序詞で書かれた『クロッカス』と比喩された人への想い……。作品の続きを読んだ後に、もう一度最初の序詞を読み返すことでより鮮明にその言葉の意味を感じることができます。少し読んだだけでわかる舞台背景、登場人物の感情、それらを丁寧な文体が詳細に伝えてくれてます。『後悔先に立たず』という言葉がありますが、まさにそれですよね。失くしてしまったものへの懺悔と後悔……しかし、それ以外もあったはず!今後のストーリーの展開に期待してしまいます。是非、ご一読頂き、その切なさを体感してみてください┌◯