Episode.21「託された力」
1
スレイヤーに変身したカズキは闇の巨人に変身したリョウタと顔を合わせた。
リョウタは右手でカズキを挑発すると僅かに口角を挙げた。
『(相手のペースに載せられるな。自分のペースで戦え)』
「(ああ。そのつもりだ)」
カズキはゆっくりと構えるとリョウタの挑発を無視した。リョウタはカズキと一定の距離を保ちながら余裕の笑みを浮かべながらゆっくりと横に移動した。
「・・・」
カズキは左腕のアームドスレイヤーに埋め込まれたリベレーションに右手を添え、“ストラトスマヒュリ”を出現させるとリョウタに向かって投てきした。
「アマイ」
そう言いながら薙ぎ払う様にストラトスマヒュリを防ぐリョウタ。カズキはその隙を突く様に一気にリョウタと距離を詰めるとリョウタに掴み掛かった。
「(ソウキタカ。少シハ考エタナ)」
取っ組み合いになる両者、カズキの声を掻き消す様にリョウタの不気味な雄叫びが轟く中、カズキはリョウタの顔面に頭突きを喰らわせた。
「(ッ!)」
カズキはリョウタの肩から手を離すと同時にリョウタを蹴り飛ばすとすぐさま次の一手を考えた。
大きく飛び上がったカズキはリョウタの頭上に左踵落としを仕掛けた。当然、リョウタはそれを防ぐがカズキはすぐさまリョウタの左脇に蹴りを入れた。
が、リョウタはすぐさま脇を閉め、カズキの右脚を挟むと右手でカズキの左足首を掴んだ。
「チョットハヤレル様ニナッタノカナ?」
リョウタはそのまま身体を回転させると岩壁にカズキを叩き付けた。カズキがダメージを負ったのを確認したリョウタは再び身体を回転させようとした。が、
「(回転投げか?させるか)」
カズキは腹に力を入れて上半身を起こすとリョウタの頭にチョップを喰らわせた。
「(コシャクナ)」
カズキを地面に叩きつける様に解放したリョウタはカズキから一旦距離を取った。カズキはすぐさま立ち上がると構え直した。
それを観たリョウタは何かが切れた様に気高き咆哮を挙げた。
※
「!」
「?、っ!」
だがカズキはリョウタとの戦いに集中し続ける事は出来なかった。カズキが岩壁に叩き付けられた衝撃とリョウタの咆哮のせいで雪崩れ発生。大量の雪が、マツリ達に迫った。
「(!)」
カズキは再びストラトスマヒュリをリョウタに投てきして僅かな隙を作ると右リベレーションから【魔力で形成された特殊な帯“セービングザイル”】を出現させるとマツリらを絡め取ったのち辺りを見渡し、岩崖のうえにそれを伸ばすとマツリらを解放した。
「何、今の....」
「雪崩れから、助けられた?」
「バカ、そんな事、してる余裕なんて無い筈なのに」
「・・・」
マツリは数歩前に出ると自分の方を振り向いたカズキと目を合わせたのちゆっくりと力強く頷いた。それに反応する様にカズキもはっきりと頷くとリョウタの方を振り向いたのち走り出した。
「バカガッ!」
そう言うと同時にリョウタは右手の平から赤黒い魔力の塊をカズキに向けて放った。
カズキは1発目と2発目は防いだが3発目を腹部、4発目を顔面に喰らい、仰向けになって倒れた。
「貰ッタ」
リョウタは走り出すと身体を起こすカズキの顔面を左脚で蹴り、右脚で喉元を蹴り飛ばした。
その衝撃で宙を舞うカズキを追う様に飛び上がったリョウタはカズキの腹部に踵落としを喰らわせると地面に叩き付けた。
「(野郎....)」
カズキは立ち上がると魔力を使って雪解け水を右手に纏わせて水縹色の魔力に変換するとリョウタと距離を詰めながら【水魔力変換強化型ストレート“アクアブレイブストレート”】を喰らわせた。
リョウタは両腕をクロスさせてそれをガードしたが強力なストレートを前にガードは崩され、凄まじい衝撃がリョウタを襲った。
「グッ」
リョウタは脚に力を込めて踏み止まるとカウンターストレートをカズキに喰らわせた。カズキは左手でそれを受け止めると拳を掴み、腕を掴むとそのまま一本背負いを仕掛けた。が、当然の如くリョウタは受け身を取るとそのまま後ろ蹴りを仕掛けた。
「!」
カズキはすぐさま相手の足首を左手で掴むと肘から生えるエルボーエッジを赤く輝かせるとリョウタの左膝の外側を斬り裂いた。
「(バカナ。貴様ァァッ!)」
リョウタはそのまま身体をスピンさせるとカズキの後頭部に蹴りを入れた。
「「(・・・)」」
顔を合わせる両者。先に仕掛けたのはカズキだった。
若干姿勢を低くして突っ込むカズキを蹴り飛ばすリョウタ。後ろへ吹き飛ばされたカズキはすぐさま体勢を立て直すと距離を詰めて来たリョウタの蹴りをガードしたがその直後に仕掛けられたサマーソルトキックまではガードしきれず宙を舞いながら後ろへ吹っ飛ばされた。
「ソロソロ、オネンネノ時間ダ」
そう言うとリョウタは右手の平から赤黒い魔力の塊をカズキに向けて放った。カズキはそれを顔面に1発、胴体に3発、両膝に1発ずつ喰らうとその場にしゃがみ込んだ。
※
2
「(ベルナールさんから力を貰ったんだ。・・・このまま、終わるか!)」
カズキは左手の平に水縹色の魔力を纏わせると小川にそれを向け、小川から水を吸収すると全身にそれを纏いながら立ち上がった。
「ムダナワルアガキヲ、マダスルツモリカ?」
カズキは小川から水を吸収しながら自分の周囲に7枚の光輝くカードの様な物を出現させるとカズキの周囲を浮遊しながら回る1枚のカードを手にした。
「(ベルナールさん。力、お借りします)」
右手の指で掴んだカードを胸元のエナジーコアに沈めたのち左手に集めた魔力混じりの水を頭上に挙げ、上から被ると全身をウォーターグリーンと水縹色の2色に輝かせながら両手を外側に広げた。
「カズキが、変わる?」
「変革、....いや、」
「バージョン、アップ?」
胸元のエナジーコアを撫で下ろしながら両手を下げたのちほんの僅かに身体を膨らますとカズキは光を消し去った。
従来の姿より若干筋肉質になり、水縹色のラインと濃紺色の面積が増えたその姿はまさにベルナールの力を具現化した姿だった。
「スコシハデキルヨウニナッタノカナ?」
そう言った瞬間、リョウタは前に走り出した。
カズキは僅かに飛び上がるとリョウタの胸元に連続で踏み付ける様な蹴りを喰らわすと最後の右脚の蹴りでリョウタを吹っ飛ばした。
「(身体が、軽い。これがベルナールさんの?)」
そう思ったカズキは再度距離を詰めるリョウタに回し蹴りを仕掛けた。が、先程と同じ様にリョウタは脇腹で挟み込む様にカズキの蹴りを受け止め、カズキの右脚を封じた。
だが先程と違うのはカズキはその瞬間に身体をスピンさせてリョウタの顔面に蹴りを入れようしとした事だ。当然の如く、リョウタは身を低くしてそれを避けたがカズキは避けられた瞬間にリョウタ踵落としを仕掛けた。
流石にそれを避ける事は出来ず、リョウタは背中にダメージを負った。
「ッ!、コシャクナァッ!」
そう言ったリョウタはすぐさまカズキと距離を詰めた。カズキはそれを飛び上がると同時に横に交わすとリョウタの背中に回し蹴りを喰らわせた。
「凄い....」
「やっぱり、カズキさんは負けない!」
「カズキさんの方が強い」
「・・・油断は禁物よ。相手も本気とは、限らない」
「ですね」
崖の上からカズキの戦いを見ていたマツリは目付きを鋭くするとカズキの戦う姿を自分の弟と照らし合わせた。
(若くて勢いがあって無鉄砲。・・・いや無鉄砲は薄れたかな)
そう思いながらマツリは僅かに口角を挙げた。
リョウタは立ち上がると同時に顔を左右に振ると雄叫びを挙げたのち飛び上がった。
カズキも飛び上がると右脚に水縹色の魔力を纏わせると【魔力強化型キック“インパクトブレイブキック”】を飛び蹴りでリョウタの腹に喰らわせるとリョウタを吹っ飛ばした。
声にならない声を挙げながら地面に這い蹲るリョウタ。
するとリョウタは凄まじい雄叫びを挙げながら全身から赤黒い魔力を放出しながら立ち上がった。
「ッ!」
あまりの出来事に一歩引いた構えを取るカズキ。
すると、
「コノクズガァッ!スコシ遊ンデヤレバ、調子ニ乗リヤガッテ!」
そう言ったリョウタはカズキの脚元から赤黒い魔力製の帯を出現させ、カズキを拘束すると右手の平から赤黒い魔力の塊をカズキに向けて放ちカズキの胴体に複数発当てた。
胸元のエナジーコアを暗くしながらしゃがみ込むカズキ。それを観たリョウタは口角を挙げた。
「ソロソロ楽ニシテヤル」
そう言ったリョウタは胸元の前で両手を前にクロスさせたのち赤黒い魔力を圧縮させると両腕をパッと外側に開くと同時に巨大な魔力の塊をカズキに向かって飛翔させた。
