S8 プラグマティックペルソナ遺跡 11月2日

――アルカディア王国 アルカディア紅葉ギルド――


▶今日は珍しい人が酒場に来ていますね。セレストです


セレスト「こんにちは。相変わらず酒臭くてあまり長居はしたくないですね。タテワキさんにもお伝えするのですが、貴方方にも教えておきますね」

セレスト「最近、ユーザー族の方の失踪案件が相次いでいます。原因もあまりわかっていないのですが、気をつけてくださいね」


Yoloしく「ありがとうね。気をつけるよ」

花崗「穏やかじゃないですね」

ドラレア「NPCではなくユーザーが、か。きな臭い話だ」

川雪「丁寧にご苦労さんだわ。わかってるとは思うが、タテワキはあっちだぞ」


セレスト「ご丁寧にどうも。セクハラしてくる方がいないと話しやすいですよね。ぼっちdeロックさんは」


白銀「セクハラですか。よくわかりませんが、お気を付けくださいね」

銀河高原「ま、オルターは相変わらずの牢屋と恋人っぷりだからな。よろー、いつもやってんだし依頼ついでに持ってきて」

Yoloしく「というわけでタテワキさん、今ある依頼を聞いてもいいかな?」


タテワキ「そうだね。今はこの辺かな」


01.ゴブリン大量発生の原因 ☆3

02.水汲みのお願い ☆3

03.遺跡調査、しませんか? ☆3

04.「ぼっちdeロック様専用」ラウンド ☆8

05.フラミー騎士団遠征任務の極秘護衛 ☆5

06.引っ越しのお手伝い ☆4

07.未開の大地 ☆9

08.カゾルミアへの道路へ向かう公共工事 ☆5

09.温泉ツアー! ☆6

10.水源の汚染 ☆5

11.幸せでお金を稼げる最高のバイト! ☆5

12.新大陸見学ツアー ☆5

13.ドリームランドの警備 ☆5

14.陣地再整備のお願い ☆5

15.闇ギルドの摘発 ☆6

16.徹底抗戦 ☆6

17.極秘の美少女 ☆6

18.初心者の塔に蔓延る初心者狩り狩り ☆6

19.屍の手がかり ☆5

20.旦那様募集♡ ☆4


Yoloしく「引越の手伝いとあるけど、この近辺だけで完結するのかい?」


タテワキ「そうですね。依頼主はヒナノヒさんです。場所はアルカディア作戦陣地です」


Yoloしく「じゃあ陣地再整備のお願いも場所はアルカディア作戦陣地かい?」


タテワキ「はい。依頼者はユミィ・エイシア=エアリアです」


Yoloしく「じゃあ陣地再整備のとこにしようかな。よろしくタテワキさん」


タテワキ「わかったわ。じゃあ依頼受注しちゃうからね」


▶タテワキは紙を1枚上空に放り投げた瞬間、その紙が真っ二つに斬られスタンプを中央に押します


タテワキ「じゃあ依頼達成したらこの紙をここに持ってきてね。完了したかは判でわかるから、証明の首とかは不要よ」


銀河高原「で?なんであのユミィ隊長のとこ行くのよ?」

白銀「私、温泉というものが気になっておりましたのに」


Yoloしく「なんとなくなんだけど、強いて言うなら近場で済みそうだからかな」


銀河高原「はぁ~あ。白銀よりかはマシだけど私の好感度ダダ下がりだわ。ユミィ隊長のこと何も知らないんだ」

川雪「仕方ないだろう。ギルド名に恥じない位には交流できないやつが揃ってるんだぞ」


花崗「治していきたいですね」

ドラレア「この前気圧されてたからには余程の何かがあるのか?」

Yoloしく「よくギルドとして成り立ってるよね」


銀河高原「私の人徳でね……。ユミィ隊長ってのはね、アルカディア王国最強のNPCよ。性格もいいし、気風もいいし、例えカンターレの全軍で攻め込んでもおそらく勝てるかは怪しい位には強いわ。ただ、ただね……」


花崗「……ただ?」


銀河高原「気に入られた人間は生きて帰ることは出来ないわ。あの人の判断基準は全部自分なのよ。ちょっとデートに行こうって行くのはチワビビの山頂とかだし、ちょっと一緒に鍛錬しようよって鍛錬したら5日間は寝ることも許されないわ」

銀河高原「散歩感覚で戦場の最前線とかに放り込まれるわけ。男運がないとか言ってるけど、ついてこれる男はそもそも男じゃないわ。化物よ」


ドラレア「あぁ……最強ゆえの人の限界が分からない、というやつか……我もそうはならぬように気をつけねばな」

川雪「イキリチビは置いといて、そんなやつの好感度をわざわざ稼ぐ意味合いが薄すぎるんだわ。よろー、雑に手出すのがよくない人種もいることを覚えとけ」


Yoloしく「なるほど、依頼がそのまま残ってた理由か」

ドラレア「我が真の姿であれば何ら問題はないが、封印されているこの状態ではたまったものではないな……先方では少し控えめで居るとするか……」


銀河高原「あーあ。依頼受けちゃった以上、ぶっちしたらタテワキさんに殺されるし行くかあ……。気が進まないわ」

川雪「できれば指揮下に置かれないことを祈るしかないな……」


Yoloしく「すまないね。まあ受けた責任が果たせるくらいには頑張るよ。……頑張れたらいいな」

白銀「ピクニックですねぇ」


――雪姫(ミーチェリア)の紅茶――


▶道中、ゴブリンの死骸を大量に見かけました。他の魔物に蹂躙されたようです。丁寧に探した結果、ゴブリンの死骸に巻かれていた首輪を1個回収しました


川雪「イキリチビはなんか見つけたか?刀傷やら魔法やらで人間にしばかれたみたいだな、こりゃ」

ドラレア「その呼び方はやめたまえ。何も無いかと思ったが、一つだけ……首輪が巻かれていたぞ」

銀河高原「うーわ。それはハイレグクビワーウルフの首輪だわ。まあ、金にはなるから持ってったらいいと思うわよ……」

白銀「おめでとうございます。2つ目の首輪ですね」

ドラレア「ぅむ、本物に遭遇したくないものだな……」


――アルカディア作戦陣地――


▶この間のゴタゴタが片付いていないのか、防護柵はともかく、中の陣地は雑多にテントが並んでいます


ユミィ「あら?久しぶりねあなた達。もしかしてうちの部隊に入隊希望かしら?」


銀河高原「いやいやまさか。タテワキさんから依頼を受けて来たんですよ」


ユミィ「あーそっち。うーん、今お姉さん的にはちょっと面倒で手離せないし……。ヒナノヒのついでに回したらいいか」

ユミィ「あっちの方にヒナノヒとドンメルってのがいるから、その子達から詳しい話聞いてくれる?」


▶ユミィは軍事用テントの一角を指さした後、忙しそうに会議に戻っていきました


川雪「ッシャァ!指揮下を回避したぞ!」

花崗「あまりあからさまに喜ぶのは……」

白銀「川雪様!露骨です!いいのですかそれで!」


川雪「いいんだよ!」


花崗「いいんですか……」

Yoloしく「ふむ?じゃあ結果的に引越の手伝いをすることになるのかな?」


――アルカディア作戦陣地 軍事用テント――


▶テントに入ると、キノコエルフと、ユーザー族の男性が1人座っていました。この間見たキノコエルフと違い、見た目はロリそのものですが、落ち着きがあって話が通じそうな気配を感じます


ユーザー族「俺はドンメル。こっちのキノコエルフがヒナノヒだ。ユミィ隊長に言われて、陣地の整備物資を集めに来た人だと認識しているんだが、相違ないか?」

ヒナノヒ「あっこんにちは。ユミィさんに手配された方ですか?」


銀河高原「ええ。噂によるとあなた達も依頼を出してたみたいだけど、二重依頼は禁止されてなかったかしら?」


ドンメル「誤解だ。まずは弁明の機会がほしい。俺とヒナノヒは結婚しているんだが、キノコエルフで結婚した個体は住処を終われ、新天地で家族と暮らし子どもを増やすのが天命になるんだ」


ドラレア「ほぉ、理知的なキノコエルフも居るのか……いや、そもそも繁殖期以外はまともなのだったか」

花崗「……難儀な話ですね」

白銀「すみませんね。話が脱線しております。続けていただいて構いません」


ドンメル「発情期しか知らないなら無理もない。――正直俺はそこまで強くない。その為に遺跡ギルドと提携して、遺跡の守護をする代わりに、遺跡の中にいる許可をもらったんだ」

