欲情とクローン

言葉を言わされた感があるのでイラつき


「裸にするぞ」


「……は?」


「欲情してきたので俺の相手をしてください」


「いやいやあなたのクローンですが小学生ぐらいの見た目をしていますが」


「それでも俺はいける」


「わたしはいけないしいきたくない」


「なんか強情な女の子を落とすのって興奮するよな」


「逆効果なのかよ」


「勃起したので相手をしてください」


「気持ちが悪いことを言わないでください」


「今さっきまでシリアスな雰囲気を出してたのに油断したらすぐギャグになるんだから」


「ギャクなの!ただただ気持ちが悪いだけじゃないのわたしは理解できないわ」


「愛し愛され涙を流して別れた俺が会ったのは小学生の女の子でした」


「歌みたいだし涙を流してないしなんか禁断の愛感があるしつっこみどころがありすぎでしょ」


「ええやないかええやないか」


「いやよくないでしょ」


「それじゃあやりますか」


「いやこの流れでやれるわけないでしょ」


「だって息子が嬉しがっているからな」


「もうそのネタは飽きたわ」


「ネタではないですが」


「ネタであってほしかったのよ」


「そろそろ尺がないのでシリアスに戻してください」


「やめなさいなんとなくメタい感じになってるから」


「メタくないですがおっぱいもみたいままですが」


「おっぱいをもんだらわたしはあなたを警察につき出すわ」


「さてそろそろキャラ崩壊はやめて元に戻るか」


「最初から安定してなかったようにも思えるけど」


「はっはっやめてくれよ泣きたくなるから」


俺は頭を抑えてなくふりをする


そしてやがて聞こえてくる足音で俺はなんとなく誰か来たのか分かってしまった


「なあもしかしなくても来ちまった感じだよな」


「ええそうでしょうね」


「なんでこうなるんだろうか」


「さあ知らないわでも山田太郎あなたは運命に選ばれてしまっているどれだけ逃げてもあなたはきっと生徒会に戻ることになる」


「それが俺が抗いたいと思っている未来でさえもか」


「ねえねえこれなんとなくだけど無理じゃないあのギャグな展開やってからは」


「やはり無理ですかね」


「もういいわ続けるわよそれで九条輪廻が来たのは事実よ」


「なんで分かるんだ」


「だってわたしは山田太郎あなたの能力を受け継いでいるもの」


「俺の能力と未来を見えることの繋がりがあっそうか俺は未来視を持っているのか」


「なんであなたは自分の能力を忘れているのよ」

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