飛翔した魔力の塊はしゃがみ込むカズキに直撃すると大爆発を起こした。
※
「カズキさん!」
「そんな....嘘、でしょ....」
「....」
「流石に、あんなの喰らったら....」
「・・・」
悔しげで鋭い表情で爆炎に包まれたカズキが居た場所を見つめるマツリ。
そんな彼女達を嘲笑う様に、リョウタは鼻で笑った。
「タワイナイ....無駄ナ足掻キヲシナケレバ、モット楽ニ死ネタモノヲ....」
吐き捨てる様にそう言ったリョウタはカズキが居た場所に背を向けると、ゆっくりと歩き始めた。
「・・・、?」
マツリは表情を鋭くすると違和感の様なものに気が付いた。
「よくも....よくもカズキさんを!」
怒りに包まれた表情でアサルトモードの武器を構えるシオリ。それに倣う様にサトミも弓矢を構えた。が、マツリ同様に違和感を感じ取ったサトミは弓矢を下ろし、爆炎を見つめた。
「シオリ、待って!」
「でも!」
「シオリさん!」
「ッ!」
シオリの肩に手を置き、シオリを制止するサトミ。
するとシオリは爆炎の中に水縹色に輝くオーラの様なものを断片的に見つけた。
「?」
シオリは表情を鋭くすると爆炎を見つめた。すると爆炎が晴れると同時に水縹色のオーラに包まれたカズキが姿を現した。
「「!」」
カズキはゆっくりと立ち上がると腕を振り下ろすと同時にオーラを薙ぎ捨てた。
「(?、ナンダ?。マッ、キノセイカ。アレヲ喰ラッテ生キテル訳ナイカ)」
そう思ったリョウタは再びゆっくりと歩き始めた。
だがそれは間違いだった。カズキは生きていた。
カズキが使った技は【“パージフェイント”】。破壊者の力を借りてる時にのみ使える技で、“借りている破壊者の力を強制解除する"・"今変身時にその破壊者の力が使えなくなる”・"変身者のスタミナ、破壊者の力を消耗させる”のと引き換えにどんな攻撃も防ぎ、ノーダメージにする技だった。
「・・・」
マツリらが驚くのも束の間、オーラを薙ぎ捨てたカズキはリベレーションから放出され、アームドスレイヤーに纏われた魔力を両腕のアームドスレイヤーを重ねあわせると互いの魔力を干渉させ、圧縮させた。
「(!。気ノセイジャナイ。マサカ!)」
リョウタはハッとした表情を浮かべるとカズキの方を振り向いた。
その瞬間、カズキは圧縮させた魔力を右リベレーションに収束させると抜刀の如く右腕を前に突き出し、【けん制用の光線技“ヴェイパーストリーム”】を放った。
放たれた細長い光線はリョウタの左肩に直撃、リョウタは左肩を抑えながらその場にしゃがみ込んだ。
※
3
ベルナールの力を解除し、使用不可にするなどと引き換えに強力なカウンターを仕掛けたカズキ。
だがカズキは胸元のエナジーコアを点滅させながらその場にしゃがみ込んだ。
「ガキ、風情ガ....」
互いに息を切らす両者。先に仕掛けたのはリョウタだった。
リョウタは左手の平に赤黒い魔力を圧縮させるとカズキに向けて1発放った。カズキは左手でそれを叩き割るとすぐさま左腕のアームドスレイヤーに右手を添え、ストラトスマヒュリを出現させると右手で持ちそれをリョウタに向けて投てきした。
投てきされたストラトスマヒュリはリョウタの左膝に直撃。リョウタの苦痛の悲鳴が轟いた。
「やった!」
「・・・いえ、まだよ」
先に負ったダメージもあり、リョウタの左脚は使い物にならなくなった。が、言い換えればこれだけやって漸く左脚だけとも言えた。
それはカズキにもわかっていた。
リョウタがこれまでのダメージを前にまともに動けなくなっていたのを好機と見たカズキは点滅が早まるエナジーコアガン無視ですぐさまリベレーションから魔力を放出し、アームドスレイヤー全体に纏われたのち両腕のアームドスレイヤーを重ねあわせると互いの魔力を干渉させ、圧縮させた。
「(・・・)」
さっきよりも高魔力を時間を掛けて圧縮させるカズキ。そしてリョウタが顔を挙げた瞬間、カズキは圧縮させた魔力を右リベレーションに収束させると抜刀の如く右腕を前に突き出し“ヴェイパーストリーム”を放った。
さっきよりも高威力な光線がリョウタの顎を擦り、心臓の上部に直撃した。
「・・・」
「どうなったの?」
光線を喰らった事で後ろに吹っ飛ばされるリョウタ。
