第106話 6階層、攻略完了
「あとはコボルトの奴等と戦ってみてから、スイッチを探しに行くか」
既にコボルト・スカウトとコボルト・トラッパーを目視できているので、軽く駆け出す。
2匹は迫る俺の姿を確認すると、攻撃を仕掛けるわけでもなく、撤退し始めた。
今までの魔物は俺の姿を認識したら、敵意や殺意を剥き出しにして向かって来たのに、こいつは違うようだ。
2匹の後を追っていると、【罠感知】に反応があった。仕掛けられている罠の向こうで2匹がこちらに振り返る。
(なるほど。この罠まで誘い込むことが目的だったのか)
しかし、既に【罠感知】を所持する俺には意味がない。地面仕掛けられた罠を飛び越えると、短剣を抜き、コボルト・スカウトを仕留めようとする。
コボルト・スカウトの目前で短剣は止まり、俺はすぐに背後に振り返り、奇襲してきたコボルト・アサシンの首を斬り落とした。
その隙にコボルト・スカウトとコボルト・トラッパーの2匹が短剣で襲いかかってくるので、弾き返し、受け流し、殺していった。
『【罠作成】Lv.4を獲得しました』
この階層に出現する全ての魔物と戦い終えると、【探索】でスイッチを探しつつ、積極的に襲いかかってくるオーガとワーカー・アント、ロックバードを始末していく。
『【雷魔法耐性】Lv.4にUPしました』
『【火魔法耐性】Lv.4にUPしました』
『【水魔法耐性】Lv.5にUPしました』
『【土魔法耐性】Lv.5にUPしました』
『【風魔法耐性】Lv.4にUPしました』
『【氷魔法耐性】Lv.5にUPしました』
ようやく見つけたスイッチを踏むと、四方からオーガやワーカー・アント、ハイコボルトの上位種が群れをなして、こちらに迫ってきている。
上空に視線を向ければ、ロックバードの大群が急降下してきている。
コボルト・トラッパーやコボルト・アサシンは、敵を罠に嵌めたり奇襲したりする戦闘が得意だと思うのだが、スイッチを踏めばそんなものは関係なく、襲ってくるらしい。
まぁ、そんなことはどうでもいいか。
まずは急降下してくるロックバードの群れを殲滅する。
「灼熱の業火を纏いし火竜の息吹は、草花を灰燼に帰し、水を煮え滾り、生物の肉体や魂までも燃やし尽くし、地上を地獄の焦土と化す、
俺の魔力を消費して、灼熱の炎を身に纏う巨大な竜が具現化する。火竜は大きく口を開けると、上空の大群に向かって猛火を放射する。
ロックバードの大群は俺と接敵する前に、あっという間に1匹残らず消し炭にされた。
『Lv.56にUPしました』
『【飛翔】Lv.5にUPしました』
『【飛翔】Lv.6にUPしました』
『【鳴声伝達】Lv.5にUPしました』
『【鳴声伝達】Lv.6にUPしました』
『【警戒睡眠】Lv.5にUPしました』
『【警戒睡眠】Lv.6にUPしました』
そして、先程よりも近くに迫っている四方の大群に向けて、広範囲魔法を発動する。
「
魔法が発動すると同時に、四方の大群に向けてマイナス270度以上の寒波が襲来し、先頭の魔物から続々と倒れ始めた。
『Lv.57にUPしました』
『Lv.58にUPしました』
『【異臭感知】Lv.7にUPしました』
『【気配感知】Lv.6にUPしました』
『【魔力感知】Lv.6にUPしました』
『【罠感知】Lv.5にUPしました』
『【罠感知】Lv.6にUPしました』
『【雷魔法耐性】Lv.5にUPしました』
『【火魔法耐性】Lv.5にUPしました』
『【水魔法耐性】Lv.6にUPしました』
『【土魔法耐性】Lv.6にUPしました』
『【風魔法耐性】Lv.5にUPしました』
『【氷魔法耐性】Lv.6にUPしました』
『【強酸耐性】Lv.5にUPしました』
『【強酸耐性】Lv.6にUPしました』
『【罠作成】Lv.5にUPしました』
『【罠作成】Lv.6にUPしました』
『【掘削】Lv.5にUPしました』
『【掘削】Lv.6にUPしました』
『【気配遮断】Lv.5にUPしました』
『【気配遮断】Lv.6にUPしました』
『【魔力遮断】Lv.5にUPしました』
『【魔力遮断】Lv.6にUPしました』
『【無音歩法】Lv.5にUPしました』
『【無音歩法】Lv.6にUPしました』
『【罠解除】Lv.5にUPしました』
『【罠解除】Lv.6にUPしました』
『【触角感知】Lv.5にUPしました』
『【触角感知】Lv.6にUPしました』
『【陽光視認】Lv.5にUPしました』
『【陽光視認】Lv.6にUPしました』
『【道程記憶】Lv.5にUPしました』
『【道程記憶】Lv.6にUPしました』
『【香気識別】Lv.5にUPしました』
『【香気識別】Lv.6にUPしました』
『【蟻酸】Lv.5にUPしました』
『【蟻酸】Lv.6にUPしました』
「ハハハ! これは凄いな! 〈執拗な毒蛇〉を壊滅させた時に匹敵するぐらいの通知が来たな! しかし、大群を殲滅したにも関わらず、レベルは3しか上がってないから、これ以上は大幅にレベルアップすることはないかもな」
それでも、新規スキルをレベル6以上まで伸ばせば、能力値は増加するから問題ない。
その後、ドロップした白金貨720枚を回収し、7階層へ続く階段の途中にある部屋に入った。
「さて、お腹も空いたし、食事とお風呂を済ませたら、ステータスの確認だな」
魔法陣の上に立ち、地上に転移した。
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