ドンメル「ただ、そこで問題が起こった。そこはクノ神の遺跡だったんだ」

ドンメル「どうやらイーストでは邪教の神とされてるみたいでな……。安定資源が見込めるクノ神の遺跡を取られると困るからといって全面戦争が起きてしまったんだ……」

ドンメル「俺らの引っ越しはその遺跡じゃない場所に駆け落ちをしようと思って出してた依頼なんだが……、ユミィ隊長からの依頼だとお互い逃げれないな……」

ヒナノヒ「仕方ないですよ。クノ様も狐火で私達の未来をきっと照らしてくれますよ」


Yoloしく「間というか、受けた依頼が悪かったかな?やっぱり」


ドンメル「話を戻すぞ。本来の依頼はクノ神の遺跡で、現地にいる遺跡ギルドの人と協力して発掘作業をすることだ。それを市場に流して当面の復興資金を獲得するのが目的らしい」


白銀「つまりあなた方は、今は遺跡ギルドの方々から追われる身となっているということでしょうか?」


ヒナノヒ「いえ、私達の独断ですので遺跡ギルドの方、鈴黒さんとは特に関係が悪いわけではないです。寧ろキノコエルフにも好意的で、とてもいい方ですよ」

白銀「遺跡の守護と言っても発掘は協力して行っているということですか。なんと、安全な現場ではありませんか」


Yoloしく「狐火って言っていたけど、クノ神っていうのは狐の神様なのかい?」


ヒナノヒ「はい。クノ様は狐の女神様で、家内安全を司っています。信仰が独特で、それが邪教に見えるようです」

ドンメル「めっちゃ神社だぞ。浮きまくってる。スターウインドがクノの狐火とかいう火の玉を体に纏う奴あるだろ?あれの主神らしい」

Yoloしく「ふむ。ジブンらに馴染がありすぎて逆に気持ち悪いのかな?」

ドンメル「いや……秋月このはってVいるだろ?あれと属性だだ被りとかそういう理由らしい」


ドラレア「……難儀なものだな」

Yoloしく「似たような属性だと信仰が分散するからとか、そういう感じなのか。なるほど」


ヒナノヒ「遺跡はここから東にインフェルノと戦争をしているエリアがあるんですが、そこは迂回して北にあります。鈴黒さんが今は一人でいるはずなので、人を間違えることはないと思います」

ドンメル「決行は明日だ。今日は隣の軍事テントを使ってくれ。この辺は隊長のおかげで治安もすこぶるいいから安心して眠れるぞ」


ドラレア「そういう所は最強というものは助かるな」

川雪「黙ってれば品行方正で正義の象徴みたいなもんだからな。悪人に対しての罰が本人基準なのが怖すぎる」

Yoloしく「そういうことが起こらないように法が存在するのでは?」

銀河高原「彼女が法律よ」

Yoloしく「無茶苦茶だぁ」

白銀「ドラ……様は最強ではないのですか。そうですよねぇ」

ドラレア「はー?我最強だが?封印されてるせいで力が出せないだけだが?我が封印を解いた暁には覚えておくがいい」


川雪「イキリチビの名をほしいままにしてる。酒に酔いつぶれた醜態は傑作だったな」

銀河高原「まあ小さい子にお酒飲ませたらああもなるわ。現実ではやめときなさいよ」


――アルカディア作戦陣地――


▶朝、ユミィ隊長の姿はありません。代わりにシロコダイルが起こしてくれました


シロコダイル「おい。お前ら。これ以上寝てたらテント毎お陀仏だぞ」

カトライン「おはようございます!」


銀河高原「――なんでいるの?」

白銀「おやカトライン様も」


シロコダイル「は?お前ら美少女を愛でる会の設立理由覚えてないんか?隊長はともかく一般兵の子達をイーストの奴らに殺させないためだよ。今日はファーストコールが戦場だからな。俺等が極力出張って前に出させなくするんだわ」

むぎ「シロコダイルさん、全員準備できました~!……うわ」


白銀「……おや」


むぎ「なんでいるの……?うちのギルドに来るつもりになったの?」


ドラレア「んむ……朝から賑やかだな……」

白銀「お子様ですねぇ。起きないと竜人の丸焼きですよ」

川雪「ヒナノヒ達は既に出立しているみたいだな。書置きが置いてあったぞ」

Yoloしく「本当にジブンらの朝が弱いだけだったか。急いで準備したほうが良さそうだね」


シロコダイル「あー、別件か。危ないからちゃんと下がっとけよ」


――ファーストコール――


▶シロコダイルと別れ、森方面から迂回していると、手榴弾の破裂音やドローンの駆動音がけたたましく聞こえます。インフェルノの北の道ということもあり、商人も巻き込まれて悲鳴を上げて逃げ惑う様子も見えます。森を迂回して進んでいると、商人が息絶えるところでした。カートタイプの昔ながらの屋台を引きずっていて、商品はそのままですね。しっかり漁るといいものがパクれるかもしれません


カトライン「おお、これはもこたんの羽、ですね、ありがたくもらっておきます!」

銀河高原「商人って情報が命ってこういう時思うわよね。こんだけの物資こんなとこに置いとくとこうやってパクられるんだなあ。リスしても間に合わないわよねえ……」

川雪「っていうかドローンビュンビュン飛んでるのやばいな。こんなとこだけ現代戦なの最悪だな」


カトライン「ほんとそうですね、リスポーンまでに物資漁られてなくなるのは別ゲーで心当たりありすぎます……」

白銀「今時肉弾戦なんて流行りではありませんからねぇ」

銀河高原「あーはいはいそうね」


――???――


▶既にヒナノヒとドンメル、それに猫背に丸メガネのユーザー族のおじさんがいますね。おそらく鈴黒だなと感じました


ヒナノヒ「あっ来ましたよ!こっちです!」

鈴黒「はじめまして、だね。僕は鈴黒。昔からアイオンを調査しているよ。一応カンターレ所属になるのかな。ぼっちdeロックのことは弥上でお噂はかねがね。よろしくね」


Yoloしく「遅れてごめんね。どう書いてあるかわからないけど、ジブンたちがぼっちdeロックだよ。こちらこそよろしく」


鈴黒「まずはここの説明かな。ここはプラグマティックペルソナ遺跡。大層な名前がデータ上ついているけど、実際は和風のお屋敷みたいなものだよ。武家屋敷みたいでね、提灯なども何故か風化せずに残っているね。おそらくこの様式は萃村式の神話遺跡の一部で、おそらくクノ神の為に用意されたものだろう」


鈴黒「ここには甘毒の神、ユカリが用意した式神と呼ばれる種類の魔物がそこそこいるから気をつけたほうがいい」

鈴黒「捕まるとレベルドレインをされることがわかっている。そこに気をつけて、先手を取ることを意識したら問題なく探索できると思うよ」


ドラレア「む、それは厄介だな……漸く力を取り戻し始めてきた所というのに、これ以上弱体化されたらかなわん」

ドンメル「まあ、こんな感じだから俺だけじゃどうにもならなくってな。手伝ってくれると非常に助かる」

カトライン「神話遺跡に式神、ずいぶんとこう、本格的な感じです。まあどうにかなるでしょきっと」


白銀「その魔物の弱点とか……ご存じでしょうか」


鈴黒「ああ。先手で何か攻撃を当てると確実に消滅する。戦闘能力は無いに等しいが、だからこそ戦闘力がある人こそ嫌う罠になっているんだ」


白銀「なるほどなるほど。ありがとうございます。」


――プラグマティックペルソナ遺跡 1F――


▶無駄に広い上に横幅もある武家屋敷のような場所です。鈴黒が式神と呼んでいた魔物、というよりは折り鶴が足を生やして警備員のように同じ位置をくるくるしているのが見えます。


▶白銀 跳躍

 成功

▶カトライン 空間把握[ググる][お祈りメール]

 成功


鈴黒「なるほど……外観の時点である程度わかっていたが、本当に萃村式の武家屋敷のようだ。このタイプは最奥に機械があってね。それに触るとあまり良くないことが起きるんだ。出来るだけ見かけても触れないようにしてくれるとありがたい」


――プラグマティックペルソナ遺跡 地下1F――


▶地下へ進むと、夜空が見える神社のような場所になります。外特有の風の心地良さすら感じます


▶Yoloしく 空間把握[卒論][ググる]

 成功

▶ドラレア 瞬発力[森閑][ググる][特定厨]

 成功

▶花崗 回避判定

 失敗

▶カトライン 瞬発力[宿題]

 成功

▶白銀 跳躍[ググる][特定厨]

 成功


鈴黒「なるほど、ここはカナンに近い場所になってるのか」

鈴黒「神の領域に近づいてるな。この辺りで遺物を漁るのがいいものが取れると思う。制圧していない場所は危ないから近づかない方が良い」


▶幻想復古の破片2個、星屑の欠片2個、スカーレットライフル1個を手に入れました


鈴黒「いいものが拾えたね。ところで君達はクノについてどこまで知っているかな?」


鈴黒「クノって神はそもそもアイリスオンライン公式が認可していない、このゲーム特有の現地神という扱いになる。一応アイリスオンライン無印から存在はしているが、毎回データに入れていないと主張している。共生トレントに5000年共生しているキノコエルフによると、その当時からクノという神は現地で信仰されていたらしい」


鈴黒「ただ、いくら時間感覚が違うとはいえまだアイリスオンラインは5000年も運営されていない。古代の遺跡を後から作ることが出来ても、現地神があったことを詳細に一致させることはAIには難しいんだ」


鈴黒「アイリスオンライン無印から存在しているスターウインドは日本人であることが昔から示唆されていて、出身地は萃村市という場所なのがわかっている。その地区の土地を切り取った遺跡のことを萃村式と遺跡マニアの中では呼んでいてね。ある程度スターウィンドの友人、もしくは同志だったんじゃないかとされているんだ。ただ、そうなってくるとスターウィンドと関係のない遺跡がいくつかあってね。これを失われし神話と呼んでいるんだ。ただ、全く関係がないわけでもなくてね。そういう遺跡でも幻想復古は出土したりするんだ」


鈴黒「クノっていう神の遺跡は必ずユカリと呼ばれる甘毒の神に守られていてね。確実に、その加護が見れることになるんだ」


鈴黒「ほら、来たよ」


▶鈴黒が指を指すと、眼の前の提灯から溶け出すかのように液体が流れた後、黒い液体は少女の身体の異形の形に変貌していきます


鈴黒「一説によると、ユカリはクノと一緒に祠に封印され、身を狐火で焦がされた神というのがあってね。僕も実際には初めて見たよ」


銀河高原「めっちゃ喋るなこいつ……」

ドラレア「さすが遺跡ギルド所属というところだ」

白銀「お好きなのでしょう」

ドンメル「要するに本来の門兵ってことなのか?わざわざ式神とかいうの配置してたくらいだし」


鈴黒「僕は戦いはからっきしでね。無理そうなら僕を見捨てて逃げてくれても構わないが、できればどういうふうにこの子が戦うか観察させてほしい」


白銀「?戦えとおっしゃってますか?」

川雪「昔ながらのオタクだな……。あの感じだと逃がしてくれる感じもなさそうだし、やるしかないだろうなあ。最悪逃げる囮には使えるだろ」

ドンメル「じゃあ俺は退路の確保しとくから、すまんが頼むわ。お前らと連携出来るほど俺が実力があるわけでもないしな」


▶戦闘前行動 花崗 ハニリイト ホープファインド

▶戦闘前行動 白銀 ムーブメント

▶戦闘前行動 Yoloしく メイキングレイナ マジックスクロール

▶戦闘前行動 カトライン レベルインストール 恋草 チー牛魔法使い

▶戦闘前行動 ドラレア 聖なる光 癒しの風 コイノーニア 旦明


▶戦闘前行動 ユカリ大内 ガトリング設置(自分と同じマスにガトリング(銃座:このマスの上に乗っている時、通常攻撃判定を遠距離攻撃判定で8d8の7回攻撃に変更する。)を1個設置]


[スモークグレネード(行動時、任意の地形効果にブラインドネスを1個設置。その後、その地点を起点に5mに7d7。スタン値-9)]

 33ダメージ

[花崗:薄い本][Yoloしく:薄い本]

[アームケーブル:ショックドローン]カトライン

 21ダメージ

▶白銀 正義のパンチ(通常攻撃[深赤、雷汞])

[もいっちょキック(ムーブアサルト[闃然、砂錫、鏗鏘、鉱滓])]

 59ダメージ

[インセクトオーダー]

▶白銀 命中判定

[[応援ください] (応援するよ!!)]

