S5 カゾルミア 9月21日

――アルカディア王国 アルカディア紅葉ギルド――


▶Yoloしくは日課である草むしりをしてフラミー騎士団に貢ぐ日課を終えた後、ギルドに戻ってきました。珍しくシロコダイルが店にいるようですね


シロコダイル「てめーも来たか。こいつらと来たら、酒も飲めないロリにすぐ潰れる酒弱いやつしかいねえんだわ。お前は酒強かったりしないか?」


花崗「私は酒自体好きではないので……Yoloさんにお任せしますね」

白銀「ロボットがお酒を飲むわけにはいかないでしょう。Yoloしく様、ここは一発キメてやってください」


Yoloしく「人並みくらいだとは思うけど……、珍しいね。酔いたい気分かい?」


シロコダイル「まあ、そんなところだ。最近は新大陸絡みで仕事も多くてな。飲もうにもうちのギルドの奴らは俺に盲進的でな。なんも楽しくないんだわ」

銀河高原「そうやって巻き込まれてんのよ私は。ま、タダ酒なのは悪くないけど」


ドラレア「だから我は子供では無いと言っておるだろう、赤ワインをよこせ」

花崗「お肉に合うものがあればいただいてもいいかもしれませんね」


シロコダイル「ガキが無理すんな。オジロブドウジュースにしとけ」


ドラレア「ぬぬぬ……これも確かに美味い……が、そうではない……!」

川雪「シロコダイルの相手は俺がするから、よろーくんは依頼を見てきてくれないか?このままだと酒の相手で1週間が潰れてしまう」

白銀「よっ!川雪様!ここは男を見せる場でございます!」

川雪「そう言って銀河高原に飲ませるのはやめろと何度も……」


Yoloしく「人徳だと思うけどね。わかった、確認してくるよ」


タテワキ「そうだね。今はこの辺かな」


01.ファブリー草の採取 ☆3

02.ゴブリン大量発生の原因 ☆3

03.水汲みのお願い ☆3

04.遺跡調査、しませんか? ☆3

05.鉱石堀りの肉体労働バイト ☆3

06.自警団任務 ☆3

07.未開の大地 ☆9

08.フラミー騎士団と一緒にお仕事♡ ☆4

09.ティアル騎士団と仕事をしませんか? ☆4

10.水源の汚染 ☆5

11.幸せでお金を稼げる最高のバイト! ☆5

12.新大陸見学ツアー ☆5

13.ドリームランドの警備 ☆5


Yoloしく「フラミー騎士団とティアル騎士団がそれぞれ依頼を出してるみたいだけど、それぞれ詳細を聞いてもいいかな?」


タテワキ「はい。フラミー騎士団の依頼者はゼルフィ。ティアル騎士団の依頼者はティアルです。どちらも、通常業務における護衛兼人的資源を目的として依頼しています。どちらも、新大陸が業務先となっています」


▶Yoloしく 記憶力

 成功

▶ゼルフィはフラミー騎士団で門兵をしている眼鏡の少女です。生真面目な性格ですが、茶目っ気もあるようで、一緒にサボることもあります。2日に1回、Yoloしくと一緒に城壁の影ですくすくと育つ薬草を採取しています。


