第4話 電話 -タズネビト-
それは突然の出来事が始まりだった。
不可解な電話番号からの着信に対し、それに出てしまうと少女の声で
「わたし、メリーさん。×××に居るの。」
と可愛らしい声で伝えて来る。
それが電話を切る度に少しずつ少しずつ距離が縮まって来るというもの。オマケに何度、電話を切っても直ぐに掛かって来てしまう。
「私、メリーさん。今…家の近くに居るの。」
という電話が掛かって来て、最終的に
「私、メリーさん。あなたの後ろに居るの。」
それがこの話のオチである。
被害者は大抵、殺されるか或いは刃物で刺される…という話が有るらしいが定かではない。
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ある日の事。
剣介は朝から家の庭で1人、木刀を片手に素振りをしていた。学校は休みなのは良いのだがこのままゴロゴロして居ても仕方がないと思った為。そして何より蘭の助手という勝手に決められたポジションを熟す為というのも有る。
「これ、毎日やってるけど…本当に強くなれんのか?」
あの日、刀が抜けなかった事を椿に説明した際に言われたのが人間には霊力と呼ばれる本来なら使わない力が不足しているのだという。その霊力を存分に発揮する為にはある程度の鍛錬が必要だという事を彼女から伝えられたのだった。そして剣介は自分が決めている素振りの回数へ到達すると手を止めて一息つく。
「ふぅ…本日のノルマ終了!さぁて、後は部屋でマンガでも読んで──」
そう思い立ったのも束の間、ポケットに入れていた携帯電話の着信が鳴り響くと画面には
【椿さん】と記されている。彼は少し嫌な予感を抱きながら電話へと応対した。
「はい…もしもし?」
『もしもし?私だけど。ちょーっと頼まれ事してくれないかなぁ?事務所で待ってるから!それじゃーねー。』
自分の言いたい事だけを言った後に電話がプツリと切れてしまう。剣介は頭を左手で掻きながら溜め息をつくと窓を開けて室内へと戻った。それから私服に着替え、仏壇に手を合わせてから戸締りをしてから事務所の方へと足を運んだ。
「…こんにちはー?」
ドアを開けて室内を見てみると来客用のソファに腰掛けている白い長袖のパーカーと黄色いシャツに水色のスカートをそれぞれ身に付けた小学校高学年の女の子1人が彼の視界に入る。
首元で切り揃えられた髪と薄い茶色い瞳が何処か印象的であった。
彼女の横には神楽弥が寄り添う様に座って居て、慰めている様にも見えた。
「…椿さん、何かあったんスか?もしかして迷子?」
「実はほんのさっき、お使いを頼んでた神楽弥がその子を連れて来たの。そしたらメリーさんに殺されるって突然泣き出しちゃって。」
「メリーさん…ひつじの?」
「違う違う、都市伝説のメリーさんの方。聞いた事ない?変な電話に出ると女の子の声がするーって奴。」
椿は剣介に順を追って説明した。
・そもそもメリーさんというのは人形の名前であり、それをとある女の子が引越しの際に誤って捨ててしまったという所から話が始まる。
・深夜に突然電話が掛かって来て、少女に対し自分が今居る位置を伝えて来る。
その電話は切っても切っても直ぐに掛かって来て、最終的に家の前に居ると伝えて来るのだが家の前には居ない。
・そして再度来た着信でメリーさんが持ち主の子の後ろに自分が居ると伝えて来る……これがメリーさんの電話という都市伝説である。
説明を終えた椿は剣介の方を見てから僅かに溜め息をついた。
「子供が怪異に巻き込まれるケースは少なからずとも多いの。亡くなった子だって居る……大体は警察に話しても信じてなんか貰えないしね。」
「な、成程…。でも今回のそれって悪霊とかそういう類じゃないッスよね?」
「でも、人に害を成す以上は対処する必要が有る。此処であの子を見捨てたらあの子の未来も人生も全て奪われる事になる…それでも剣介君は平気で居られる?」
椿の目は至って真剣だった。
チラリとソファに座る少女を見た彼は何処かやるせない気持ちで居た。
「……いえ、俺には無理です。」
「…なら、引き受けましょうか。彼女のボディガード…お願い出来る?蘭は別件で後から来るけど。」
椿がそう話した後、剣介は頷いてから神楽弥と少女の前へと腰掛けると話を伺った。
