第13話
嫌なほど、予想が出来てしまう。
あの人なら
「・・・でも、それからしばらくして寺たちもイジメを辞めて、私も春達と仲良くなったんだよね・・・それ恩を仇で返してたんだ。」
秋は普通に笑顔でこんなことを話す。
まるで友達に悪いことをして、
まぁいつものことだから許して、と言うように
「だから、その。やっぱりあの時の忘れられなくて・・・うん、やっぱり覚悟決めた」
そして
「私、優が好き。誰がなんと言おうとも!ごめん春は嫌いかもだけど、私は優のこと好きなんだ。だからお願い!!優に合わせてくれたら、何でもするから合わせて欲しい!!」
それは必死の覚悟で、しかもクラス全体に聞こえる話す。
これは嫌われものを好きになる・・・そんな状況を自ら作り、覚悟を示したということだ。
「・・・もういない」
「えっ?」
「優はもう居ないの!!」
「居ないってどう・・・言う・・・」
春は耐えられなくなり、バックを持って廊下に走った。
「・・・春!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます