5話
優斗は電源をけし、椅子から立ち上がる。そして外に出る。
その数分後、彼の弟である陽が現れた。
彼は3年前のあの日から性格が変わったかのようにおとなしくなった。しかし彼は元々いたずらっ子気質。普段は入れない部屋が開いているというのは、少年の好奇心、いたずらをしたいという気持ちを掻き立てるには十分だった。
「ユウ兄の部屋だ!この時間になるといつもは閉まるのに…入っちゃお。少しぐらいいいよね」
彼はキラキラした目であちこちを見たり触ったりする。そして…押したのだ。
配信ボタンを。
カウントダウンが始まる。
ー配信開始まで19時間
この日、優斗の人生が大きく変わった。そして幼馴染達との約束を果たすきっかけになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます