超能力者の俺が主人公を求めていたらなぜか集まるのは俺のことが好きな変質者ばかり
山田空
生徒会長VS副生徒会長
妄想癖と生徒会長
俺の名前は山田 太郎(やまだ たろう)
名前通り超能力を持っていること以外は普通の男子高校生である
顔は平均的で醜い顔な訳でもイケメンなわけでもないそんな悪く言えば中途半端な顔をもつ
体型は丸っこいわけでもやせているわけでもなく真ん中ぐらいである
身長も同じである
こんな感じで俺は超能力を持っていること以外は中途半端な男である
そんな俺がなぜ生徒会長の九条 輪廻(くじょう りんね)に迫られているのだろうか
少しだけ時間を遡ることにしよう
九条輪廻に出会ったのはいじめている男の子から守っている生徒会長を見て少しだけ手伝ったところからか
俺は昔から正義のヒーローってものが好きだ
だから九条輪廻はまさに正義のヒーローらしいと思っていた
困っている人を見つけたら助けずにはいられずいつも誰かのために努力していてそんな彼女だからこそいろんな人達に慕われているんだろうと思う
だからこそ俺は生徒会の書記として支えることを選んだというのに
ちなみにいじめは俺が超能力を使って助けた
少しだけ頭が痛くなるだけでほとんどデメリットはなくたくさんの能力が使える
だから、壁ドンの状態である今でも普通に抜け出そうと思えば抜け出せる
「あたしはね他の人より妄想癖が強いんだそんなあたしの前に君のような白馬の王子さまが現れてくれた」
俺が憧れたヒーローはどうにもヒロインチックな趣味があるらしい
だが、そういうギャップがあるのは良いことだと俺は思うがそれに俺を巻き込むんじゃない
俺は出来るだけ平凡でいきたいんだよ
いや違うか正確にはこの能力で俺の気に入った人間を支える立場になりたい
それだけが俺の目的だ
そんな俺が主人公に惚れられる人間ではないだろ
「支えてもらってからあたしはあなたにトキめいた」
ときめくなんて言葉俺はあまり使ってほしくないのだが想像以上に乙女だな
「いつも近くによられたときなんていつ犯されるんじゃないかと待ちわびていたのに」
俺がそんな変態だと思われていたのかとガッカリした
「きみはいつもあたしに手を出してくれないそんなにあたしに魅力がないのか」
「いえ魅力はあると思いますよでも俺が求めているものはヒーローのような主人公なんです」
「ならばあたしがその主人公探しとやらを手伝ってやろうではないか」
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