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彼女の名前は
本人が首から下げていたのは子供向けに大手メーカーから販売されているスマートフォンで、色は薄いピンク色。そこへ昨夜の23時頃、メリーさんと名乗る相手が電話をして来たのだという。
「…わたし、このままメリーさんに殺されちゃうのかな?」
「大丈夫、俺が何とかする!絶対に守ってみせるから。」
剣介は彼女へ話し掛ける。
安堵したのか陽菜は頷くと僅かに微笑んだ。
具体的に守る手段は思い付かないが、そうは言っても自分に出来る事は限られている。
事務所の奥に置かれている赤い鞘をした刀、牙麗で根本的な原因である怪異を斬り払うという事。しかし、あの刀は抜けなかった。
それはまるで剣介の事を拒む様に鞘から抜ける事はなかったのだ。
「あの…剣介さん。」
「ん?どうかした?陽菜ちゃん。」
「メリーさんってね、私達の学校にある七不思議の1つで…この話をしたらその話を聞いた人の元に現れるんだって友達の玖美ちゃんが言ってたけど。大丈夫…かな?」
「つまりそれって──」
「仮に彼女が来るとしたら剣介さんの所ですね、間違いなく。椿、私、それから陽菜ちゃん、剣介さん…の順番で話を聞いてましたから。」
神楽弥が先に結論を伝えてしまった。
つまり、どう足掻いてもメリーさんは彼の元にやって来るという事になる。
「うげッ、マジかよ…そんなの聞いてねーぞ!?」
「いざという時の為に形代の扱いとか防御術とか色々貴方に教えたんじゃありませんか!…まだ及第点ですけど。」
「そッ、そうだけどさぁ…!物事には順番ってもんが──」
剣介が頭をポリポリと掻いていた時、視線を陽菜へ戻すと何処か未だ不安そうな表情を浮かべている。下手に取り乱すと返って彼女を不安にさせてしまう事に気付いた彼は何とか自分を落ち着かせた。
「……そうだよな、俺がしっかりしなきゃダメだよな。」
陽菜を見た彼は頷くと決意を新たにして右手の拳を強く握り締めると、静かに頷いた。
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その日の夜の事。
陽菜の両親には椿から事情を説明し、彼女と神楽弥は剣介の家に泊まる事になる。
神楽弥が居るのは万が一に備えて椿が特別に寄越してくれたのだった。
「2人共ー、寝るのは和室で良いか?」
玄関で靴を脱いでから剣介が振り返ると2人は頷いた。そして彼により招かれたのは6畳程の和室で付近に木製の長方形のテーブル、その奥に仏壇が置かれている。
神楽弥は寝具等が入ったボストンバッグを和室の隅へと置いてから部屋の襖を全て締め切り、剣介が電灯の紐を引いて明かりを付けた。
「…剣介さん、この写真の子は?」
陽菜がふと仏壇を指差すとそこには写真に写った女の子が居た。彼と同じ黒い髪、灰色の瞳をした少女が白のワンピースを着て微笑んでいる。彼女の前髪は真ん中で少し分けられていた。
剣介が近寄ると仏壇の前へ座り込んで写真を片手に陽菜へ説明した。
「俺の妹の薫。ずっと前に行方不明になって、それから帰って来ていない…生きていたら陽菜ちゃんの1つ上の13歳だ。」
「剣介さんの…妹。」
「……あぁ。人懐っこい奴でさ、何をするにもずっと俺に付いて来たんだ。でも…ある日突然行方不明になってそれから帰って来なかった。事件とか事故の線で警察も調べたけど何も手掛かりは無くて…捜査はそのまま打ち切られた。うちの両親は薫のショックをどうにか消したくて…忘れたくて、当時断る予定だった海外出張の件を引き受けたんだ。」
「ご、ごめんなさい…。私、その…変な事を…。」
「良いよ、気にしなくて。それに薫なら陽菜ちゃんと友達になりたいとか言って来ると思うぜ?」
剣介が陽菜へ微笑んだ時、彼女の携帯が鳴る。神楽弥は剣介へ視線で合図すると彼は
陽菜の携帯を手にして画面を見てみる。
「……非通知だ。」
受話器のボタンを指先で右へスライドしてから電話へ出てみる。ザーッというノイズの様な音がスピーカーから聞こえて来ると少し経った後に声が聞こえて来た。
「わたし、メリーさん。今…公園の前に居るの。」
「公園?おい、まさか──」
ブツンッ!!と電話を切られてしまう。