リョウタは地面の上で悶えながら声にならない声を挙げていた。
「キサマ、擬キニ、コノ俺ガ!」
リョウタはカズキに続く様に立ち上がると左手の平に赤黒い魔力を圧縮させた。それを観たカズキは姿勢を崩し、その場にしゃがみ込み、エナジーコアの点滅を更に早めた。
※
「彼奴、まだやる気⁉︎」
ミサキは驚きを隠せずそんな声を挙げた。
するとサトミは数歩前に出ると、
「カズキ!頑張って!。貴方なら出来る!。立って!」
それに続く様にシオリもサトミの横に立つと、
「カズキさん!貴方なら立てる!頑張って!」
「立ちなさいカズキ!貴方ならまだ立って戦える。貴方なら勝てる!。立ちなさい!」
シオリに続く様にそう叫ぶマツリ。すると、
「カズキさん!私達が鍛えたんです!。此処で倒れる様な貴方ではないはず!」
ミサキもハッキリそう言った。
「カズキさん。立てますよね。立って戦って下さい!」
ミサキの後ろからナナミもそう言った。
「立ってェェェェッッ!」
「「「「「カズキィィィッ!。スレイヤーァァァッ!」」」」」
「(・・・)」
カズキは息を切らしながら力を振り絞り、ゆっくりと脚を立たせ、息を整えながら立ち上がった。
「(まだ行けるか?ミヅハノメ!)」
『(勿論だ。カズキ)』
「(仕留められなくても、撃退には追い込んでやる。行くぞ!)」
『(ああ)』
ゆっくりと息を吐きながら、カズキは構えを取った。
「バカナ。貴様ハ完全ニスタミナギレノ筈」
そう言ったリョウタは力を振り絞りながら圧縮させた魔力の塊をカズキに放った。
カズキは右腕のアームドスレイヤーに微かな水縹色の魔力を発生させると次々と撃ち出される魔力の塊を受け止めた。
「(これは、俺だけの力じゃない。色んな人や者達から託された力だ。自分を過信し、他者を見下すお前が、勝てるが訳ない)」
カズキは受け止めた魔力を全て水縹色の魔力で包み込み、圧縮させ、自身の魔力に変えるとそれを拳から腕にかけて纏わせ、走り出した。
そしてリョウタの胸元に【魔力変換型カウンターストレート“ブレイブカウンターインパクトストレート”】を喰らわした。
リョウタは苦痛の声を挙げながら後ろへ吹き飛ばされると両脚を滑らせながら体勢を立て直した。
再び息を切らしながら、両者は顔を合わせた。
が、今度はカズキが先に仕掛けた。
尋常じゃない速さで点滅するエナジーコアに右腕のアームドスレイヤーを添え、リベレーションから“リベリオンソード”を展開するとカズキは雄叫びを挙げながらリョウタに突っ込んだ。
「ッ!。クズガァ!」
リョウタは再び右手の平から魔力の塊を放出した。カズキはそれをリベリオンソードで斬り裂きながらリョウタに接近するとすれ違いざまにリョウタの左脇腹を斬り裂いた。
「・・・」
傷口から徐々に分子分解されていくリョウタの身体。リョウタは両手に赤黒い魔力を集中させるとそれを傷口にそえ、分子分解を無理矢理阻止すると苦痛の声を挙げながらその場にしゃがみ込んだ。
「そんな....」
「分解を、阻止した....」
誰もがリベリオンソードがリョウタに効かないと思った。
だが敢えて言うならそれは違う。
スタミナ切れ寸前のところで無理矢理展開したリベリオンソード自体が、普段の60%しか出力が無かったのだ。その状況でリョウタが放った魔力を斬り裂く事で防いでいた事が追い討ちをかけ、出力は40%未満にまで減っていた。
分解阻止されたのは、当たり前だった。
その証拠に、リベリオンソードを消滅させたカズキはバッテリーが切れたかの様に身体のウォーターグリーンの部分をシルバーに、アクアグリーンの部分をブラックへと変えた。
つまり、破壊者自体もスタミナ切れだった。
「・・・クソガ!」
カズキを後ろにしゃがみ込むリョウタは全身を赤黒い魔力で包むとその場から姿を消した。
「(・・・終わっ、た?)」
カズキはその場に倒れ込むと全身をウォーターグリーンカラーの魔力で包むと閃光と共に元の姿に戻った。
「カズキさん!」
「カズキ!」
サトミとマツリは真っ先に飛び出した。
“スレイヤー”対“闇の巨人”の激戦は、こうして幕を閉じた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます