露出狂と浮気性
「だって僕は露出狂だから」
「……えっ?露出狂と男装ってなにか関係あるんですか俺には関係あるように思えないんですが」
「関係あるよだって露出をしているやつが僕であることをバレたくないからやってるんだし」
「バレたくないならなぜやるんだ」
「スリルを味わうためかなでも退学や停学はあまりしたくないし築いた立場も捨てたくない」
「だから普段男装をすることで自分が露出狂であることを隠すことに成功している」
「まあそもそもあまり人にあったりしないけど」
「男性にあった時に襲われたりしないんですか危ないのでは」
「ありがとうやっぱり冷酷無慈悲で機械みたいな男なんてひどいうわさだよね」
「なんの話ですか」
「いやこっちの話あと襲われることはないよ大体の人は逃げるからそれに僕は空手のスペシャリストだからね」
そういって俺の顔に高橋恵の右足からの蹴りが寸前まで来るが俺は左手で受け止める
「強いね」
「強くないですよ未来視をしただけです」
高橋恵が右足から蹴ると言う未来が見えたから受け止められたただそれだけの話
「でも僕の強さを受け止められてるじゃん否定されると受け止められた僕が弱いみたいだからやめて」
「ああそうか悪いそれで俺のことが好きって話だったが呼んだ理由は俺と付き合いたいってことで良いか」
「うんあってるよ……どうせなにかしらの理由で偽物の恋人をやっているだけでしょなら僕にやらせてよ」
やはり高橋恵にはバレてしまうらしい
高橋恵と付き合うのもありだだが九条輪廻と付き合うこととどう違うのだろうか
そもそもまだ恋人になってからデートの一回すらしていないから恋人というものがよく分かっていない
ならば答えは二つ
「なら俺にドクズをやらせてほしい」
「うん?なんでそんな話になるんですか」
「高橋恵と九条輪廻二人ともと付き合うそれが俺が導きだした答えだ」
「……いやいや堂々と浮気するとかいわれたら困るんですけど偽物でも恋人は恋人ですよそれに僕は本当の恋人になりたい……それに九条もそう思っているんじゃないの」
「……ああ分かったやはりそうだよなすまないなら俺は二人とデートをしてどちらと付き合いたいか決めたいそれも偽物じゃなく本物の恋人だそれじゃあダメか」
「まあそれならまだ許せる」
草むらから隠れて聞いていた九条輪廻も草むらから出てきて
「なっいつからそこに」
そう驚いている高橋恵を置いて九条輪廻は話し出す
「あたしも良いよまああたしも偽物はいやだったし」
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