剣介が舌打ちした直後に再び携帯へ電話が掛かって来る。
「わたし、メリーさん…今アパートの近くに居るの。」
そしてまた電話が途切れ、僅かな沈黙が流れる。横目で2人を見ると神楽弥にしがみついて震えている陽菜の姿が有った。彼女を落ち着かせながら神楽弥が剣介へ話し掛ける。
「剣介さん、今の内に牙麗を傍に!」
「あ、あぁ!そうだな…!!」
剣介は立ち上がって刀を取りに一度、携帯を片手に和室を後にした時だった。
再び電話のバイブレーションが鳴り響いた事から再び電話に出てみるとまたノイズが走る様な音が聞こえた後に少女の声が聞こえて来た。
「わたし、メリーさん…今貴方の家の近くに居るの。」
「ッ──!?」
ドキッと強く心臓が脈打った直後、途端に全身へ寒気が走った。確かに電話の主は家の前に居ると答えた、それもハッキリとした声で。剣介は刀を左手に持ったまま家の玄関の方へ近寄っては顔を近付け、ドアスコープ越しに外を確かめてみる。
しかし、怪しい所はこれといって見当たらなかった。
「き、気の所為……か?」
一瞬の間が空いた直後、何かが割れる様なガシャンッ!!という音が2階から響き渡る。
振り返った剣介は携帯をポケットへしまってから牙麗の柄を右手で握り締めていた。
じんわりと鞘を持つ左手にも汗が滲み、固唾を飲んで音がした方を見ていると今度はギィ…ギィ…と何かが軋む様な音が聞こえて来る。
「く、来る…ッ……!!」
階段を降り切った時に現れたのは長い金色の髪をだらんと前に垂らした何者か。背丈は恐らく剣介と同じ位だろうか?相手の服装は胸元に緑色のブローチ付きのリボンと共に黒を基調とした半袖のゴスロリの様な物なのだがボロボロになっている。それ等は付けっぱなしにしていたリビングの奥から差し込む電灯の明かりでギリギリ肉眼で視認出来た。
「お前が…メリーさん…なのか?」
「わたしが…メリーさん……そう、わたしが…メリーさん!! 」
彼女が顔を上げた時、剣介の背筋に寒気が走った。相手の両目は真っ赤で口は耳元まで裂けていて、その口の中には細かく尖った歯がビッシリと並んでいる。
「アナタの命…イノチ…いのち…が欲しい…ホシイ…!!」
「気味悪ィんだよ…さっさと此奴で斬ってやるッ!!」
牙麗の柄を握る手に力を込めて勢い良く引き抜いた筈だったが、刃は抜けなかった。
「嘘だろ、またかよぉッ!?」
「…?欲しい、ホシイ、欲しイィいィッ!!」
途端にそれが剣介へ飛び掛って来ると彼は咄嗟に刀を両手で水平に持って目の前へ突き出した。
鞘へメリーさんが噛み付くとガギィイイッ!!という鈍い音が響き、目の前で彼女と鉢合わせる構図となってしまう。
剣介を抑え込む様にドアへ手を着く彼女の両手は黒い手袋を嵌めていて、余計不気味さを掻き立てる。騒ぎを聞き付けた神楽弥が和室から飛び出すと咄嗟に何かを放つ。
それが命中するとメリーさんは悲鳴を上げ、
怯んだと同時に離れた際に剣介が家のドアを開けて外へと飛び出した。
「た、助かった…マジで殺されるかと思ったぜ…!!」
「剣介さんッ!油断しないでッ!!」
神楽弥がそう叫んだ時、四つん這いの姿勢からメリーさんが外へ飛び出して彼へ飛び掛るとそれを後退して躱した。
通りへ出ると2人は再び向かい合う構図となり、剣介は唇を噛み締める。
「くそッ…何で抜けねぇんだよ!?あれからずっと鍛錬したんだぞ!?なのに、何でッ──」
「ホシイ…ホシイ…ホシイ…ホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイィイイイッ!!」
今度は身体を元の姿勢へ戻し、再び剣介へ襲い掛かる。その間にも剣介は必死に柄から何とかして刃を引き抜こうとするが上手くいかず、タックルを喰らって吹き飛んでしまった。ゴロゴロと地面を転がった彼は後頭部を強く打ち付けてしまう。
「ぐぁッ!?痛ってぇッ…くそぉッ……!!」
ゆらりとその場に立ち上がった人形は再び関節を軋ませながら近寄って来る。ニタニタと笑う口の中は白く光る尖った歯が並んでいて改めて見ても気味が悪い。
アレに噛まれたら肉や血管など容易に裂けてしまうだろう。
「こんな所で…喰われて死んで…たまるかよ…俺だってまだやりてぇ事とか、やり残した事とか滅茶苦茶有るんだぞ…ッ…!!
