第8話 数列の謎 解ける

「勿論です。私 探偵ですから。」


私は 日記を奥様に見せた。日記をお読み下さい。「この日記は 幾度も見たわ。ごく普通の日記じゃないかしら、この日記に 謎が隠されてるの?」里美は まじまじと日記を見た。


すずは「この日記の改行の頭の文字に注目してみてください。」


奥様「えーっと。改行の頭?『寒、い、が、に、…』かしら。どう言う意味?」


すずは「漢字は、『ひらがな』にして,読んでみて下さい。奥様「寒暖差→かんだんさの 『か』 『い』 『が』 『に』 日にち→ひにちの『ひ』 甘い→あまい 『あ』


ーーーーーーーー

か、ん段差が激しく季節の変わり目を感じる


い、つからか暖房を使わなくても 大丈夫だ


が、余り 薄着は、よくないようだ 体調


に、は、気をつけなければならない。


ひ、にち薬だと思い無理しない様にはしてな


ん、としても5月までは生きていたい。体に


と、マトがいいらしく栄養たっぷりだと里美


が、真っ赤なトマトを買って来てくれた。


あ、まいトマトだった糖度が13どくらいはあ


る、ようだった。

            ーーーーーーーー

『か、い、が、に、ひ、ん、と、が、あ、る』

『絵画にヒントがある』


里美「あら!すごいわ。で どんなヒントかしら?」 


すずは「金庫を開く為の数列が 絵画に隠されていると思うんです。 きっと この五十嵐君が 数字の隠されている絵画を見つけているはずです。五十嵐君‼︎」と すずはが 自慢げに 五十嵐の肩をたたいた。


五十嵐「玄関の絵画は 窓が35 階段のひまわりは87本 この部屋の薔薇の花束は96本

『35 87 96』」


すずは(えーマジで⁈見つけてたん 五十嵐!助かった〜。あんたは、すごい‼︎わたしゃトント分からんかった。五十嵐よ あんたは 神やー。)すずは.は、一か八か五十嵐にふっていた。


すずは.は、五十嵐が 見つけていたか、どうかは、定かでは、無かった。


里美「すごいわねー。いつ数えたの?」

五十嵐「一眼見れば 分かります」

里美「きみ すごいのね」里美は ニコニコして,五十嵐を見た。


すずは(五十嵐君、天才なん?絵画の数一眼で、わかってたん。やっぱ 記憶力抜群なんじゃないの?いやー期待の星だわ)と 心で、五十嵐を見直した。


五十嵐は(すずはさん むちゃぶりは、やめて下さい)と思いながら、すずはに疑いの目を向けた。


すずは.は、素晴らしき相棒を見つけた。と ニヤニヤが 止まらなかった。


すずは「じゃー蔵に行きましょう」と3人は、書斎を出た。階段のひまわりの絵画の下で すずは.は、止まり


すずは「えーと ひまわりが1.2.3……14.15」五十嵐は すずはのコスプレの尻尾を引っ張り半端強制的に 蔵に連れて行った。


金庫の前に着くと 五十嵐が 金庫に耳を当て ダイヤルを回し始めた 右に4回 回し0に合わせた。左に2回回し35 右に2回回し87 又左に2回回し96に合わせた 


すずはが「これで 開くわね」 

五十嵐はクスっと微笑し「まだ イロハがありますよ」

すずは「あちゃーイロハが あったかー 奥様心あたりの何か思い出の言葉とか あります?」と尋ねた。奥様は 困った顔をしていた。すずはが 閃いたのか「奥様の名前 たしか 里美さんでしたね さ、と、み」


奥様「私は さ、と、み です」

すずは「それだわ、それ 五十嵐君 合わせてみて」五十嵐は サ、ト、ミ と回した。鍵穴に鍵を差し込み 回すと カチッ‼︎と 小さな音がした。


すずは「奥様 開けてみてください」 観音扉のレバーを里美は 掴み縦を横に捻り金庫の扉を引っ張った。

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