第13話 中学時代⑨ 最初で最後の仮病

これもまた2年の1学期のお話。


班ごとで研修に行くという魔のイベントがありました。


当然、Aさんと一緒です。


これは時系列的には前回のお話よりは前のことになりますが、彼女が私を弄ぼうとしているのはひしひしと感じていました。


準備段階から、私はからかわれており、これを1日なんて耐えられないと思いました。


当日、私は体調不良を訴え、学校を休みました。


罪悪感よりも、ほっとした気持ちの方が大きかったです。


行ったとしても、授業になんてなりません。


そんなの分かりきっていました。


今でも、この日は行かなくてよかったと、この決断は英断だったと思っています。




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