剣介は痛む身体を起こして相手を睨み付け、
舌打ちをする。そして再び柄を強く握り締めて深呼吸すると力を込めて引き抜こうとしたが結果は同じで抜ける気配はない。
改めて力を込めた時、背後にまた別の気配を感じて抜くのを止めた。
「今度は何だよ…何がッ─!?」
振り向こうにも振り向けない、唯一解るのは敵でないのは間違いないという事。
そして何処か幼さの有る声で話し掛けられる。
『それで何をしたいの?』
「決まってる!目の前のアイツを斬るんだよ!!」
『どうして、何の為に?』
「守る為だ…俺がやらなくて誰がやるんだよ……あんな子供1人守れないで、何が退魔師の助手だ!!それに怖いのは…今一番怖くて震えてるのは俺じゃねぇ、他でもないあの子自身なんだッ!!」
剣介は正面を見て叫ぶと強く柄を握り締めていた。
『……なら、守ってあげて。お兄ちゃん。』
「え…ッ……?」
一瞬だけ振り向いた直後、神楽弥の叫び声で我に返る。そして再び正面を向いた時にはメリーさんが飛び掛って来ていた。そして剣介は鞘を持つ左手と右手に力を込めた末に左足を下げた姿勢から、左手の親指で鍔を押し上げて鯉口を切る様にした後にその刃を鞘から勢い良く抜き払った。
「こんの野郎ぉおおおおおぉッ──!!」
そして柄へ左手を添えると同時に刃を頭上へ振り上げては真っ向斬りの姿勢から一気に振り下ろした。
「ギャアアアアッ!?」
頭部を斬られたメリーさんは悶えながら苦しんでいる。剣介は自分の右手に持つそれを見て呆気に取られていた。
「ぬ…抜けた!?よ、よしッ…!!」
鞘を放った彼は左手を柄に添え、正眼の構えを取ると額を抑えて苦しんでいる人形の化け物を睨みつける。
「覚悟しろ、人形野郎!!うぉおおおッ──
!!」
自分から駆け出した剣介は銀色に輝く刃を右側へ水平にした状態から相手へ向けて再びその刃を真っ向斬りの体勢から振り下ろした。
メリーさんはそれを腕を交差し防いだものの勢い良いは殺せなかったらしく、そのまま斬り裂かれては左右の手首から先が地面へ空の様な音を立てて落下、相手は後退して行く。
「ギィイイイイッ!?ギィッ…ギギィイッ…!!」
「よ、よーし…後はこのままぁッ!!」
メリーさんが怯んだ隙に剣介は刺突の構えへ入り、距離を詰めると思い切り胸元を刺し貫いた。ガクンッ!!と頭を仰け反らせる様な動作を取った後にガタガタと震えたかと思えば完全に動かなくなってしまった。そして黒い塵になると消えて無くなってしまう。
丁度そこへ神楽弥が駆け寄って来る。
「剣介さんッ!大丈夫ですか!?」
「あ、あぁ…やった……のか?」
「間違いなく気配は消えていますし…これで初めてのお役目は終了です。」
「そうか…良かった……ッ…。」
納刀せず、その場へ座り込むと神楽弥が彼を心配しながら暫く寄り添っていた。
そして牙麗を鞘へ納刀した後に家へ戻ると陽菜に対し「もう大丈夫だ」と話し掛けて彼女を
安堵させる。眠りに付いたのはそれから少し経った後だった。
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翌朝、3人で事務所に赴いてメリーさんの件は完全に片付いたと椿へ報告した後、彼女だけは何処か浮かない顔をしていた。
神楽弥が陽菜へ御守りを手渡すと彼女の両親が迎えに来て引き取られて行く。
神楽弥の手には今回の謝礼金の入った茶封筒が握られていた。
「…?椿さん、どうしたんスか?何か気になる事でも?」
「いや…ちょっとね。それより牙麗は抜けた?」
「抜けましたよ、ほらこの通り!」
剣介が立て掛けられていた牙麗の赤い鞘から刃を引き抜いてみせると彼女は納得していた。
「これで土御門の助手も少しは務まります?」
「どうだろうねぇ?それは今後の努力次第…って奴?あ、そうだ!ねぇ神楽弥ぁー?謝礼金幾ら入ってた?蘭のと合わせてそこから色々引き抜いて払わないとだからさ──」
真面目な話から途端に金の話へシフトした事から剣介は呆れて溜め息をついた。
この美人は金か酒の事しか頭に無いのだろうか?一見誰もが振り返りそうな茶髪の美人、スタイルも良いし顔も良い。
だが酒癖も悪いし部屋を散らかすし…残念な美人なのは殆ど確定してしまっている。
「俺はこれから、マジでどうなっちまうんだ…?」
剣介は神楽弥に色々言われている椿を見ながらポツリと小さく呟いた。
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