応援ボタン
SNS等をやってこなかったからか、文章を投稿することはもちろん、応援ボタンを押すだけでも緊張してしまいます。
そして僕は、応援ボタンを押した瞬間、胸の中にざわめきが広がり、急いで画面を閉じたくなる衝動を抑えることができません。
自分でも分からないのですが、もしかしたら恥ずかしいのでしょうか。
「この作品が好きです」と心の一部をさらけ出すような感覚になっているのかもしれません。
いつもおちゃらけていた僕が、本心を語ることが出来ず、小学5年生の頃にみんなの前で泣いた日のことが思い出されます。
嘘で塗り固めた自分像が、崩れ落ちてしまった、あの日のことが。
心が見透かされることを恐れている、と仮定してみました。
だから応援ボタンが押せないのだと。
だから星が付けられないのだと。
だから僕の書く文章が硬くなっているのだと。
仮説が正しいように思えてきました。
それでも、心のざわめきに備えながら、好きな作品に応援ボタンを押してみました。
すると、温かい感謝のコメントを頂きました。
そこには小さな幸せの循環がありました。
カクヨムって本当にいいもんですね。
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