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2024年8月18日 02:34 編集済
タイトルからもラストシーンからもジャンが助かる確率がほぼ無いと理解しているからこそ、彼の最期と共にバッサリと斬り落とされた文章でその先の『世界はどうなったんだ!』と読者を襲う余韻が凄まじい(๑•̀ㅁ•́๑)丁寧に描かれる砦の人々の悲壮な献身とそれに背中を押され“勇”を駆り立てる決して強くなんて無い一般人に毛の生えた主人公、それが単純な英雄綺譚とならぬのは人間らしい保身に走ったホムナーの存在が作品に奇妙なアクセントとなりラストギリギリで灯台起動に間に合った事を思うと人間臭いホムナーの愚かな行動すらジャンの歩みの数歩の時を稼ぎ森撃を王都に知らせる為の重要なピースのひとつだったと気がつけば、織り上げられていたのは“ささやか流の人間讃歌”( ;ω; )シニカルさに定評のあるささやか先生とはなんたる対極の1作か、と読者は唸ってしまいました。 そしてスクロールの先にある──次のエピソード 付記 ──に『え!?短編だと思ってたらまだ続きあるの?』と〈先を知れる喜び〉とささやか先生の作風を知るからこそ〈ちゃぶ台返しを恐れる心〉がせめぎ合いスマホの( ↓ )をタップする読者の指先が戸惑ってしまうとか、なんて罪作りな構成なんでしょう(´ཀ` )しゅごい☆
作者からの返信
コメントありがとうございます!本作は人間讃歌的な側面があると捉えて相違ないです。おっしゃるとおり、ホムナーだけ他の登場人物と行動が異なります。ただ、まあ彼が囮となったことにより残る三人は黒狼の奇襲を避けることができたという結果論になるだろうと思います。場合によっては狙われていたのはジャンだったのかもしれませんね。
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タイトルからもラストシーンからもジャンが助かる確率がほぼ無いと理解しているからこそ、彼の最期と共にバッサリと斬り落とされた文章でその先の『世界はどうなったんだ!』と読者を襲う余韻が凄まじい(๑•̀ㅁ•́๑)丁寧に描かれる砦の人々の悲壮な献身とそれに背中を押され“勇”を駆り立てる決して強くなんて無い一般人に毛の生えた主人公、それが単純な英雄綺譚とならぬのは人間らしい保身に走ったホムナーの存在が作品に奇妙なアクセントとなりラストギリギリで灯台起動に間に合った事を思うと人間臭いホムナーの愚かな行動すらジャンの歩みの数歩の時を稼ぎ森撃を王都に知らせる為の重要なピースのひとつだったと気がつけば、織り上げられていたのは“ささやか流の人間讃歌”( ;ω; )シニカルさに定評のあるささやか先生とはなんたる対極の1作か、と読者は唸ってしまいました。
そしてスクロールの先にある──次のエピソード 付記 ──に『え!?短編だと思ってたらまだ続きあるの?』と〈先を知れる喜び〉とささやか先生の作風を知るからこそ〈ちゃぶ台返しを恐れる心〉がせめぎ合いスマホの( ↓ )をタップする読者の指先が戸惑ってしまうとか、なんて罪作りな構成なんでしょう(´ཀ` )しゅごい☆
作者からの返信
コメントありがとうございます!
本作は人間讃歌的な側面があると捉えて相違ないです。
おっしゃるとおり、ホムナーだけ他の登場人物と行動が異なります。ただ、まあ彼が囮となったことにより残る三人は黒狼の奇襲を避けることができたという結果論になるだろうと思います。
場合によっては狙われていたのはジャンだったのかもしれませんね。