第5話 『005 魔剣ライゼンを取る』
『005 魔剣ライゼンを取る』
◇
俺は勇者オーディナル。
町で違法な奴隷商人ケアズを追っていた。
調べると店は発見した。
奴隷商人を追求すると俺に一人の獣人の女を紹介してきた。
獣人の女は名前はニーナと言った。
俺が買わないとひどい目にあうと泣き出す。
本当に酷い連中だ。
俺は獣人の女を購入を決める。
すると奴隷商人ケアズは、にんまりと笑みを作る。
この笑顔をみて俺は奴隷商人を拘束ではなくて殺すとした。
あっさりと死んだ。
そして奴隷商人よりもさらに悪がいる。
悪徳な商売を影で支える貴族。
ガイルだ。
こいつだけは絶対に許せない人間だ。
生きている価値もない。
殺すとしたが、そこで予想外が起きた。
貴族ガイルはオーガ斬りを覚えた。
オーガ斬りは極めて危険なスキル。
ガイルを殺すのを失敗した。
貴族ガイルはダンジョンに行くはずなのは、魔剣ライゼンを取るだろう。
ライゼンとオーガ斬りの組み合わせは最悪な組み合わせとして有名。
破壊しないと世界は危機になり地獄が待っている。
あの貴族は悪事を何でもする汚い人間。
生かしてはいけない人間。
俺の氷魔法が許さない。
◇
勇者オーディナルが魔法の詠唱を開始した。
その時に俺に接近してきた人物がいた。
こいつは悪役の俺が仕込んだ盗賊だ。
町でダンジョンに行く前に盗賊に金を渡した。
金を渡すからダンジョンの最下層にある魔剣ライゼンを取ってこいという契約をしていた。
つまりは最悪のことを考えて先手をうっていたのだ。
大金を渡しただけはあった。
悪役のガイルらしい汚い手である。
俺がダンジョンに来るよりも先に来て、魔剣ライゼンを取ってくれて俺に手渡した。
貴族ガイルは魔剣ライゼンを装備しました
「よし、俺の願いは、かなった。これで俺は最強だ」
「しまった! ガイルがライゼンを! 遅かったか、氷魔法で殺すしかない、アイスホワイト」
勇者オーディナルは俺がライゼンを入手したのを見て、慌てる。
最下層は全部が氷つく。
どうやったらこんな魔法が作れるのか。
俺の足元まで氷が張り詰める。
俺が雇った盗賊はかわいそうに凍ってしまい死んでいた。
「オーガ斬り。俺は負けない。どんなストーリーでも変更してやる。生き抜いてやる!」
「なに、アイスホワイトが割られた。絶対に割れない氷が。あああああああ!」
「勝った。勇者オーディナルに俺は勝ったんだ」
勇者が誇る魔法のアイスホワイトは俺もわかっているし、プレーヤーならどれだけエゲツない魔法かを知っている。
そのアイスホワイトをぶち破り、勇者オーディナルを討伐した。
ダンジョン最下層には勇者オーディナルと俺が雇った盗賊の死体となった。
2人が戦い引き分けになった風に思わせることにしたのは、勇者オーディナルが死んだのは誰が殺したかと疑いが起きるから。
心配もあったのはメインストーリーでは勇者オーディナルが生きていくものであるから勇者が死んだ時点でストーリーは終わるのが通常だ。
しかし俺が生き残るためにメインストーリーからサブストーリーに変更させて、勇者オーディナルを殺して全て終わるのかが気になっていたが、終わっていない。
「まだストーリーは続いているな。必ず生き残る、俺は。たとえどんな汚い方法だろうが」
メインもサブも終わらずにまだストーリーは続くなら、俺は生き残れる。
この先に俺が生き残れるルートがある限り。ルートがないなら俺が変更して作ればいいよな。
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