第43話 カップヌードル?ウルトラマン?

アンはハイジとペーターを窓の所へ呼び寄せました。


「ね、見て。ロッテンマイヤーさんとハンスさんなの。ハンスさん、ロッテんイヤーさんに童話なんて読んであげてるのよ。

ロッテンマイヤーさんのあんな顔見た事ある?」アン


「あら、ロッテンマイヤーさん、文字が読めなくなったのかしら?

チーズを頭にのっけたからなの?

ねぇ、アンどーしてなの??」ハイジ


「あのね、ハイジ、そこじゃないのよ。

ロッテンマイヤーさんは文字も読めるのよ。

なのに、なのによ、読んでもらってデレデレしてるってところをわかって欲しいの。」アン


「うっへーーっ。デレデレしてんだ。

あの二人、恋人ってことか?

うっへーー。気持ち悪い。」ペーター


「えっ?恋人なの?

ロッテンマイヤーさんとハンスさん?

うっゎ、、、。」ハイジ


アンはハイジがうっわー!と大きな声を出すのがわかりましたのでハイジの口を手で押さえました。


「シーーー!

大きな声だしたら、気づかれちゃうでしょ!

ハイジったら、すぐに興奮しちゃうんだから。」アン


アンは窓から離れたところへハイジを拉致して連れて行きました。

ペーターも付いてきました。


「ここまで離れたら安心ね。

あのね、おじいさまが家出した夜にね、

ハンスさんのテントに入ったの。

それでリュックの中のね、黒皮の手帳を見つけてしまったの。」アン


「なるほどね、、、。

アンのやった事は犯罪だわね。

個人情報保護から見ても訴えられたら

お縄になる仕業だと思うわよね?ペーター?」

ハイジ


「うん、そうだね。僕はテントで寝ていたんだよね。これは、痴漢行為として僕が訴えても

いい問題だよね?ハイジ。」ペーター


「ええっ!

ハイジ、ペーター?どうしたの?

天真爛漫なハイジでしょう?

おとぼけのペーターでしょう?」アン


「ああ、それね。私だってわかってるわよ。

設定上、ど天然のハイジをやってるわけよ。

これもね、3分しかもたないの。

1日1回しかなんつうの?こう、➕と➖が繋がるっての?

そーいう感じなのよ!

だから、早く、アン、話しなさいよー。」

            ハイジ


「ああええええーー!」アン


とにかく、アンはちょー絶早口で自分の計画を話ました。

ハンスさんの亡くなった婚約者はロッテんイヤーさんにそっくりなこと。

ふたりは、お互いに気にしてそうなこと。

だから、くっつけてちゃえーー!と考えてること。

アンは必死だった、、、。

しかし、話終わった時には、3分過ぎてしまった。


「ねぇ、アン、そいでロッテンマイヤーさんは

誰と結婚するの?」ハイジ


「うへーーっ!あのロッテンマイヤーさんをお嫁さんにするなんて余程の人だよな。

僕はいやだあ。怒られてばかりなんだもん。」

ペーター


アンは、3分って、、、。

一体、なんの役にたつんだろとアルムの夕焼けに真っ赤になりながら考えてました。





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