第2話:情けなくても君が好き
ある夜、自宅で講義のレポートを書いていた僕、
僕は以前、趣味の女装をして出かけているところを市原さんに見られてしまった。幸い市原さんは決定的な証拠を掴んでいないみたいだ。けど、彼女は依然、僕が女装していると疑っている。いや、実際女装はしているから疑いではなく事実なんだけど。
そんな市原さんのことだ。きっと『もうすぐ前期日程もおわりだね―。ところで、仁礼くんは今どんな格好をしてるのかな〜? 』とか脈絡のない文章を送ってきているに違いない。僕はどんなメッセージが来ていても『何を言ってるんですか? 女性の服なんて着ませんよ』というメッセージを送ると決め、メッセージアプリを開いた。
『明後日、前期の講義が全部終わったらここでお疲れ様会しよー』
ピロン
先程のメッセージに続いて駅の近くにある居酒屋の住所が送られてくる。たしか個室が売りでちょっと値段が高めの居酒屋だったっけ? こんないい居酒屋でお疲れ様会なんて市原さんはいいとこのお嬢様なのかな?
いや、それよりも女装と関係のないメッセージが来ていたことが驚きだ。もしかして市原さん、もう僕の女装を追求するのに飽きたのだろうか?
ピロン
考えている間にまた市原さんからメッセージが来る。内容は……
『ここ個室だから女装してきても安心だね☆』
バンッ
思わず机に額を打ち付けてしまった。イタイ。あぁ、僕が甘かった。市原さんは僕が女装していると決めつけている。
というかもう女装して会う前提で話が進んでいる。誰が来るかわからないお疲れ様会に女装で行くわけがないのに……
さてどう返信しようかと考える。まずこんな会には参加しなければいい。だから当然断る旨は入れる。それと女装も否定しておく必要がある。あと、ちょっとキツめの言い方をしておけば、もう僕にメッセージを送りたくなくなるだろう。そう思い、僕は市原さんに送るメッセージを打つ。
『女装がどうとかよくわかりませんし、居酒屋に行くほどあなたとは親密ではないと思います。なので今回はお断りさせていただきます』
よし、かなり強気な文章だ。これで市原さんは僕のことがきらいになるだろう。人に嫌われるのはつらいが今回はしかたない。僕は覚悟を決めてメッセージを送信しようとした。
ピロンピロン
僕の送信よりも早く市原さんから二通のメッセージが来た。一つは写真でもう一つは
『そうだ! もし来てくれたらこの写真、消してあげる。特典だよ〜♡』
というメッセージだった。僕は固まる。なぜなら送られてきた写真には女装した僕が歩きスマホをしている姿が映っていたからだ。この写真は以前、女装してお買い物をしているところを市原さんに見つかったときに撮られたものだ。
ピロン
呆然としている僕に追撃のメッセージが届く。
『あっ、そうか! この娘、仁礼くんじゃないんだった〜。いや〜、ゴメンゴメン、これは私が責任を持って拡散しておくよ! 仁礼くんじゃないならどれだけ拡散されても気にならないよね☆』
ここまで来るともう脅迫と言ってもいいのでは? そう思った。しかも前にした肖像権の話を完全に無視してるし。
しかしマズイ。八方塞がりだ。市原さんは多分、お疲れ様会に行かなければ写真をSNSにあげるだろう。『めちゃくちゃかわいい娘をショッピングモールで発見!』とのコメント付きで……
だが、お疲れ様会に行けば、この写真に映っているのが僕だと認めることになるだろう。きっと市原さんは「拡散されたくないってことはこの娘は仁礼くんなんだね☆」と言うはずだ。会って間もないけど、何となく分かる。
拡散されたくない。しかし、女装を認めたくもない。二つの「ない」を両立させるのは不可能だ。どちらかを切り捨てなければならない。僕は自分へのダメージをどう抑えられるか必死に考え、一通のメッセージを送った。
『お疲れ様会、ぜひ参加したいです。待ち合わせ時間や他の参加者など詳細を教えて下さい』
