やさしさ

自分が、ずいぶん傲慢な人間だな、と思うことがある。


しかし、「してあげよう」と自然に思うことは、傲慢なのだろうか。


自分が、良い人である、と認識されたいという無意識の欲求なのだろうか。



相手の気持ちや立場を本当に理解しないまま、その人のためになると信じて行動を起こす。


だが、そこに相手の同意がないなら、それはただの押し付けに過ぎないのかもしれない。


それに気づかずに「良いことをした」と自分を評価していたなら、それこそ正に傲慢だ。



行動だけでなく、寄り添うことも優しさではないかと考えてみる。


今の会社の人たちは、「関わらない」という優しさを持っている。


それでも、助けを求めれば、いつでも手を差し伸べてくれる。


僕は、そんな会社の人たちが好きだ。



傲慢と優しさの境界を知るためには何が必要なのだろう。


本当の優しさとは何か。


僕にはまだ分からない。


でも、いつか優しい人になれたらいいなぁ。

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