Yoloしく「ありがとう。ちなみに幸せで最高のバイトってやつだけ内容が一切見えないんだけど、これも聞いていいかな?」


タテワキ「はい。依頼者は寺コッコロです。飛行船に乗って勤務地に移動してもらう形になります」


Yoloしく「それじゃあティアル騎士団の依頼を受けようかな。よろしくタテワキさん」


タテワキ「わかったわ。じゃあ依頼受注しちゃうからね」


▶タテワキは紙を1枚上空に放り投げた瞬間、その紙が真っ二つに斬られスタンプを中央に押します


タテワキ「じゃあ依頼達成したらこの紙をここに持ってきてね。完了したかは判でわかるから、証明の首とかは不要よ」


銀河高原「おいよろー。お前結局何の依頼受けたんだ?面倒なのはごめんだぞ」


Yoloしく「ティアル騎士団の依頼だよ。どうやら新大陸関連らしい」

銀河高原「ふーん。依頼者は?」

Yoloしく「ティアル嬢らしいよ。騎士団長直々の依頼だ。」


ドラレア「ほぉ、その名を冠す騎士団の団長様その人か、大物だな」

川雪「ティアルか……。そういや騎士団長だったな、あいつ……」

銀河高原「ティアルの依頼なら騙しもないでしょ。さっさと行くわよ」


シロコダイル「おい!俺との酒盛りはどうしたよ」


Yoloしく「また今度ね。その勢いで飲まれてるとこっちの身がもちそうにないし……」

銀河高原「ちょっと開けるから悪いわね。むぎちゃんと飲んどきなさいな」


シロコダイル「あいつはひたすら手酌することに命賭けてるからな……。やらかすとすぐ腹切るしよ……」


――アルカディア王国 詰所――


▶アルカディア王国の北東、見張り塔の下にティアル騎士団の詰所はあります。前回来た時と違い、美少女でごった返しています。その中央でわたわたとして、周りに手伝ってもらっているピンク髪の一際小さく、一際の美少女がいます。ティアルですね


ティアル「あっこんにちわ。ここティアル騎士団に何か御用でしょうか!」


銀河高原「あー依頼らしい。そうだよな?よろー」

Yoloしく「そうだね。タテワキさんから依頼を受けてきたんだけど……、詳細を聞いてもいいかな?新大陸でってことしか聞いていなくて」


ティアル「ああ、定期護衛の話でしたか。この依頼はうちの騎士団だけで動くと自警団その他がうるさいので、冒険者のユーザー族が受諾してもらわないと行えない業務なんですよ」

ティアル「みなさん!オペレーション新大陸が受諾してもらえたみたいです!各々遠征の準備を!」


▶騎士団の少女達が蜘蛛の子を散らすように詰所から去っていきました


花崗「新大陸関連の依頼と伺ってますが……遠征の護衛なのですね」

Yoloしく「もう自警団が受ければ良いんじゃないかなそれは……。いやあんまりここから離れさせたくないのかな」


ティアル「そうなんです。新大陸の方にも、現地住民の方が村や街を築いているようなのです。アルカディア王国としては、そういった街とも業務提携をして敵を作らないようにしたいのです」

ティアル「そういった外交的な側面だと、ユーザー族の冒険者のような方々ではなく、私達のようなそれなりに国内で地位のある人がいかないと信用性がないでしょう?」

ティアル「まあ、その村とかの位置すらも私達はわかってないので、探索から始まるんですけどね……はは……」


ドラレア「実質的な未開の地の開拓、ということか。人手がある分幾らかは楽だろうが、それでも危険が大きそうだな」

花崗「案内人もいないのですか?」


ティアル「そもそも交流がないので……」


Yoloしく「新大陸まですでに足を運んでいる冒険者を依頼の条件に入れておくっていうのは?まあジブンみたいに詳細まで見ない人もいるだろうけど」


ティアル「そういう方々は騎士団の依頼を受けてはくれないので……。騎士団は国の公務なのでそこまで報酬を渡せるわけではなく……」

ティアル「――なので、村とかが見つからない場合は近場からファブリー草を採取してお小遣いにして帰ります」


Yoloしく「それでも探索自体は進んでるからよしってことかな。それじゃあ依頼完了までよろしく。この冒険が実りあるものになるといいね」

白銀「地図を作るところから探索は始まりますからね。現地で協力者を得られればそれだけで儲けものくらいでしょうか」

花崗「戦闘の練習も、できるといいですね」


ティアル「ありがとうございます。では、明日の明朝、西門前に集合でお願いします」


――ザドキエルの精霊――


▶アルカディア王国の西門に突貫工事と思われる粗雑さで架けられた橋を渡ると、粉雪が舞う街道が続いています。他の道より道が険しく、ならされもされていないです


ティアル「こちらからは情報が少なく、原生生物やモンスターなどの情報も足りていません。単独行動はお控え下さい」

ティアル「ここからは地図の製作も兼ねます。単独行動は危険ですが、現地の植生などを調べて、私に報告してください」


▶白銀 アクティビティ

 成功

▶花崗 剛力[宿題]

 ファンブル[何もなし]

▶ドラレア 医学[啓示]