僕は写真の拡散を阻止するため、参加表明のメッセージを送った。まずは拡散防止だ。女装のほうは明後日までにいい案を考えるしかない。
『おっけ〜、十八時ごろに予約とっとくね。当日は十七時ごろT大集合にしよっか。ちゃんと歩いてくるんだよ〜。自転車飲酒運転ダメ、絶対!!』
『参加者はもう決まってるんだ! だから仁礼くん、このこと誰にも言っちゃダメだよ! 』
返事はすぐに返ってきた。集合時間と場所については問題ない。問題は参加者のほうだ。一体どんな人が来るのだろうか? 市原さんみたいな人だったら悩みのタネが増えそうだ。
僕は『了解です』というメッセージを送った後ため息をついた。明後日までに「その写真の娘、僕じゃありません」と言い切れるような言い訳を考えなければならないし、普通に試験のことも考えなきゃならない。頭をかきむしる。ハァ、混乱した頭じゃどれだけ考えてもいい案は浮かばないか。まぁ一晩経てばいい案も出るだろう。未来の自分を信じ、書きかけのレポートを保存して僕は眠りについた。
――――
二日後、十六時五十分。僕はT大学に来ていた。目的は僕の女装写真が拡散されることを防ぐためだ。
とにかく今日は市原さんに写真を削除してもらえさえすればいい。
本当は市原さんが「写真の娘、やっぱ仁礼くんなんだ〜。関係なかったらわざわざお疲れ様会なんてこないもんね」と言われたときに言い訳が思いついていれば完璧だったが、二日考えてもいい案はでなかったのでそこは出たとこ勝負だ。大丈夫、今日の僕は冴えてるはずだ。
コツコツコツ
あたりに靴音が響く。靴音がどんどん近づいてきたので、音のする方を見た。音の方向には市原さんがいた。ひだのついたベージュのロングスカートに白い半袖のブラウス、そしていつもの眠たげな目とふわふわの明るい茶髪。相変わらずの美人だな。これで性格も良ければいいんだけど。
市原さんは僕のところまで歩いてきて、キョロキョロと誰かを探し始めた。他の参加者を探してるのかな?でも、僕に一言かけてからでもいいのではないか?ないがしろにされたみたいでちょっと気分が悪い。 そう思っていると、彼女は僕の方を向き笑顔で言った。
「あ〜、もしかしてキミ、仁礼くん!? いや〜、わかんなかったな〜! だって、男の子の格好してるんだもん。まだ来てないかと思って探しちゃった!」
市原さんは楽しそうに笑う。彼女の言う通り今日僕はいつも大学に来るときと同じ、スニーカーにジーンズ、アメコミキャラのシンボルがプリントされたTシャツに長袖のパーカーを羽織っていた。でも、そんなにイジられるような格好ではないだろう。僕をイジってるときの市原さんは本当に楽しそうだが、僕はめちゃくちゃ嫌な気分だ。
「何言ってるんですか? いつもの服じゃないですか? 市原さんはこれと似た服を着た僕に何度も声をかけてましたよね?」
僕は淡々と答えた。ちょっと機嫌が悪かったのもあるが、市原さんは僕が必死に反論するのを面白がっているはずだ。冷静に反論すれば彼女の僕への興味もなくなると考えての回答だ。予想通り、市原さんはちょっと言葉に詰まっているようだ。
「うん。たしかにそうだったね。まあいいや。じゃ、行こっか」
そういって市原さんは駅の方へと歩き出した。
「? 他の人、まだいないみたいですけど? もしかして現地集合ですか? 」
僕の質問に市原さんは不思議そうな顔で答えた。
「他の人? いないよ。今日は私と仁礼くん二人っきりのお疲れ様会だし」
「えっ!? だって参加者はもう決まってるから誰も誘うなってメッセージで…… 」
「うん。だから私と仁礼くんの二人。二人用の個室しか予約が取れそうになかったからさ」
市原さんはさも当然のように答える。え、ということは今から市原さんと二人っきりで…… これってデートじゃん!
「ダメですよ! まだ会ってそんなに経ってないのに二人っきりなんて…… 」
「なんでダメなの? 」
なんでと言われると言葉に詰まってしまう。というか、こういうことは女の子のほうが気にするものなんじゃないの?
