トラック4:穴場的神社で指かきしてもらいながら環境音を録ろう!【電車の音、外からの音、踏切、ベンチでひざまくら、タッピング、指かき】

(時間場所:小さめの駅~細い道、近くを小さい電車が走っている、観光客多め、)


(SE:交通系ICカードが改札を通る音、ふたり分)

(SE:アタッシェケースを持ち直す音。カチャッという金属音、KU100のケースを想定)


(位置:左、中距離)


(はしゃいだ声で)

あ、違うよこっちこっち。

(SE:足音、足早に、『キミ』が彼女に駆け寄る)


(位置:左、近い)


(はしゃいだ声で)

他の観光客はあっち向かってるけどね。

わたしたちはこっち♪

そもそもひとがいっぱいの場所じゃ、

ASMRの収録にならないからねぇ。


(SE:足音、ふたり分、並んで歩く、続ける)


(自慢げな声で)

ふふん♪ 知る人ぞ知るって場所があるんだ……。

と言っても、広告や観光雑誌の写真で

よく使われてるけどね。

ドラマのロケ地になったり、マンガの聖地にもなってるよ。

(SE:踏切警報機の音、続ける)

(SE止め:足音ここまで)

ほら、ここ。

すごいよね。鳥居の真ん前に電車走ってるんだもん。

初めて知ったときはびっくりしたよ。


(SE:電車の走る音、あまり早くない、うるさくない、四両編成)

(SE止め:踏切警報機の音、ここまで)

(SE:足音、ふたり分、並んで歩く、続ける)


(おだやかな声で)

しかも穴場スポット。

おだやか~な雰囲気で、程よく賑やかで、

(SE:草木の揺れる音、風の音、木が高いので少し離れたところから聞こえる、トラック終わりまでランダムに聞こえるように)

さささ……。涼しいね。

お昼寝だけしに来たいくらい……。


(自慢げな声で)

キミはそこのベンチで休んでて。

わたしは神社のひとにあいさつしてくる。

ここでの収録も『特別な許可』をもらってるんだよ。

(SE:足音、砂や砂利、足早に、彼女がそばの社務所に向かう)


(SE:足音、砂や砂利、ゆっくり、『キミ』がそばのベンチに歩く)

(SE:アタッシェケースを下ろす音)

(SE:踏切警報機の音、続ける)

(SE:電車の走る音、あまり早くない、うるさくない、四両編成)

(SE止め:踏切警報機の音、ここまで)

(SE:足音、砂や砂利、ゆっくり、ヒロインが『キミ』がそばにやってくる)


(位置:左、近い)


(うっとりした声で)

カンカンカンカン……っていう踏切の音も、

神社の前だからか抑えめに感じる。

思った通りいい音が録れそう……。


(少し自慢げな声で)

さて、次の電車が来る前に準備しないとね。

(SE:ジッパーを開ける音、マイクスタンドを出す)

(SE:金属の棒が擦れる音など、マイクスタンドを組み立てる)


(おだやかな声で)

なんだかキミ、寝ちゃいそう。

ここでは環境音とのんびり雑談を

録る予定だったけど予定変更かな。

(SE:アタッシェケースを開ける音、カチッとロックを外す、二回)

(SE:プラスチック同士がぶつかる音、ゴム製品同士がぶつかる音、軽く、雑にがさがさ)

さっきはわたしが寝ちゃったから、

今度はキミがお昼寝していいよ。

マイクはわたしが見てるから安心して。


(やさしい声で)

予定変更していいのかって?

いいのいいの。

演劇の舞台とか、映画の撮影はナマモノなんて言われるように、

その場の状況とか役者さんのノリで変わったりするんだ。


(少し自慢げな声で)

だからね、生の音を録るASMRも同じ。

そのときの状況でいいと思った音を録るのが一番。


(やさしい声で)

それに、お外の収録はここでおしまいだけど、

まだ移動があるからね。キミには休んでほしいな。


(ぱっと明るくなって)

そうだ、ひざまくらしてあげようか?


(やさしい声で)

音の邪魔になったりしないよ。

むしろいい音が録れるかもしれないからさ、

収録に協力すると思って……、

おいで。

(SE:髪、布がこすれる音。『きみ』がひざまくらに乗る音)


(位置:左、至近)

なでなで……。少し休もうね。

マイク入れてるけど気にしないでいいよ。


(10秒ほどやさしい息づかい。『キミ』を落ち着かせるように)

(SE:踏切警報機の音、続ける)


(声:ささやき、有声、続ける)

(おだやかな声で)

電車、来るよ?