 成功

▶Yoloしく 教鞭

 成功

▶明らかに殺意を感じる植物、地形、モンスターの足跡などを発見します。地形や人間の足跡的に、一定の奥地に人間が住んでいるような気がしました


ティアル「この感じだと思ったより近くに村か何かがありそうですね……」


花崗「ふぅ……あまりこういったことは慣れませんね……」

ドラレア「こんな環境ではおちおち採取も出来ぬな……素材もたったこれだけしか集められん」

銀河高原「植物がなんていうのかな、食人植物みたいなのも結構あるみたいね……。迂闊に入ると溶かされてそうだわ。天然の落とし穴も怖いわね……」

白銀「まさかまさか、そんなうっかり誰がなさいますやら」

Yoloしく「本当に単独行動してたら危なかったかもね」


▶花崗 毒知識[宿題]

 成功

▶Yoloしく 哨戒[レポート]

 成功

▶ドラレア 哨戒[啓示]

 失敗

▶白銀 地図

 失敗


花崗「……っと。地図は……こんな感じでしょうか」

ドラレア 「こうも危険まみれな場所だと封印と拘束が邪魔で禄に動き回れんな……」


▶森の奥に居住地のようなものがあるのを発見します。巧妙に入り組んでいて、道も獣道以下で入るのもしんどいなと感じました


ティアル「やはり村があったのですか……」


花崗「道を切り拓くのは……あまり良くないかもしれませんね。防衛上」

銀河高原「やるにしても村の人と協議してからでしょうね」

花崗「ともかく、向かいましょうか。万が一賊の類だったら斬りましょう」

川雪「取り敢えず人斬りしようとするのは勘弁してくれ……」

花崗「賊で無ければいいのです」

川雪「賊はこんな人避けしないと思うけどな」


――カゾルミア――


▶森に囲まれた村のようですね。蜘蛛の巣のように水路が張り巡らされており、水車があるのも見えます。しっかりとした木造建築があり、この辺だけ石畳の床になっていますね。門のようなものはありますが、扉のようなものはなく、壁もありません。見た感じ、NPCのハーピーが多いなと感じました。彼女らは、騎士団を見て少し怯えたような顔を見せます


ハーピー「こ、ここはカゾルミアです……。な、何の御用でしょうか……?」


白銀「言葉が通じるようで何よりでございます。私、胸を撫で下ろすという言葉はよくわかりませんがそんな気持ちです」

花崗「はぁ……とりあえず、賊の拠点では無さそうですねぇ……」

Yoloしく「君たち……」

ドラレア「物騒よな」

川雪「ゴミがよ……」

花崗「あちらでアレだけ治安が悪いなら新大陸にいるのは社会に馴染めない悪人ばかりと思っていたので……」

Yoloしく「こちらが新大陸だと思っているだけで、あちらは元から住んでいたかもしれないよ。ジブンたちのいる方こそ新大陸だったかもね」

花崗「で、あれば……。私達相手でもアレだけ怯えるということは、何某かの外敵がいてもおかしくはないですね」

Yoloしく「まあ壁もないような場所だしね。普通に知らない人たちがぞろぞろ来たら怖いんじゃないかな……」


ティアル「アルカディア王国から来たティアルです。村長さんか、何か話出来る方はいらっしゃいますか?」


ハーピー「は、はいぃ……!こ、こちらです……!」


――カゾルミア 村長の家――


▶少しだけ立派な木造建築の家に入ると、NPCの中年の小太りの男性が苦笑いで出迎えてくれます


村長「こんにちは。この村にどういった御用で?」


ティアル「はい。直球で、アルカディア王国と友誼を結びたいのですが……」


村長「ああ……。それでしたら大丈夫です。何か、質問などはございますか?」


ドラレア「ふむ、質問か……この村は何故ハーピーが多いのだ?」


村長「ああ、単純にここは鞄族の村だからでございます。私が村長なのは少ない人間族で、建築が出来るからです」


ドラレア「鞄族……というのは?」


村長「ええ、こちらの背負籠のことを背負って生活するハーピーのことです。この辺だとたくさんいて、主に行商をやっております」


▶村長は部屋の隅に置いてある背負籠をポンポンと叩きます。よく見ると、風で浮かせることが出来る構造のようですね。軽くて丈夫そうです


Yoloしく「その割に道が結構険しく感じたんだけど、やっぱり飛んで移動するのかな?」

ドラレア「ふむ、行商……ということは他の村や町ともある程度交流がある、ということか」


村長「そのようですね。この辺には集落が点在しておりますので、そこまで飛んでいき、物々交換をして生計を立てております」


白銀「周囲にはどのような種族の村があるのでしょう?」


村長「さあ……。私は主に村の建築を司っているので伝聞でよろしければ。殆どはハーピーやフェイ、亜人の村が多いと聞き及んでいます。珍しいところだと、龍族がいるとも」


ドラレア「ほぉ、龍族とな……興味深いな」

Yoloしく「ここに来るまでけっこう大変だったんだけど、このあたりは比較的安全なのかな?モンスターなんかの対策はあんまりされていないように感じたんだけども」


村長「ああ、そのことですか。うちの村には巫女がいまして」

村長「巫女が彩音様を崇拝し、その力を行使することで、村に平穏を保っているのです」

村長「巫女は神聖なものですので、御目通りは巫女の許可がないとこちらの所存ではできないのです。申し訳ない」


Yoloしく「いや、いいんだ。通りすがりみたいなものだしね」

ドラレア「集落が点在、ということは大規模な街等はこの辺りには……分かる範囲では無い、ということかね?」


村長「そう聞いております。如何せん、私は飛べるわけではないので確証が出来るわけではないですが」


花崗「巫女と称して生贄に捧げたりしているようであれば考えましたがそうでもなさそうですし」

川雪「黙っとけ。自己中は身を滅ぼすぞ」

川雪「いや失礼した。物騒なやつがいて悪気はないのです」


村長「ええ。ただ、私はいいですが村の者にそういった発言を聞かれると本当に身の保証はできかねないので、気をつけてください」


Yoloしく「物々交換をしていると言っていたけど、この集落の特産のようなものはあるのかい?」


村長「やはり巫女の木彫、それにファブリー草でしょうか。この辺りはファブリー草がよく群生していて、よく取れるのです。彩音様の力が入っていて、モンスター除けにもなるんです」

村長「それにマミ肉ですかね。良ければマミ肉を持って帰りますか?」


花崗「……ただ貰うのも落ち着かないので害獣や外敵の駆除の代金としていただきたいところですが……」


村長「それでしたら、お願いしてもよろしいでしょうか?」

村長「最近、ファブリー草を食べる亀が出るのです。村の者だと歯が立たないので援軍を近隣に要請しようと考えていたのですが……倒してくれるなら万々歳でして」


花崗「殺り……やり甲斐がありそうな話ですね!皆様が問題無ければ、折角なら狩っていきたいですが……」

白銀「さすが物騒担当ですね。相手が亀でも容赦ないようです」


ティアル「こちらから。こちらと行商を行いたいので、こちら側からカゾルミアに行くまでの道の開拓をしてもよろしいでしょうか?」


村長「ええ。願ってもない提案です。村民も危険度が高すぎてハーピー族以外はまともに外にも出れないようなものでして。ただ、近隣集落には閉鎖的なところもありますので、うちの村以外は遠慮してもらえると余計な摩擦が少ないかと」


ティアル「もちろんです。道の整備が始まるとまたこちらに挨拶をすると思いますので、その時はまたよろしくお願いします」


――カゾルミア――


▶村長の家から出て、ティアルが話しかけてきます


ティアル「私達はこれから王女に謁見して、地図を渡しに行きます。カゾルミアさんでの依頼はそちらで受けていただき、報酬は全てそちら持ちということでもよろしいですか?」

銀河高原「ええ。ただ護衛だから一旦王国に戻るまではついてくわよ」


花崗「はぁ。……そんなに物騒でしょうか。私にはどうにもあまりよく分からない感覚で……」

川雪「口には気をつけろ。生死や怪我が関わる物事は口に出さないのが普通だ。この村は彩音を信仰して助かったみたいな色が強い」

銀河高原「白銀もよ。迂闊な発言は不要なトラブルを呼び寄せるわ」

白銀「えぇ。えぇ。煽るような発言も控えるべきと学びました……」

ドラレア「我は封印されているとはいえ力を持つ者だからな。其の辺りは弁えている」

Yoloしく「さて!それじゃあジブンたちの仕事をしに行こうか」


――ザドキエルの精霊――


▶西門でティアル達を送り届けた後、2日かけて戻ってきました。少し探索すると、すぐ亀を見つけることができます。7m近いので探すまでもないなってのが正しい感想ですね


川雪「ああ……サンダータートルだ。感電させた後、死体に植物を植え付けて農業をする亀だな」


ドラレア「なるほどな……あの村の戦力だけでは歯が立たないというのも納得だ」

花崗「あのサイズを斬るのは……大変そうですね」

銀河高原「じゃあ頑張って頂戴な。気力くらいなら持ち直してあげるから」


▶戦闘前行動 白銀 ムーブメント

▶戦闘前行動 ドラレア 聖なる光 旦明

▶戦闘前行動 Yoloしく メイキングレイナ

▶戦闘前行動 花崗 ハニリイト ホープファインド


[はじまりの季節へ:夜明けに珈琲を]

[メイキングレイナ:煌めく夜へエスコート]


▶サンダータートル サンダーブレス(吐息)(自然反応攻撃判定で「自分の現在生命値の30分の1」ダメージ)

 50ダメージ

[花崗:ティアズカタログ、中京間畳]

[玲瓏[絵姿、狂美人、裂帛、気魄]]ドラレア白銀

 48回復


▶白銀 深赤 通常攻撃

[ムーブアサルト]35ダメージ

 失敗

 

[はじまりの季節へ:涼やかなる夢想の可能性]白銀

[メイキングレイナ:夜明けに珈琲を]

[ウデクラプトン]ドラレア

[ムーブアサルト]60ダメージ

[京極[洋銀、雷汞]]81ダメージ

[エアダッシュコトリ:ピネトレイン[洋銀、雷汞、ベルメランエリー]]

 111ダメージ

[ハニリイト:逝ってよし]

[ムーブアサルト]56ダメージ

[京極[洋銀、雷汞]]198ダメージ

 成功 320ダメージ

[京極[洋銀、雷汞]]304ダメージ

[ダブルアップチャンス:ピーちゃんバニー]455ダメージ


▶でかい亀の甲殻を砕いて、動かなくなりました


花崗「『デッドマン・ウォーキング:黄』!轟け、震える程鋭く!『黄の爪牙』!」

ドラレア「ふふふ、やはりな……!耐久力、回復力、移動力の確かな強化……確実に封印は緩んできているぞ!」


▶雷息亀の上甲殻を3個手に入れました


花崗「ふふふ……これが『デッドマン・ウォーキング』の新しい姿!大剣に憑かせて変形させるのです!」

銀河高原「なるほど。これは普通の村人じゃきついわよねえ。なんかこいつら結構動けるみたいだし、素人じゃきついわ」


――アルカディア王国 アルカディア紅葉ギルド――


▶カゾルミアで亀をしばいたのを伝え、ティアルにも報告してギルドに戻ってきました。シロコダイルが酔いつぶれてぶっ倒れているようですね。あれから5日間、ずっと酒盛りをしていたようです


むぎ「シロコダイルさーん……。起きてくださいよぉ……」


花崗「……酒臭いですね」

白銀(私は学んだので酔いつぶれてる方を見ても何も言わないのです)


むぎ「あっ」

むぎ「君等がシロコダイルさんの相手しないから酔潰れちゃったじゃないですかぁ。この落とし前どうやってつけてくれるんですか?表でろやおい!」

むぎ「喉から酒無理やりぶちこんで死と酩酊の狭間彷徨わせてあげますから……!」


川雪「保護者……酔い潰れてるな……」

Yoloしく「潰れるほど飲むって本当に珍しいね。案外ストレスでも溜まってたのかな」

ドラレア「言いがかりもいいところだ、我には呑ませやせんのだぞ」


むぎ「ドラレアちゃんに呑ませたら犯罪じゃないですかぁ。私もそこまでバカじゃないですよぉ」


ドラレア「だから我は子供ではないと……ぬぬぬ、必ずや封印を解いて本来の姿を見せつけてやる……」

花崗「体格の分許容量が少ないんですよね」


▶話を聞いてブチギレたむぎは花崗を表に引きずっていき、半殺しにして、一升瓶を逆さにして酒をぶちこみました


花崗「ぶへっ……あの、どなたか私の手足を拾ってもらえると……」


銀河高原「白銀。口は災いの元ってああいうのを言うんだぞ」

白銀「私、今日一つ賢くなりました」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る