第6話 中学時代② 不登校になった
皆様ごきげんよう。
遥です。
前回は私がおかしくなっていく前触れをお話しました。
私はテストを終えて現状に絶望しました。
それでも担任の先生はまたやってきました。
もう来ないで欲しい。
それが私の望みでした。
その時私は家のトイレに籠っていました。
そして、出てくることができず、この日は休むことに。
母は私を注意しました。
先生に迷惑をかけちゃダメだと。
私は自分の思いをぶつけました。
「死にたい」
私は母にそう言ってしまいました。
言ってすぐに後悔しました。
初めて見る母の泣き顔でした。
それなのに、私のその願望はどうやっても嘘ではなく本心でした。
前回お話していませんでしたが、私は部活でも人間関係に悩んでおり、細々とした苦痛が一気に押し寄せた状況でした。
また、カットしたお話(辛い経験)が他にもあってもう限界でした。
その経験は次回お話します。
私は母とずっと泣きました。
母は私に謝りました。
母は何も悪いことをしていないので申し訳なかったです。
むしろ感謝したいくらいでした。
私を温かく包み込んでくれて、あ、私は死んじゃダメなんだなって思えました。
それでも、そう簡単にその願望が無くなるかと言うとそうではありません。
私はそれから不登校になりました。
私は前が見えなくなっていました。
結局は絶望しか残っていません。
それまでの私には勉強と部活しかありませんでした。
それがもうない。
勉強は大好きだったはずなのに、嫌いになっていました(このことも今度詳しく)。
部活にももう行けるような状況ではありません。
そう、私にはもう何も残っていないのです。
中学生の私からしたら、全ての可能性がなくなったと思いました。
もう高校も行けないや、とか。
何者にもなれない、とか。
死ぬ以外ないじゃん、って。
それを家族という存在だけでなんとか耐え忍ぶ日々でした。
次回、より詳しく私を蝕んだ出来事をお話します。
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