7月31日(午前10時)親戚とご対面
「うっそだろ、スマホ全然繋がんねぇ、、、」
「たしか、2回にWiFiがあったぞ」
「お、サンキュー」
俺は、妹とそんな会話をしてると玄関から物音が聞こえてきた。
ここの家に来るのはたしか、10年前に来てそれっきりだったはず。しかし、こんな自然豊かだったかな?そんな事を思ってると、リビングの扉が開いた。
「あ、こんにちは」
俺は挨拶をした。
「、、、こんにちは」
「こんちはー!」
「こんにちは。あなたは、ジュンさんでしたね。お久しぶりです。」
静かに挨拶したのが、次女のなつみちゃん
元気に挨拶したのが、末っ子のうららちゃん
そして、優しく挨拶したのが、長女のあやかちゃん
「あ、お久しぶりです。いつ以来でしたっけ?」
「えっと、たしか今から10年前の10月11日で最後でしたね。」
そんな詳しく覚えてるのかよ。あやかちゃんは変わらないな。
「よろしくね〜」
挨拶したのが、俺の妹のみか。負けず嫌いな性格。
はっきり言ってめんどくさい。
そんな、挨拶をしてるとまた、玄関の方から音がした。
「うっす。おっはー」
元気に挨拶したのが、太陽。元気ハツラツタイプ。よく昔は、カブトムシを一緒に取りに行った。
「うっす。元気してた?」
「おう。当たり前よ。」
元気そうだな。
親戚は、あやか姉妹と太陽ともう1家族いたはずなんだが、、、
「ねぇ、もう1家族いなかったっけ?」
おれは、あやかちゃんに聞いた。
「えぇ。はるかちゃんとなつきちゃんの双子姉妹と弟のりおくんがいたはずです。」
「やっぱり。ありがとう」
「いえいえ。どうしたのでしょうね?」
うーん。まぁ、後で来るだろうと思っていると、窓の方から入ってきた。
「いやぁ〜、まさか玄関があんなに混んでいるとは、、、あ!こんにちは皆さん!」
窓から入ってきたのは、なつきちゃん。
「こんにちは」
帽子をいつも被っているはるかちゃん
「おはようございます!」
勢いよく頭を下げたのは、りおくん。
これで全員揃ったな。
すると、襖の奥からおじいちゃんとおばあちゃんがやってきた。
「みんなおはよう。久しぶりじゃな。君たちの親たちは部屋に荷物を置きに行っているからもう少し待ってておくれよ。婆さんや、みんなにお菓子を持ってきてやってくれないか?」
「はいはい。分かりましたよ。せんべいでいいかしらね?」
「えぇ。お願いします。手伝いましょうか?」
あやかちゃんがそう言うと、
「うんうん。大丈夫大丈夫。座っててみんなと待っててね」
おばあちゃんはとても優しい。というか、このふたりはとても優しい。なにをしても怒らない。
なつみちゃんは1人でゲームを
うららちゃんとみかとりおくんは3人でジャンケン大会をやっている。みかはもう今年で高校生なんだが、小学生と遊んでいる。まぁ、子供心を忘れていないと言えばいいだろう。
ふわぁ。なんか疲れた。今日は学校終わってから大変だったなぁ。急いで支度して、車に乗って、出発。気づいた頃にはもう、山の中だった。
親たちもみんな荷物の荷解きが終わり、みんなリビングに集まった。すると、おじいちゃんが話した始めた。
「今日みんなを集めたのは、、、」
急に本題を話始めた。気になる。一体どうしたというのだろうか。宇宙人でも攻めてきたのだろうか。それとも、金銀財宝が見つかったとか、、、
そんな事を考えていると、おじいちゃんこう言った。
「みんな、自然の中でリラックスして欲しい。と考えたのじゃ」
ワハハと笑っているおじいちゃんと裏腹に、俺たちはただ呆然としていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます