第26話 『026 団長ムヒの後悔』
『026 団長ムヒの後悔』
俺は獅子の聖者の団長ムヒ。
現在は騎士団が懸賞金を出した話を聞いた。
騎士団は俺の獅子の聖者を信頼していて、直接俺にも言ってきたわけだ。
内容はと言うと悪役貴族のガイルを探せという内容。
簡単な内容だった割には懸賞金がいい。
団員にもガイルを探すのをやると伝えた。
反対はなかったのは楽な仕事だと思ったから。
しかし懸賞金は先に届けた者に払われるから急ぐ必要があった。
ガイルを探すのに手はかからなかったのは、俺はいくつかの町に知り合いがいてガイルが来たら知らせるようにしたので、ガイルと獣人の女が宿にいるのを知れた。
懸賞金がかかっているので急いで宿に潜入するも街路に逃げられて戦闘になった。
俺の獅子の聖者が圧勝すると思ったが違った。
獣人の女が魔狼族だった。
副団長サジが殺された。
そして剣士サジがガイルに殺された。
予想外の結果になった。
ガイルは聞いていた情報と同じ人物なのかというくらいに異常に強かった。
しかも勇者パーティーも殺したと!
そんなの相手にするのはヤバすぎるだろ。
俺が手におえる相手じゃなかった。
ヤバかった。
あまりにもヤバい。
俺は魔剣ライゼンで切られた。
来なきゃ良かった。
懸賞金などどうでも良かった。
♢
俺は街路でニーナと考えた。
獅子の聖者は殺したのはいいが問題も残った。
50人もの獅子の聖者の死体が街路に寝ているのは、発見されれば大事になる。
まして獅子の聖者はBランクパーティーだし、冒険者ギルドでも有名だろうし、騎士団も動くだろう。
街路には誰もいないから目撃者はいないと思うが、面倒ごとが増えたな。
スタートの町を避けて、この町に来たのに、結果は酷い状況になった。
そこで街にある冒険者ギルドへ行ってみるとした。
リスクもあるが様子を見るだけならいいだろとした。
冒険者ギルドはどの街にも設置されていて、冒険者が利用する。
冒険者は仕事をもらうのにギルドから依頼を受けて、達成すれば報酬を得られる。
依頼は冒険者のランクによって分けられている。
最高に上位なのはS、Aランクがあり勇者パーティーや有名なパーティーとなるも、人数は少ないし冒険者の憧れの存在だ。
D,Fランクは逆に初級者の冒険者のランクになる。
弱い魔物を討伐するのが主な依頼となる。
貴族のガイルがギルドに来ることない。
あくまで戦闘と護衛が多い。
少ないが鉱石を取ったり薬草の採取もある。
「ギルドっていうから強いのかと思いましたが、私が倒せそうな奴らです」
「ニーナが強いんだよ」
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