新たなる生徒会メンバー

生徒会広報

俺は生徒会でいろんな人のお手伝いをすることをよくしている


「それで今回の仕事はなにがあるんだ」


俺は生徒会長の九条輪廻(くじょうりんね)に仕事が終わったのでその報告と仕事をもらいにきていた


「なら僕とやるか」


副生徒会長の高橋恵(たかはしめぐみ)が手伝いをすることをいう


「いやそれは羨ましではなく」


ダメだった途中までは生徒会長としてかっこよかったが完全に乙女が隠せていない


まあこの生徒会にいる人は全員九条輪廻が俺のことが好きなことは知っているのだが


「羨ましいではないんですよ最低限生徒会長としてかっこをつけたいとか言ってたのに」


九条輪廻はいつも俺たちの前だとデレてばかりだから生徒会長としての示しがつかないと思いこのような行動に出た


「あとさ仕事を行っていて思ったんだがさすがに四人は足りなくないか」


生徒会のメンバーは俺と九条輪廻と高橋恵と柊 結香(ひいらぎ ゆいか)の四人だけだ


「うむならあたしと一緒に仲間を集めようか」


バシッ


柊結香が九条輪廻の頭を叩く


九条輪廻は柊結香になにすんのよみたいな目でにらんでいる


「なんで堂々とサボろうとしているんですか」


「だって羨ましいんだもん」


高橋恵がその姿を見て笑いながら煽る


「僕が山田と一緒に楽しんでくるから九条は生徒会の仕事に集中したまえ」


バシッ


柊結香が高橋恵を叩く


「アイタッなんで僕が叩かれるんだ」


「だって山田も一緒に楽しむなんてそんなのサボると宣言しているようなものじゃない」


「違う僕はただ……なんでもないです」


いやサボるつもりだったんかいみたいなツッコミを言おうと思ったがややこしくなりそうなので言わなかった


結果的に俺は高橋恵と共に生徒会の仲間探しを行っていた


「やはり生徒会の広報を行うやつは情報にたけているやつがいいよな」


「そうですね僕としては一人思い浮かんでいる人がいますが」


「そうなのかならその人のところに行くか」


俺は高橋恵に案内される


そこには全てを諦めたかのような顔つきに椅子にだらりともたれかかる一人のイケメンがいた


「この人が高橋恵の言っていた人なのか」


「ああこの高校で一年前まで情報屋として活躍していた新聞部元部長の新崎 伸介(しんざき しんすけ)です」


「なんというか仕事が出来る感じがあまりしないな」


「失礼なやつだな」


新崎伸介が椅子から立ち上がり俺の目の前に立ちはだかる


新崎伸介の目の下に大きなクマがあることを気づく


だらりとたれた手が裾から出ていてやはりめんどくささを感じる


何気に生徒会が始まってからの始めての同性なのでそちら方面でも期待する

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