空手と出会い

空手部の主将をしている最強の中学生それが俺があったときの高橋恵の肩書きだった


俺が中学二年生の時で九条輪廻が卒業した頃の事だった


俺は主人公を探していた


確かに九条輪廻も主人公だだが二歳も離れているから一緒にいられる時間も短い


もしかしたら俺がいない間に物語が進み終わるかもしれないそう思った


だから別の主人公になってくれそうな人を探していた


生徒会の仕事として空手部にきていた


仕事の内容は道場破りがいろんな所にきているからその道場破りを止めるというもの


生徒会メンバーがバラバラに狙われそうな部活に配属されていた


だが、俺は門前払いを食らいそうになっていた


「いらないんだわだって僕がいるからね」


そういってくるのは空手部の主将のたしか高橋恵だったか


生徒会として生徒の名前を出来るだけ覚えようと頑張っているのだがどうしても覚えることが苦手で覚えきることが出来ない


「きみがいても道場破りに負ける可能性があるだろ」


「ないよだって僕最強だから」


「最強なんて言葉はあまり言わない方がいいよ」


「なんでさ」


「どれだけ強くても誰にも負けないとは限らないからねだから最強なんていないと思う」


「へえなんだか知ったような口で言ってくれるけどさきみはなにも知らないよね僕の事を何一つ」


「知らないからって見過ごせるわけがないだろ」


「なんだかヒーロー気取りみたいなことを言っているけど僕は誰かに守られるようなヒロインじゃないんだ悪いね」


「俺も男を守る趣味はないんでねそうあってくれなくちゃ」


「そんなに言うならやるかい僕と勝負して僕が負けたら道場破りを止めることを手伝ってもらうでもお前が負けたら僕に金輪際関わらないと誓え」


「OKだなら勝負の内容はどんな内容にする」


「どんな勝負でもこちらはいいよ」


「……ならば空手対決はどうかな」


「僕はいいけどそんなことをしたらお前が負けることが確定になるけどそれでも良いのかい」


「ああだってそっちの方が完膚なきまでに気持ちを粉砕できるからな」


「へえ勝つことが確定みたいに言ってくれちゃってるけどさ負けたとき泣かないでよ」


「おおいいぜやろうじゃねえか」


俺と高橋恵は空手対決をした


そして、勝ったのは俺だった


「じゃあこれで俺の実力を認めて道場破りを止める手伝いをして良いんだな」


「……なんで…僕が負けた?……あり得ないあり得ない」


そんな言葉をぶつぶつと口にしていた


「負けたなら清々しく負けやがれきちんと正々堂々お互いの力をぶつけ合ったんだろうが」


まあもちろん嘘だが全ての攻撃を俺は未来視で受け止めた


そのうえで未来視で高橋恵が避けられない場所を探しだしてそこに拳を当て続けた


その結果の勝利だから卑怯みたいなものだな

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