第5話 中学時代① 思春期の到来
皆様ごきげんよう!
遥です(^^♪
私の中学時代は意外と黄金時代でもありました。
自分で言うのもなんですが、成績優秀で、テストではいつも学年1位を争い、大変努力家でした。
そんな私がおかしくなり始めたのは中学2年終わり頃。
1度授業中に腹痛でトイレに行くことがありました。
恥ずかしくて仕方ありませんでした。
おそらくこれもきっかけの一つです。
たかだかそんなことをって思いますが、とんでもない苦痛でした。
私はとにかく目立つのが苦手。人前で喋るのは大嫌いでした。
それなのに、成績がいいから代表して発表してくれだの、委員をやってだの言われるのが辛かったです。
私、そういうの向いてないのに……。
頑張ってやったこともありましたが、ストレスは蓄積されていきました。
そして、学年が上がり3年生。
クラス替えです。
私はそれまでの5年間、親友と同じクラスだったのですが、久しぶりに別クラスに。
逆に苦手な人が同じクラスに。
私はどうしてか緊張で腹痛を催すようになっていました。
そして、周りの視線がすごく気になる。
同じクラスに友達もいましたが、それでも周りが全員私の敵のように思えて仕方がありませんでした。
私は休みがちになりました。だって、行こうとするとお腹が痛いんですもん。
でも、ずっと学校に行かなくなるのは良くないということで母に叱られました。
そして、新学期早々、テストがありました。
私のために担任の先生が車で迎えに来てくれて、私は渋々学校へ。
毎回のようにトイレに行き、ろくにテストを解けず、奇異の目で見られます。
先生方も私の態度の急変に戸惑っているようでした。
そりゃそうですよね。だって私、優等生だったんですから。
私は怖くて怖くてテストどころではありませんでした。
テスト中は視線なんて向いてないはずなのに押しつぶされそうになって苦しかったし、トイレに行っても、チャイムが鳴って、トイレから帰ってきた私を見ながらひそひそ話すクラスメイト。
それでもその日は帰るという選択はせず、学校には最後までいました。
担任の先生は放課後、「最後までいれたね。すごいじゃん」と私に言いました。
悔しかったです。
その先生はその年にやってきたので、私のそれまでの優秀ぶりを見ていません。
私はそんな初歩的な褒め言葉いりませんでした。
そして、毎時間監視の先生が異なるため、私がまともに受けていないことも把握していなかったのか知りませんが、私は褒められるようなことをしたつもりはありません。
そこで私は見てくれていないと思いました。
冷静になれば、先生は私のことを思ってくれていて、わざわざ迎えにも来てくれる素敵な先生です。
今でも感謝しています。
しかし、その時の私はひねくれていました。
私は絶望しました。
近くに理解してくれる人はいないと思ったのです。
長くなったので、今回はここまでにします。
次回、私が不登校になった話です。
良かったら読んでやって下さい。
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