偽物の恋人

「ならばあたしが主人公探しとやらを手伝ってやろうではないか」


俺は頭の中が?だらけで一杯になった


「なにをいってんだ」


「あたしがその主人公探しとやらを手伝うと言っているんだ」


「いやなぜに」


「だって助けている間にあんなことやこんなことになるかもしれないだろ」


「あんなことやこんなことになるわけないだろどれだけ俺を変態にしたいんだ」


「うむ変態だとは思っているが別に良いだろ」


……いや変態だと思われていたのかよ普通にいやなんだが


「訂正しろ俺は断じて変態ではないとなてかっ九条輪廻の方が変態だろ」


「いやなぜあたしが変態だと思うんだ」


「俺は今まで気づいてなかったが妄想癖がヤバイレベルにあるじゃないか」


「いや山田も隠しているだけで能力の透明化ではだかになって近所を一周したことぐらいはあるんだろ」


「いや普通にないがつうかそんなことを言うなよ俺のイメージが露出狂になるだろうが」


「ええやん」


「いやよくないやん」


「主人公探しの手伝いやっても良いんですか」


「だって俺は俺一人でやった方が」


いや待てよと思い九条輪廻をじっと凝視していく


九条輪廻の見た目を見ると黒と白を基調とした制服からでそうなぐらいでかいおっぱいが目立つ


顔も誰が見ても美人と言えるほどに美人で背も高いなるほどヒロイン役ならありかも


友人キャラは恋人がいるやつがいたりもするからな


「俺は主人公を誘きだす作戦をしたい」


「なんですか作戦って」


「偽物の恋人として付き合う作戦だ」


「えっえええマジで良いんですか」


「そんなに嬉しいのか」


「そりゃ主人公探しを手伝うことぐらいしか考えていませんでしたし」


「ならよかった」


「主人公と恋人って関係あるんですかあたしとしては関係あるようには感じないんですが」


「主人公オーラーを持っているやつの周りに主人公が現れると思うからだ」


「げへへならあたしあなたの奴隷になりましゅう」


若干引き気味で引いていた俺を見て


「あのそんなに引かれるとさすがに傷つくんですけどそんなにいやですか」


「別になにいってんだこの人ってなっただけだ」


「完全に引いてるんじゃないですかいやなんですけどぉあたし好きな人にやっと結ばれるたのにぃ」


「結ばれるわけではないだろ主人公を探しだすための偽りの恋人だ」


「まあそうですけどでも嬉しいんですよ」


「そうかそれじゃあ今からデートをしに行くか」


「デートですか分かりました急いで準備します」


「いやその前に一人主人公になってくれそうなやつがいるからそいつに当たってからで良いか」


「良いですけど誰なんですか」


「副生徒会長の高橋 恵(たかはし めぐみ)だ」

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