第2話 黒歴史「や、康二久しいね」俺「帰れ」

「zzz…んん…。」


まだ1時間程寝ていたいが、どうにか眠気を殺して目をこする。



そして最初に目に映ったのは

「知らない空だ…。」


腰を上げて次に映ったのは

「知らない森だ…。アトシラナイカワダ…。」


さらn「うん!夢だな!もう一回寝よ!」


目の前の光景から逃げるように寝転がり再び眠りにつこうとした。


こういうのは大体夢なんだよ…うん…そう信じたい。


だが目に映る情報達は『現実だ』と否定しているみたいだ。


確かに今見た光景は夢にしてはリアルすぎるし、感触もある。


(で…俺の胸ってこんなボインだったっけ?!)


ダンゴムシのように体を丸めた状態で横になりながら視界に映る情報に疑問を抱く。


(待て待て!状況整理できないし、いつまでも情報が完結しない!)


サイズは大体eからfカップくらいか?まあデカめ。


なんか服も違うし…俺のお気に入りのパーカーどこいった…。


ん?まてよ?胸がこんな膨らんでるとしたらまさか声もか…?


「あー。」


声は元の自分の声とは違う明らかに女性の声。なんだろう…いいヴォイスだ(ス〇〇ク風)。


そういえば顔見てなかったな、どんな感じだろ。


「そこにある川で女になった坂木康二さんとご対面といきますか。」


右にある川を覗き込むと



「めっちゃかわいい…。」



水面に反射して映っているのは、白髪のロングヘアで左目は黄色、右目はアースアイのオッドアイ。


生で見たことは一度もないので顔にも驚いているが目に対する驚きの方が大きかった。


「うわ、めっちゃ可愛いし胸デカいし、こんな整ってる子あんまりいなかったな〜。しかもオッドアイなんて生では全然見たことなかったわ。こんな感じなんだな〜。」


水面に映る自分の目をまじまじと観察していると


くしゃっ


「ん?なんか踏んだか?」


俺は足元を見ると、そこにはいつ置いてあったのかわからないが手紙があった。


「なんだこれ、手紙か?なんか『神より』って書いてるし…気味悪いな…でもめっちゃ気になるし読んでみるか。」


俺は手紙の封筒を開け、中身を見てみる。



『は〜い、神ですよ〜。

今この手紙を読んでいるときには私はもう死んでいるでしょう……なーんて冗談は置いといて!Σヽ(`□´о)

…なんかごめんなさい…m(_ _)m


本題に移りましょう!


突然ですが坂木康二さん、あなたは異世界に転生しました。転生したというか…私がこの世界に転生させました。      


おそらく色々と頭が混乱しているでしょう。


まず、なぜ転生させたのか。

それはあなたが人生に退屈してそうに見えたからです。


何も変わらず、何かが起こるわけでもない。


モテモテになるとかも全くなく、ただ起きてバイトに行って帰って寝るを繰り返すだけ。


休みは何もやることがない。


そんな毎日に退屈を感じていいたのでしょう?


そしてあなたはこう言いました。


「神様、ファンタジーな世界とかなら何でもいいから転生させてくれ。」


と。

なので私は『このまま人生を終えてほしくない』と思い、転生させました。

寝ている間に転生させたのは申し訳ないです…。


それでは!第二の人生は後悔とか退屈がない様に全力で楽しんでくださいね!

               

あと、手を前に出すと自分のステータスとかが見れますよ!


                   坂木康二さんより』



「ふ〜、読み終えた〜。」


手紙は長かったが言いたいことは大体わかった。こんな俺に第二の人生を与えてくれたんだ…。


めっちゃいい神様じゃん。マジで泣いちゃいそうだわ。


もしその神様信仰する宗教あったら迷わず入ります…。


そういえば、最後に『手を前に出すと自分のステータスとか見れる』って書いてたな、ちょっとやってみるか。

試しに俺は手を前に出す。


すると、ステータスが出した手の前に表示された。


「さ、どんな感じかな〜。」



『神々の始祖』ガイア


性別:女


種族:神族


スキル

『全知全能』『万象改変』『宇宙操作』『世界創造』

『世界改変』『世界崩壊』『法則改変』『物語改変』『設定改変』

『時間操作』『空間操作』『能力改変』『神器錬成』『万象操作』

『因果律操作』『全属性魔法』『万物創造』『万物破壊』『全次元干渉』etc…


防御スキル

『全スキル反射』 『改変無効化』『全攻撃無効』『薬物無効』

『自動反射』



………は?いやいやなにこれ。


チートすぎてなんの驚くこともできないんだが?


ん?なんかこの名前に見覚えが……………




あ、これ俺が学生の頃に考えたオリキャラだわ。

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