第2話いきなりの模擬戦
ぼっちなことはさておき今日4月3日は、異能学園の醍醐味の模擬戦がある。
今日はクラス内のものだが、別のクラスと対抗試合をする場合があるらしい。ちなみに模擬戦とは、
異能を用いた戦いだ。
ちなみに僕の異能ランクはc?だ。
その能力は模擬戦のお楽しみってことで、
「よしっ。全員そろったな」そう言うと先生は朝のHRを始めた
だけど僕はそんなことより模擬戦が楽しみで話を全く聞いていなかった…
「まじか……」保健室で血だらけな体操服を着た状態で呟いた。
なぜこんなことになったかというと…
朝のHRが終わった後お待ちかねの一時間目と二時限目に模擬戦があるのでみんな更衣室で着替えていた。
着替え終わり体育館に着くと、
みんなから熱気を感じた。みんなやっぱり模擬戦が楽しみなんだな。異能弱い奴らは楽しくないけど。ちなみに僕はさっき楽しみと言ったけど自分じゃなくて人の戦いをみるのが好きなんだ。僕は異能強くないしね。
「では模擬戦を始める前にルールなどを説明する。って言っても一対一で相手を戦闘不能にすればいいだけだからな」と小松崎先生は笑いながら言う。
あれぇ先生こんな物騒だったけかな気のせいかな、うんきっとそうだ。
僕がそんなことを嘆いている間に先生はみんなの対戦相手を言い出した。みんなも緊張していた。そんな緊張なんて無視して先生は模擬戦(異能戦)を開始した。
第一試合は、いかつい見た目の市川ととても大人しそうなえーと高橋さんだ。いきなりランクB同士の対決か。ちなみに異能学園は半分がランクcの生徒だ。あーそうだ、確か遼はランクBでその中でも上位しだったかな。
って言ってる合間に戦いが始まった。
「うぉぉぉ」と市川が先に仕掛けた。対する高橋さんはピクリとも反応しない。
市川は「なんも動かないなら、大怪我するぜ」ともの凄い速度で移動した。多分あいつの異能は身体強化かなにかだろう。
その一瞬大爆発が起こり、煙が立ちこめる。視界が晴れると、市川が倒れていた。
「えっ?」そうつい言葉が出てしまった。だってあの見た目で爆破系の能力なんだ、高橋さん怖っ逆らわないようにしとこ。
ということでいきなり衝撃的なバトルが開幕した模擬戦は着々と進んでいった。ちなみに今の所市川ほどの大怪我はいない。ってそんなこと言ってたら僕の番になっていた。相手は浅井由美さんだ。
ちなみにランクAらしい。
「では模擬戦を開始する。両者準備はいいな。始めっ」
「ふぅー」と僕がため息をついていると浅井さんは、
「もう、いいかな上川くんっ」
「いいですよ」と僕は答える。たがこの数秒の内に浅井さんは僕の目の前にいてすぐに僕の視界が暗転した。
ランクAはこんなにも強いのか。そう思ったときには意識がほぼ途切れていて。目を覚ますと白い天井が見えた。多分保健室で合ってるだろうていうか浅井さん強すぎだろう。僕の体中ボロボロで骨も折れてるかな。あーそうだった異能の強さに合わせて身体能力も上がっていく。ランクAなんて身体能力だけですさまじいだろう。結局浅井さんの異能は見れなかったしね。ランクAの能力を引き出すなんて雑魚の僕は無理な話か
「よしっ」っと僕は起き上がる。
骨が折れたのになぜ立ち上がれるのかってそれは聞かないお約束だよ。
そうして保健室の先生にもう怪我は大丈夫ですと伝えて体育館に戻った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます