第12話

 さらに、数週間後


 「はぁ??」


秋 「いや、そのさぁ。別に私はそこまで嫌いじゃなかったんだよね。優のこと」


 急に友達からあの人に合わせて欲しいと頼まれて驚く


「いや、別に嫌いじゃないからって別に会う必要なくない」


友達は、辞めたことは知っているが家に居ないことは知らない


 「いや、そのね。実は前に優に助けられてね」


「あいつに?」


「そうまぁ、ほら、私1人の時期あったじゃん」


確かに秋は最初は一人だったけど


「その時、寺達からいじめられてて、まぁ優守ってくれてたんだよね」


そんなことが・・・って、そういえば一時期、寺たちから同情されたことあった。


「・・・うん、春もその様子だと思い当たることあったね。そう、前に寺が急に春のことをすごい言い出したじゃん」


「あったね」


「それは、私を守りながら春のことを守るダメだったんだよ」


「・・・はぁ?なにそれ?」


「ほら、嫌われものに味方すると、その人も嫌われたりするじゃん。」


「そうだけど、それが私を守るのにどう関係あるの?」


「それは、ゆうの妹だしね。」


・・・妹


「だから、春には迷惑を掛けない為に、自ら寺たちに嫌われて、春には迷惑ばかり掛けてるって感じにして、春とは無関係所か、春とはむしろ悪いですよってアピールしてたんだよね」




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る