「特に理由ないなら行こ。私今日お昼抜いちゃったから早くなんか食べたいんだよね―」
そういって市原さんは僕からどんどん離れていく。えっ、これは、どうすれば…… 困惑して動けない僕に気づいた市原さんがクルリと振り返り、こういった。
「あっ、そうだ。写真はお店についたら消すよ。仁礼くんがお店に来てくれないなら、写真は拡散しちゃうからね」
パチンと市原さんはウインクをした。背筋が凍る。
「待ってください! 今行きます! 行くので待ってください! ! 」
慌てて僕は歩き出した。ここで参加を表明することは写真の娘イコール自分と認めることに等しいということまで頭が回らなかった。市原さんはニコニコして僕が追いつくのを待っている。
はぁ、こんな重い気持ちの外食は初めてだ。
――――
「それでは〜、前期日程を乗り越えた我々に〜かんぱ〜い!!」
市原さんの異常に高テンションな乾杯が個室に響いた。僕はグラスを小さく前に出し、乾杯に応えた。
市原さんは乾杯を終えるとジョッキの生ビールを一気に四分の一ほど飲み干した。彼女はお酒に強いらしい。うらやましいと思いながら、僕はカシスオレンジに口をつけ少しだけ飲んだ。正面の席では市原さんが終始ニヤニヤしていた。
「フフッ、本当にお酒駄目なんだね」
「いいじゃないですか。別に困ることはないんだし」
僕はぶっきらぼうに反論した。今日のテーマは感情的にならない、だ。
「そんなにお酒駄目ならソフトドリンク頼めばよかったじゃん。もしかして格好つけたかったとか?」
「ち、ちがっ……っと、コホン、違います。付き合いは大事だと思っただけです。そんなことより食べ物を頼みましょう」
危なかった。もう少しで感情的になるところだった。僕は端末でメニューを見始めた。市原さんが話し始める。
「でもさっきの、本当に面白かったよね。まあ、私が同じ状況でも生は仁礼くん、カシオレは私に渡すな。だって、男の子がそんなにお酒にヨワヨワなんて思わないもん」
一瞬僕の動きが止まる。市原さんの言う「さっきの」とは店員が飲み物を運んできたとき、僕の方に生ビールを、市原さんにカシスオレンジを置いた事件のことだ。店員さんがいなくなってから、僕が生ビールを市原さんに差し出すまで、市原さんはこちらをずっとニヤニヤして見ていた。きっと後でからかわれるだろう、と直感でわかった。そして案の定、僕はからかわれた。ちょっと悔しいな。よし。
僕は端末でレモンサワーとラーメンを注文した。これでいくらか男らしく見えるだろう。市原さんは注文履歴を確認して僕が何を頼んだか見ていた。
「えっ、仁礼くんお酒頼んだの? 無理しなくてもいいよ?」
市原さんは本気で僕を心配している様子だった。でも関係ない。僕は強気で答える。
「大丈夫です。いつもこれくらい飲んでますから」
もちろんウソだ。お酒など本当は一滴も飲みたくない。でもこれ以上バカにされるのは嫌だった。市原さんは引きつった笑顔を浮かべている。
「お待たせしました。レモンサワーでございます」
「はい」と元気よく手をあげ、店員からレモンサワーを受け取る。そして、カシスオレンジを一気に飲んだ。正確には半分も飲めなかったが気分的には一気に飲めたのでよしとする。市原さんは不安そうに僕を見ている。
「仁礼くん、無理しなくてもいいんだよ? お酒弱いって笑ったのは謝るからさ」
「何を言ってるんですか? 僕はいつもこれくらい飲むんですよ」
そう言って、僕は再びカシスオレンジを飲み干す。空になったグラスをテーブルの端に置き、今度はレモンサワーを飲み始める。アルコールの匂いがきつい。それでも僕は少しずつ自分の頼んだお酒を飲んでいった。僕はこのとき、今日のテーマである「感情的にならない」を完全に忘れていた。
――――
「お待たせしました。ウーロン茶とレモンサワーでございます」
市原さんがレモンサワーを受け取った後、手で僕の方を示す。店員はウーロン茶が僕のものだと理解し僕の前に置き、立ち去った。僕はうつむいて小刻みに揺れることしかできなかった。
「ほら、仁礼くん。ウーロン茶。水分取ってアルコール薄めなきゃ」
「……はい」
カシスオレンジを速いペースで飲んだからか、レモンサワーのアルコールが強かったのか、僕はレモンサワーを半分ほど残した状態でフラフラになってしまった。もう何も手につかない。さっきからまともに注文もできていない。目の前のウーロン茶も頼んだ覚えはない。恐らく市原さんが気を利かせて頼んでくれたのだろう。
う〜、これでは僕の方が女の子みたいじゃんか。酔った頭で自分に悪態をつきつつ、市原さんが頼んでくれたウーロン茶に手を付ける。手に力が入らなくなっていたので、グラスを両手で持ってちょっとずつ傾けコクコクと飲んだ。市原さんは本日二本目のレモンサワーに口をつけていた。
「そのウーロン茶を飲み終わったら帰ろうか」
市原さんがポツリと言った。
「えっ、でもまだ一時間も経ってらいのでは?」
「そうかもしれないけど、仁礼くんフラフラじゃん。ろれつもまわってないし」
市原さんの言う通り、僕はもう限界だ。正直ちゃんと家に帰れるかも怪しい。
「私もお腹いっぱいで眠くなってきちゃったし、ね? 帰ろ?」
「……ん」
小さく頷く。それが僕にできる精一杯だった。
「よしよし、じゃあゆっくり飲んでね」
市原さんが僕に向かって微笑んだ。市原さんって面倒見がいいな。多分、妹か弟がいるのだろう。そうでなければこの包容力はありえない。市原さんの家族構成を想像しながら、ちびちびウーロン茶を飲み、十分くらいかけて飲み干した。
「ん、飲み終わったね。じゃあ、お会計して帰ろうか」
そう言って市原さんは端末を操作して店員を呼ぶ。僕はカバンをごそごそと探る。財布はすぐに見つかった。
「市原さん、いくら払えばいいれすか?」
市原さんはニコッと笑って答えた。
「いいよ、今日は私のおごりで。元々私が仁礼くんを誘ったんだし」
「えっ」
「それに私仁礼くんより年上だし、格好つけさせてよ」
「そうなんですか?」
「うん、私今年で二十一歳。仁礼くんは今丁度二十歳でしょ?」
コクンと頷く。そうか、市原さん浪人してたんだ。
「でも、僕男ですし」
「もう、年上の好意は素直に受け取りなさい」
そういうと市原さんは僕の額を軽く叩いた。
「はい、今回はお言葉に甘えます。ありがとうございます」
「うん、格好つけさせてくれてありがとう」
そういうと市原さんは僕の頭をなでた。なんだか子ども扱いされているみたいで嫌だな。そうこうしているうちに会計の準備ができたらしく店員がやってきた。市原さんはクレジットカードを渡し、会計を済ませた。その間に僕は帰り支度を整え、壁の助けを借りて立ち上がる。
「仁礼くん、大丈夫?」
会計を終え、帰り支度を始めていた市原さんが僕に声を掛ける。僕は「大丈夫です」と答えたが、全然大丈夫ではない。フラフラのまま、市原さんと店を後にした。店員の「ありがとうございましたー」の声が頭にガンガン響く。
「じゃあ、僕帰ります。今日はありがとうございました」
そう言って帰路へつく。だが、僕の歩みは市原さんによって止められた。市原さんが僕の右腕を掴んでいたのだ。
「市原さん?」
「仁礼くん、今日は一緒に帰ろう。そんなにフラフラじゃ心配だよ」
市原さんは僕がちゃんと家に帰れるか心配らしい。
「大丈夫ですよ。ちゃんと帰れます」
「そうは見えないけど」
確かにここから家まで歩いて三十分近くかかる。でもそれくらいの距離どうってことない。帰って見せらぁ! そう思っていた僕は市原さんのひとことで現実に引き戻された。
「そのさ、言いづらいんだけど、そっち来たのと反対方向だよ?」
どうやら僕は家と反対方向に歩いて行こうとしていたらしい。これは恥ずかしい。
「いや、これは、その」
酔った頭で必死に言い訳を考える。
「それに、私も一人で夜道を帰るの怖いからさ。ね、途中まででいいから、一緒に帰ろう」
「それでしたら、はい」
そんなこと言われたら断れない。市原さんは僕を乗せるのが上手だ。いや、僕が単純なだけか? 答えの出ない問いを頭の中で反芻しながら僕は市原さんと帰路についた。
――――
「あそこが仁礼くんの家?」
「はい、そうです。そこの一〇三号室です」
何度か道を間違え、市原さんに訂正してもらい、僕は自宅へたどり着いた。市原さんがいなかったら恐らく警察のお世話になっていただろう。
「ほら、カギ開けて。部屋入ろう」
市原さんは僕に部屋のカギを開け部屋に入るよう促す。僕はジーンズにカラビナで取り付けていたカギを取り、玄関の鍵穴に差し込みカギを開けた。扉の先には見慣れた我が家が広がっていた。
「ふぅ、ここまでくればもう大丈夫だよね? あ、もしかしてお風呂とか入れてほしい?」
「いえ、大丈夫です」
僕を送り届けて安堵したのか市原さんが僕をからかい始めた。僕は酔っていたので、あまり面白い返しはできなかったと思う。
「そっか、じゃあ気をつけてね。明日は休みだからゆっくりお休み」
「はい、おやすみなさい」
そう言って玄関先で市原さんと別れた。家に帰った僕は何かを忘れている気がしたが思い出せず、思考を放棄した。とりあえず体を横にしたい。その欲求を満たすために部屋の隅に畳んで置いた布団を広げ、寝転がる。僕の意識は徐々に夢の世界へと旅立っていった。
ピンポーン
「ハッ」
落ちかかった意識がチャイムの音で現実に戻る。近くにあった目覚まし時計で時刻を見ると、まだ帰ってきてから五分も経っていなかった。
「誰だよ、こんな時間に」
ちょっと休んだため回復した体を引きずり、玄関へ向かう。外は強い雨が降っているらしくザアアアアアという音が家の中にいても聞こえていた。
「はーい」といって玄関のドアを開ける。先程の予想通り、外はひどい雨模様だった。
扉の向こうにはびしょ濡れの市原さんがいた。
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