桃太郎 2話

むかしむかし、ある国に荒廃した村があったとさ。

それはもう荒れていて、そこだけ文明が行き届いていないような貧相な村だったそうな。

そんな場所におじいさんとおばあさんが住んでいた。


「じいさま、貯蔵庫の中の食糧がもう底をつきそうですよ」

「そうかそろそろ狩りに行かなきゃいけない時期か…。しかしばあさま、飲料水も雨水だけでは足りんくなってきたぞ」

「大丈夫ですよ、水は私が行きますので。じいさまもどうぞお気をつけて」

「ああ、ばあさまもな」


そう言うと、おじいさんは山へ動物を狩りに。

おばあさんは川へ飲料水をくみに行きました。


〜同時期、桃の中より〜


暗い…なんだここ、ここから出してくれ!

俺は、父さんと母さんを助け出さなきゃいけないんだよ!


手当たり次第に自らが包まれている殻のようなものを蹴る


いってぇ、内部からの衝撃では開けられないようになってるのか?

というか、そんなこと言ってられない

俺は一刻も早く…


えっと…あれ、なにがしたかったんだっけ?



あ、れ…? 俺って誰だっけ…?



やばい、意 識  が   

と     お   の       く









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あの昔話がバトル漫画だったら… ねんごろ @yuzu110631

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