(SE:電車の走る音、あまり早くない、うるさくない、四両編成)


(おだやかな声で、SEにあわせてオノマトペ)

ガタンガタン……ゴトンゴトン……、

ガタンガタン……ゴトンゴトン……。

(SE止め:踏切警報機の音、ここまで)


(少し眠い声で)

都心の電車と違って落ち着いてる感じがいいね。

観光地だから本数がそこそこあって、

ほどよく音が聞ける……。

意外と睡眠導入に向いてるかも。


(10秒ほどやさしい息づかい。『キミ』を落ち着かせるように)

(SE:指かき、左、やさしく、続ける)


(甘える声で)

くりくり……。

えへへへ、キミの耳を見たら触りたくなっちゃった♡

そのまま楽にしてて、勝手にくりくりするだけだから。


(10秒ほどやさしい息づかい。指かきの音を聞かせる)


(電車のガタンゴトンみたいなリズムでオノマトペ)

くりんくりん……すりゅっすりゅっ……、

くりんくりん……すりゅっすりゅっ……。


(10秒ほどやさしい息づかい。指かきの音を聞かせる)

(SE:踏切警報機の音、続ける)


(甘やかす声で)

あ、電車来るよ。

ガタンゴトンって音、聞く?

……わたしの声もほしいんだ。

ウトウトしてるキミは甘えん坊でかわいい♡

(SE止め:指かきここまで)


(SE:電車の走る音、あまり早くない、うるさくない、四両編成)

(SE:タッピング、電車の音、オノマトペと合わせて)

とんとんとん……とんとんとん……、

とんとんとん……とんとんとん……。


(SE止め:踏切警報機の音、タッピング、ここまで)


(声:ささやき、無声、続ける)

(少しはしゃいだ声で)

電車の音にあわせてお耳とんとん、どうかな?

なんだか電車に揺られてるみたい?

路線によるけど、電車に乗ってると眠たくなるよね。


(声:ささやき、ここまで)

(位置:左、近い)


(甘やかす声で)

右耳もかきかきしてあげよっか?

反対に顔を向けられる?

うん、じゃあ、マイクの向きも合わせて動かさなきゃ……。


(SE:髪、布がこすれる音。『キミ』が動く音)

(位置:右、近い)


(やさしい声で)

指かき、再開……。

(SE:指かき、右、やさしく、続ける)

かきかきかきかき……。


(10秒ほどやさしい息づかい。指かきの音を聞かせる)


(甘える声で)

気が早いけど、また旅行に行きたいね。

くい、くい、くい、くい。

今日はそこまで遠出ってわけじゃなかったけど、

今度は遠くがいいかも。山と海どっちがいいかな?


(少し自信のない声で)

あ、わたしが選択肢を出しちゃダメかも。

わたしは『いい音がする場所』って基準で選んじゃう。

だからキミが選んだほうがいい。

(SE:ここだけタッピングにする。次のセリフで指かきに戻る)

とん、とん、とん、とん。


(位置:右、至近)

(声:ささやき、有声、続ける)


(甘える声で)

そんな寝ぼけた声で「まかせる」なんて言ってもさぁ……。

かわいいけど、わたしはキミが選んだ場所に行きたい。


(迷った声で、楽しげ)

収録とか配信とか一旦距離をとると

新しい音を見つけられるかもしれないし……。


(10秒ほどやさしい息づかい。自分が落ち着くように)


(照れた声で、ちょっと自虐的な)

ほら、やっぱりASMRのことを考えちゃう。

今は無理に考えなくていいよ。

わたしもすぐにはスケジュールを取れないし、

エルフみたいに耳を長くして考えておいてね。

こい、こい、こい、こい。


(10秒ほどやさしい息づかい。『キミ』の様子を見る)

(声:ささやき、無声、ここのみ)


(甘える声で)

変なたとえをしたのに、ツッコミがないよ?


(5秒ほどやさしい息づかい。『キミ』の様子を見る)

(声:ささやき、ここまで)


(SE:カラスの鳴き声)

(位置:右、近い)


(少しおどろいた声で)

わ、びっくりした……。

キミってばひざまくらとベンチから転げ落ちそうだったよ?


(5秒ほど息づかい。『キミ』がお礼を言うのを聞く)


(少し自信のない声で)

う~ん、確かにわたしが落ちないように

キミを支えてあげたけど、

「助けてくれた」は大げさだよ。

いつも助けてもらってるのはわたしだし……。

これくらいじゃお返しできてないよ。


(5秒ほど息づかい。『キミ』がお礼を言うのを聞く)


(うっとりした声で)

「それでもありがとう」なんてもう……。

キミはやさしいんだから……♡


(10秒ほど息づかい。照れてしまったので落ち着こうとしている)


(SE:踏切警報機の音、続ける)

(はっと気がついて)

そろそろチェックインできる時間かも。

あともうひとがんばりお願いね♪

(SE:電車の走る音、あまり早くない、うるさくない、四両編成)


(電車の音とともにフェードアウト)

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