第19話 女性冒険者達の講習会
午前中に講義を終えて、午後からは実戦講習だよ〜
その前に学校の食堂に講師の方達を招いて昼食会だ。
ウチの男共はソワソワしちゃって〜 まぬけ顔だぜ、ボーイズ‼︎
まぁ、理由も分からなくも無いが…
何せ、皆んな美人さんなんだな、コレが!
西洋人風の顔立ちで、皆さん整ってらっしゃる。所謂、美人さんなんだな。
アルテミスの涙という名前の女性グループなんだ。
リーダーはマーガレットさんという剣士の人は推定身長180cmぐらいのスラリとした長身で、スリムだけど腕とかはガチむちな筋肉。素敵な金髪を肩の辺で切り揃え後ろで一纏めに括っている。瞳は透き通る綺麗なブルーだし。リーダーをしてるだけ有って嫌味の無い男気のある性格、翠ちゃんでも惚れちゃいそうだし。
それでいて脳筋では無い受け答え、馬鹿じゃ冒険者は長生きできないというお答えには感心した。確かに馬鹿だと、直ぐに死んじゃうか。
テンプレ展開の様な力自慢の冒険者は長生きできないから後輩に絡む者は少ないという。う〜む、異世界に来て知る真実ってやつだな。
そんな馬鹿は直ぐに真面目な後輩に追い抜かれたり、絡もうにも相手の方がレベルが上にいってるし、で、後輩に抜かれた焦りから犯罪などに手を出して直ぐに犯罪奴隷になっちゃうんだって〜
でも気を付けなさいと言われたのが、傭兵と言われる連中なんだって。
何でも普段から徒党を組んでいるから、集団、数の多さで気が大きくなってる奴が多いんだって〜 嫌な奴らだね〜 『冒険者は組んでも4~8名程度だし、奴等は集団で襲ってくるよ。アンタ達も可愛いんだから気を付けなさい』って言ってくれた。
『可愛い、わたし可愛いの‼︎』ってくねくねしてたら隣に居た麗羅に肘鉄食らった。
話しを進めろ!って、誰に? あっ‼︎ハイ分かりました。
それに冒険者でも食っていけ無い雑な奴等が傭兵団に入ったりするもんで、そもそもの素性が悪いだとか〜 マジ、サイテ〜
で、戦争とか無い時は暇な訳で無能が暇だと碌な事しかしやしない。
強盗や婦女暴行などと庶民の迷惑でしか無い。良く取り潰しに合わないな。
って思ったら、領主がいざという時の予備兵力にしたいモンで多少のお目溢しがあるという。そんな大人な事情はJKには関係ありません。
でも『対人戦に特化しているので気を付けなさい。貴女、人を殺せる?』
いやぁ〜 そんな自信なんて皆無じゃん。『君子危うき近寄らず』じゃ。
で、昼食を食堂で冒険者のおネイさん達と講習組とで食べてるんだけど、おネイさん達が一口食べて止まってる。今日は異世界の人達が食事に来るって事で食堂おばちゃん達が凄く張り切った結果、無言で固まっている。
まぁ、物凄く美味しかったてことよ。その後は物凄い勢いでかっこんでたけど。
スパゲッティはイタリ〜アン!古き良き喫茶店の味を再現だと〜 JKに古い時代なんて知らんがな。でもウマウマだ。ケチャップの甘辛さに付け合わせのサラダが口の中をサッパリとさせる。
どうもこの世界にはケチャップが無いらしい。うん商機かなぁ〜
それに黄金色に輝くコンソメスープ、細かく切ったホーンラビットのベーコンが浮いている。そしてパン、こんな柔らかくて白いパンは食べた事が無いという、パンに付けるジャムとバターの量にも驚いていた。
そして食後のデザートのクッキーとコーヒーorティーに至っては涙を流していた。
こんなのお貴族さまでも滅多に食えないと。わぁ、お貴族さまはやっぱり居るんだ〜
後日談があって、アルテミスの涙の皆さんがザクスンの牙の皆さんに食堂での食事の事を黙ってたらしいの。そして講習会は私達で独占… がバレて。
随分と険悪な状態になったとか、結局は学校産のお酒で手打ちになったらしい。
うん、食いモンの恨みは恐ろしいよね。
そんなこんなでお食事会も終わったので他のメンバーの紹介に移ります。
盾師と槍師二つの職業を持つカミラさん、赤毛の大柄な美人さん緑の瞳にソバカスがチャーミングなおネイさんの身長は190cmオーバーだよ。胸部装甲が物凄いの。
羨まし・し・いくな・なんか無いんだもん。
ヘイトスキルは自分に魔物の注目を集め、皆んなの士気を上げるウォークライ。
盾への衝撃を避けるパリィと盾を相手に叩き付けるバッシュの他に槍技の貫通なの。
なんか筋肉無双のおネイさんだ。
探索のスキル持ちで弓師のリンダさんはスラリとした身長は160cm程ある綺麗系の美人さんだ。髪は緑の短髪でボーイッシュにブラウンの瞳。魔法は弓師に相性の良い風魔法だよ。
次のエリスさんは風、水、雷に神聖魔法のヒールが使える凄い魔法使いさんだよ。
身長は150cmぐらいで小柄だ。服装は黒いコートに身を包み、頭にはトンガリの三角帽子のテンプレ衣装。コートの下はなんとゴスロリ風のミニスカート。
頭のフード脱いで現れたるは、ピンク色のツインロールにオタク達が騒めく。
こんなメンバーとパーティーを組んだ学生達で森に入って実技講習となる。
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