第23話久しぶりのうどん
「「おまたせ!!」」
私たちは、お風呂に入って喉が渇いたので冷蔵庫を開けてコップにお茶を入れる。
この時にサリアの分も用意したら「ありがとう!!」と言いながらジャンプをしていたのでついお風呂のことを思い出してしまった……。
綺麗なおっぱいだったな……。
でも、このままではいけない!!さすがにいい思いをしたけれど、このままいくとただの変態になってしまう……。
私は顔を叩き気合いを入れていく。欲望に負けてはいけない。しっかりするんだアリア!!お姉ちゃんだろ!!
私が気合いを入れたのが分かったのか、意地悪みたいにサリアは耳元で話してきた。
「お姉ちゃんまた一緒にお風呂に入ろうね♡」
「……」
気合を入れたばかりだが、気合いのき文字すらも無くなっていた。今後私どうなってしまうんだろう……。
私が将来の心配をしていたら、お父さんが「お風呂に入ってくるね!!」という掛け声をしてくれて、妄想から現実に戻ってこれた。
とりあえず、クッキング!!
私たちはコップをキッチンテーブルに置き準備を始める。
まずはモロヘイヤから。モロヘイヤは、冷やす時間があるので先に取り掛かることに。
まずは、モロヘイヤを茹でるお湯の準備を始めます。
その間にサリアにはモロヘイヤの茎を取り外して貰う。
鍋いっぱいに水を入れたら塩をひとつまみ入れて蓋をして待機。待機時間にサリアのお手伝いをするが、途中「お姉ちゃん見て!!綺麗に切れたよ!!」と満面の笑みで、言ってくれて少しドキッとした。
まるで恋する乙女のような……ってそんなんじゃない。うん……。モロヘイヤの続きしないと!!
モロヘイヤの茎が取れたら、茎をカットしてボールに移動。
この時にモロヘイヤ(茎以外)も一緒に入れる。今回はうどんの上に乗せるようとおひたしの二種類を作る予定だ。
モロヘイヤを水でササッと洗ったら沸騰を待つ!!沸騰を待ってる間に、油の準備に取り掛かる。
サリアは「ネバネバネーバ。ネバうどん。ツルッとツルッと食べちゃうぞ♪」と可愛い歌を歌い始めたので私も一緒に歌うことに。
私が歌い出したら、嬉しかったのか二人で笑いながらハモって歌った。
歌っていたおかげで沸騰までの時間があっという間に過ぎていき、お湯は既に沸騰している。
私はモロヘイヤを入れて1分ほど混ぜ混ぜタイム!!
時間が経ったら、網目状のボールに流していき、水で冷やす。
この時におひたし用とうどん用に分けて、おひたし用には醤油を入れて混ぜた後に鰹節をかける。
うどん用はみじん切りにしてネバネバ感を出していく。全体的に小さくなったらお皿に移動して急いで冷蔵庫へ!!
冷蔵庫には、サリアが入れてくれたが、しっかりと味見をしていた。味見は料理を作る特権だからね。
どちらも味見していたけど、美味しかったみたい。
次の工程は、サリアに任すことに!!
小麦粉と卵と水を混ぜて天ぷらのタレを作るのだ。
これを失敗すると天ぷらの味が少し変になってしまうので超重要!!
何故サリアに毎回重大な工程をやってもらうと言うと、それはサリアが喜ぶからだ。
包丁や揚げたりするのは私がやってしまうので、あまり手伝ってる感がないらしい。
私が重要なところだよ!!と声を入れると自分も頑張ったと安心出来る感じがするらしい。
実際に言った時の方が完成した時の笑顔量が多いからね。
私はサリアに任せている間に野菜をカットしていく。
ナス、ピーマン、オクラ。えび天も作りたかったが色々と大変なので今回はなし。オクラは爆発防止のためにしっかりと切り込み入れてね。
サリアは、先き終わって手伝いたいオーラを出していたが今回は我慢してもらう。
油も揚げ物の温度になったので上げ作業に入っていく。サリアにはやけどをさせるわけに行かないので少し遠くに離れてもらう。
そして、野菜を天ぷらダレに野菜をつけてあげていく。このパチパチの音。これを聞くだけでお腹がすいてくる。
今回は天ぷらだけど、ポテトも食べたいな。ポテトを作る時はハンバーガーも作らなきゃ!!私は今度の予定を楽しみにしつつ天ぷらを作っていく。
「お姉ちゃん。こんなに離れてないとダメ?それに私も手伝いたいよ。」
「やけどきたら大変でしょ。お姉ちゃんは慣れてるから大丈夫だけど、サリアはまだ危ないよ。今度ゆっくり練習しようね」
「えー。やりたいやりたい!!」
来てしまった。サリアのワガママ……。
サリアがワガママ言うとも可愛くてなんでも許してしまうが、今回は別!!サリアがやけどをしてしまったら一生物になるからね。
魔法で治せても、揚げ物を見る度に思い出して嫌いになってしまうかもしれない。
「今回は我慢して!!ほんとに危ないんだよ」
「わかったよ……」
いつもなら了承をするのに断ったのでサリアは少し驚いた顔をしていた。ワガママいればなんでも許して貰えると思ってるな!!まぁ大体は可愛くて許しちゃうけど……。
私は自分がどれだけサリアに甘いか考えながら揚げ物をあげていく。
お風呂はお父さんが揚げ物の途中で上がり今はお母さんが入っている。
揚げ物が終わるとすぐさまにうどん用のお湯の準備に取り掛かる。
「これは私がやる!!危なくないもん。だから手伝わせ。少しは私もできるって所を見せたいの」
「わかったよ。」
うどんを茹でるだけなので今回はサリアに任せる。
うどん用のお湯を渡している間にお母さんが上がってきたので急いで天ぷらを盛り付けてリビングへ。
「今日は天ぷらうどんね。いいわね。揚げ物の時火傷しなかった?大丈夫?」
「大丈夫だよ。やっぱり天ぷら知ってるよね」
「うん。なんて言ってもうどんとの相性が最高に合うからね。」
「天ぷらうどんは里中が大好きはメニューだからな。うどんと聞いてたけど天ぷらがついてるとはラッキーだな。」
私は刻んだモロヘイヤとおひたしも出しあとは、うどんを待つのみ。小皿等はお母さんが用意してくれた。
「お姉ちゃん!!うどんできたよ!!少し手伝って」
「今行くから待ってて」
私は網目状ボールを出してそこにサリアがうどんを流していく。その後、水ですこし洗ってお皿にも盛り付けてリビングへ持ってきてくれた。
私は結局ボールを出しただけだ……。お手伝い必要だったか?
「今日の夕食も豪勢だな。最近お米ばっかりだったから久しぶりのうどん。早く食べようか。」
「食べましょ。」
私たちは椅子に座って手を合わせる。
「「いただきます!!」」
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今回はほぼ料理の説明で終わってしまいました。もっと上手くかければサリアとアリアが楽しく料理をしている所を伝えられるのに……。
久しぶりにうどんが食べたくなってきた。
【お知らせ】
今後は、日、木の週二投稿予定ですので、引き続きよろしくお願いします!!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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