[ブラウンドッグ]

 成功 51ダメージ

[ボーンシックル]

▶白銀 命中判定

 成功 76ダメージ

[もいっちょキック]64ダメージ

[ローリングスター:夜明けに珈琲を]

[マジックスクロール:エリの革命は運命回路まで]

[メイキングレイナ:リオンの革命は赤い冬まで]

[ミラクルステップ(Lovers-MOD-M(追加アタッチメント(昏鐘、鏗然、轟、輦)、瀬枕、瀬戸)]

 105ダメージ

[エアダッシュコトリ:通常攻撃判定[洋銀、雷汞、ベルメランエリー]]

 失敗

 失敗

[スモークグレネード]

 26ダメージ

[カトライン:回避珠][花崗:薄い本]

[反撃]80ダメージ

[元素法典ユストクス:ラブハート]94ダメージ

[ローリングスター:甘い時間を召し上がれ]

[メイキングレイナ:灼熱無き隠れ家の燦夏]

[マジックスクロール:煌めく夜へエスコート]

[天に仕うはすべて音:夜明けに珈琲を]

[駆け出す宵闇小町の憧れ]

 250ダメージ

[鋼の白衣]

 37回復

[サンクチュアリ[柳浪、落椿、裂帛]]

 167開封


「ユニゾン」

▶カトライン エレメントトラップ:手投げ爆弾

▶白銀 ムーブアサルト

 223ダメージ


[プロスフェアー:エレメントトラップ]

[スモークグレネード]

 26ダメージ

[反撃]10ダメージ

[白銀:夏彩フレア]

 成功

[はじまりの季節へ:夜明けに珈琲を]

[メイキングレイナ:魅惑のカクテルで酔いしれて]

 33回復

[マジックスクロール:駆け出す宵闇小町の憧れ]

 350ダメージ

▶Yoloしく 大海のインヴィディア


[はじまりの季節へ:夜明けに珈琲を]

[メイキングレイナ:機械たちは旅立ちの夢を見るか?:大海のインヴィディア][鋼の白衣]

[サンクチュアリ[柳浪、絵姿、落椿、狂美人、裂帛、気魄]]

 485回復

[マジックスクロール:遅刻ウサギのワイルドカード]

▶ドラレア セミヒール [柳浪、絵姿、落椿、狂美人、裂帛、気魄] 

[ヴェルタ]

 606ダメージ


ドラレア「くっ、厄介な攻撃を……ならば我も応用を試してみるとするか……回復術を我が魔力で反転させる……!」


▶黒いドロドロに戻り、少女の異形は消え去りました


ドラレア「……ふっ、ハイリスクハイリターンだが、効果は覿面のようだな」

白銀「pipipi……。スタンブレイクが入りました……。再起動が必要です。nowloadig……nowloadig……」

花崗「ぐ、うう……攻撃が当たらない……」

カトライン「途中から体がしびれて動けなかった……」


鈴黒「おー!なるほど、そういう事ですか」

鈴黒「なるほどなるほど……。ヘドロの出処はケメロヴォからですか……。ケメロヴォの信派の存在証明がまさか出来るとは思いませんでした」


ヒナノヒ「あまりわかんなかったですけど、これで私の棲家も出来て本当にありがとうございます!このまま土に戻るものだとばかり思っていました」

ドンメル「ああ……、遺跡とは言えただの屋敷から遠征しなければ危険もないだろうし、助かったよ。コレ、もらってくれ」


▶ドンメルは匂い袋のようなものを差し出します


ドンメル「キノコエルフの粉塵だ。媚薬的な効果があって、混ぜるだけで誰でも発情期になる。別にいらなくても高く売れるから、コレを売って報酬にしてくれ」


カトライン「物好きな人もいますね……」

銀河高原「いやこれは高く売れていいものだよ。さんきゅーな」

ドラレア「……まぁ、それだけの効果ならば求める輩は居るんだろうな」

川雪「まあ、それがなくてもこのスカーレットライフルがあればだいぶ金にはなるがな。完品は中々」


――アルカディア作戦陣地――


▶ユミィにスカーレットライフル他を渡すと、見直したような顔をします


ユミィ「へえ、あなた達やるじゃない。完品は凄いわね……。報酬には色を付けておくわ。期待しておいて」


銀河高原「アッハイ……」

川雪「あ、ああ……」

花崗「運が良かったんですね」

白銀「ありがたいことですねぇ」


ドラレア「なるほどな……恐ろしいものだ……」

Yoloしく「まあ、結果だけならヨシということで」

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