第91話 ★
〜里恵視点〜
そんな風にしていると、急に守君がお話しがあるって。…どうしたんだろう?私、何かしちゃってたかな?
私が不安になっていると、なんと!私と付き合いだしたことの報告でした。…嬉しいけど、恥ずかしいよ。
そしたらお父さんが私が妊娠したんじゃないかって。もう!デリカシーなさすぎだよ!そんなわけないじゃん!まだ初体験も済ませてないのに!…何回も誘ってはいるんだけど…。
…でも、そんなに言うならヤっちゃってもいい、かな?もう付き合ったんだし、そういうことをするのは普通、だよね?…それに、私もちょっとそういうのに興味はあるし。守君となら、その、シたいなって。
…だけどやっぱり断られちゃって。まぁ、確かにいきなり今日は早すぎなような気もしますし、守君は他の女の子に呼ばれてるのを忘れてました。…ほんの少し心配ではありますが、それを見て告白に一歩踏み出せたこともありますし、何より守君を信じてますからしっかりと送り出します。
その直後のことです。お母さんがお泊まりを提案してくれました!それには私も大賛成です!今度は私が守君の寝顔を見てあげるんですから!それに、夜這いとか?そのまま添い寝とか?初体験とまではいかなくてもギュッて抱きしめたりできるかも!
…それなのにお母さんは私と一緒の部屋でって。…最高すぎです!!そんなことしていいんですか!?それってもう天国ですよね!?…私、大人の階段を上っちゃったり!?
ナニか間違いがあっても年頃の男女を同じ部屋で寝かせたお母さんのせいだよね?私が襲っちゃっても問題ないんだよね?私の好きにしていいんだよね?
…なんて、半ば興奮していてもやっぱり多少の緊張はあるもので。大好きな彼氏と同じ部屋で、なんて意識しない方が無理ですよね!?これ、ちゃんと今日寝れるのかな?…色んな意味で。
そうして守君はちゃんと戻ってきてくれると約束してくれました。そしてお泊まりも考えておくって。…やっぱり、難しいのかな?彼氏になってくれたんだから私が嫌いってことはない、よね?恥ずかしがってるだけなんだよね?
守君を見送った後、私はどうすれば守君とお泊まりできるのか考えました。そして閃いたのは一つの案。守君が私の家に泊まるんじゃなくて、私が守君の家に泊まればいいんじゃないかってことです!これなら守君のご両親にも挨拶できて一石二鳥です!
そうと決まれば早速準備をします!特に重要なのはやっぱり勝負下着、ですよね!?守君はどんなのが好きなんでしょうか?やっぱり男の子はセクシーなのがいいのかな?それともフリルとかリボンとかがある可愛い系?…あえて何も身につけない…は流石にダメだよね?
…とりあえず手当たり次第にバッグに詰め込みます。それでも、シワにならないように丁寧に、だけどね?それから、パジャマもスケスケなやつとモコモコなやつ、両方とも入れておきましょう!明日着るようの服も…うん。セクシー系と可愛い系、どっちも対応できるようにしておかなくちゃ!
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