第9話 中学時代⑤ 部活動の話(1)

私が部活動の話をするにあたってその前に言うことがあります。


私は、中学入学後にあった体力テストの50メートル走で左膝の炎症を起こしました。


これが私をずっと蝕むことになります。


私は卓球部に所属していました。


小学校のクラブ活動でも卓球クラブだったことや、友達が卓球部に入ると言っていたので、私も一緒にと入部しました。


そのすぐ後に怪我。


辛かったです。

ランニングすら上手くいかない。


通院で痛み止めを貰ったりして上手く付き合おうとしたのですが、完全に痛みが無い時もあるにはあるんですが、基本痛みがあり、万全ではありませんでした。


1年生の5月頃だったと思いますが、1ヶ月間部活を休みました。


ある程度良くなったので、復帰したら、

「あんな子いたっけ」

と言われたのをよく覚えています。


そして、同学年のメンバーのグループが固まっていて焦りました。


幸い、友達がいたので大問題とはなりませんでしたが、軽めの恐怖を感じました。


長く休むことの弊害というものを思い知ったのです。


しかし、私の良くないところで、万全ではない状態で復帰したので、すぐにまた悪化しました。


しかも、庇っていたことにより、右膝にも炎症を起こして、生活が辛くなりました。


痛みをごまかしながら、通っていましたが、迷惑も掛けていました。


だって、練習相手が怪我人なのですから。

強くなりたいなら、ちゃんとした人と打ち合うべきです。


でも、私の中途半端さがみんなの邪魔をしていたと思います。


当時はそこまで考えられておらず、申し訳なかったと思っています。


そうやって、良くなったり悪くなったりを繰り返して、私は1年生を終えました。


問題は2年生になってからでした。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る