第2話

ドッペルゲンガー、


 同じ人間があったら死ぬとか、消えると聞くけど大丈夫見たいだった。


 「・・・優君」


 だが、それでもあの家にいける訳がない。


 優は分かってしまった。


 あっちの優が身につけていたバックは昔にしていたお気に入りの奴だ。


「あの、今の時間とか教えてもらっても良いですか?」


「・・・、分かったわ。ーーーー年のーー」


「ーーーー年っ、僕のいた世界の1年前だ」


「・・・じゃあ、君は未来から来たってことなの?」


「・・・はい」


そして、優は泣き出す。


「なんで、なんで、こんな世界に来たの??俺はただ本を触ろうとしただけなのに、」


「優君・・・、そうなんだここに来た理由って、」


その瞬間、彼女の頭にもあることがよぎる。


ファンタジーを体験した二人には、ファンタジーノリの考えが容易になっているのだ。


 (もしかして、それって私の写真集?)

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