陽師達は皆乗り気だった。

自分達の力では、国を、愛する者を護れないことが身に沁みて分かっていたからね。

では、どうやって妖達の力を借りるのか?

安倍晴明はこう言った。


『妖の血を取り込み、子に力を与えよう』


つまり、妖と結婚して子供を半人半妖にしてしまおうっていうなかなか鬼畜な提案なんだよね。

陰陽師達は皆この提案を受け入れた。

各々、人に友好的な妖を探し、子を作り、さらに子供達を結婚させ、子を産ませ、さらにまた子を結婚させて子を産ませ……。

そうやって、半人半妖の一族を作り上げたんだ。

民からは気味が悪いと罵られ、蔑まれ、それでも国を護るために悪妖を祓い善妖と共存の関係を築いた。


その活躍が認められ、時の天皇からは『愛沢』と『恋宮』の姓を賜った。


それが、今も『東の愛沢家、西の恋宮家』として、裏で国を護っているんだよ。

愛する者のために、ね。



そう言って、憐呑は話を締めくくった。

「……そんな深い話だったなんて」

ポロポロ涙を零しながら華里奈は言った。

「か、華里奈嬢⁈そんなに泣くような話だったかな……?」

「だ、だって……国を守るために自分が犠牲になるとか……か、感動しちゃって……」

「……華里奈姉ちゃんは感受性が高いんだね……」

泣いている華里奈とは裏腹に、香論はスンとした表情をしていた。

華里奈にはただの美談に聞こえたかもしれない。

が。

香論は、すごくイライラした。

結局、割りを食っているのは安倍晴明ら陰陽師ではなく、半妖と化した子孫の方だ。生まれた時から半妖として、祓い屋の一族として生き方を決められているのだから。

「ところで憐呑お兄ちゃん、愛沢家について詳しすぎない?」

憐呑はキョトンとした。

「そうかな?……むしろ僕は、そういう話題には疎かった方だよ。興味なかったし」

香論は顔を引き攣らせつつ言う。

「……憐呑お兄ちゃんって……もしかしてめっちゃ長生き?」

先程の憐呑の語り口から予感はあったが、香論は遂にそう尋ねた。

昔瀬廉から『古の妖』だと紹介されたが、生憎その時の香論は、憐呑にあまり興味がなかったので詳しく聞かなかったのだ。

「……長生きか、と言われても……まあ、長生きなのかな?でも封印されてた時間の方が長いし……?」

ブツブツそう呟いていたが、不意に顔を上げて続けた。

「確か鬼にされたのんが一条天皇の時代。その後あの忌まわしい源頼光に首を掻っ切られてどこかの神社に封印された。目ぇ覚ました……ちゅうか封印を解かれたのんが四年前で、そのまま愛沢家の協力者になったって感じやわぁ」

急に京都弁でツラツラと告げられて、華里奈と香論は目を白黒させた。

その様子を気にも止めず、憐呑は頭を抱えた。

「嗚呼、イライラしてきた。あの男、剣士の風上にも置けへん外道。不意打ちやら卑怯すぎる。瀬廉嬢を見習え。あの子ぉは単純な勝負で僕を負かしたのに」

どんどん声が低くなっていく憐呑に、香論は身を縮ませ、華里奈は声を上擦らせる。

「れ、憐呑さん、落ち着いて。……よく分からないけど、大変だったんだね……?」

そうなだめられて、憐呑は咳払いした。

「ま、まあ、僕の話は今は関係ないから忘れよう。今は愛沢家の成り立ちについて」

早口でそう言う。

「……とはいえ、僕もこれ以上詳しい話は知らないんだよね。愛沢家ここになら多少文献が残ってると思うけれど」

それに応じたのはしかめっ面をした香論だ。

「ウチでそういうのを管理してるのはパパと瀬廉だから、アタシは知らないかな。あんな難しいつまんない本読んで楽しめるなんて意味分かんない」

「つまらない……か。まあ、正直僕も同感かな。……どうせ過去のことなんて知っても、何も変わらないし」

どこか遠くを睨むような表情で言い切った憐呑は、ガタリと立ち上がった。

「今日のところはこれくらいで良いかな?たまには『酒夢』に帰らないと、茨木たちが心配なんだよね」

「うん。ありがとう、憐呑お兄ちゃん」

「ありがとうございます、憐呑さん。参考になりました」

ペコッと頭を下げる二人に、憐呑は片手を振って答えた。

「役に立ったなら良かったよ。また何かあったら、遠慮せずに聞いてくれて構わないから」

そう笑って部屋を出た憐呑を見送って、華里奈はポツリと呟いた。

「……文献。興味あるけど……難しそうだし……亜乱君に手伝ってもらえば読めるかなぁ?」

「いや……亜乱兄ちゃんがいてもあんまり役には立たないと思うけど」

バッサリ切り捨てた後で、香論はハッとした。

「あ、いや、せっかくだし手伝ってもらって読んでみてよ。読めたらアタシにも教えて。できるだけ簡単に」

『亜乱と二人きりで作業できる口実を作ってやろう』という意思が丸見えだが、鈍感な華里奈は、じゃあそうしようかな、なんて呑気に笑っていた。

二人の恋のキューピッドになるのは、なかなか骨が折れそうだ。

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変人ばかりの狂愛一家は今日も愛する人の為に祓い屋として働く 桜月夜宵 @Capejasmine

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